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\ オーバータイム!/
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寝子島高校
寝子島に長月の風吹いて
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その頃、職員室では智瑜が
桐島 義弘
を訪ねていた。丁寧に挨拶をすれば、義弘もまた僅かながら微笑んで出迎える。
(久しぶりにあえて嬉しいです)
緊張しながらもときめく胸を押さえつつ歩く智瑜であったが、思わず電気コードに足を引っ掛けてしまう。
「きゃあっ!」
思わず悲鳴を上げる彼女だったが、そつない動きで義弘が受け止める。まるで抱きついたような格好になってしまい、智瑜の顔が真っ赤になる。
「宮祀、大丈夫だったか?」
「は、はい……」
義弘がそっと問いかける。智瑜は恥ずかしさと嬉しさから小声で答えると、彼は「よかった」と呟いた。そうしつつも伸びているコードを脇によせ、厳しい表情になる。その間に智瑜は目の前に居る教師のズボンの尻あたりが破れていないか確認した。
(良かった。破れていませんね)
それにほっ、としていると、義弘は彼女に早めに教室へ戻るように告げる。これから風紀委員の仕事を見てくるので職員室を後にするそうだ。智瑜は頷くと、そっと職員室を後にした。
*学校は新学期から賑やか?
寝子島高校の正門では、引き続き風紀委員が制服などの取り締まりを行っていた。
「思っていたよりたるんでいないわね。実にいい事だわ」
貴子がそう言う傍らで、咲も「ああ」と相槌を打つ。しかし、油断はせず、違反は見逃さない。
「御剣君、おはよう。……眠いのは解るがしゃきっとしなさいっ」
「うぇーい」
眠そうに欠伸をする
御剣 刀
に対し、咲がびしっ、と指摘する。刀が生返事をすれば咲は思わず立ちふさがる。
「ん……? どうしたんですか矢萩先輩」
「どうしたもこうしたもないっ! 気合が足りんぞ! ほら、ネクタイを締める!」
と、指摘する。刀は花の香りがする風のお陰かそんなに苛々する事無くちょっともどかしそうにネクタイを締めようとするが……上手くいかない。
2人の様子を見ていたのは丁度投稿してきた
安本 マコト
。女の子大好きな彼はポニーテールを揺らして指導する咲ににっこり笑った。
「今日も風紀委員は元気だねー。夏休みが終わった寂しさとか吹き飛んじゃうしさ」
その声で我に返ったのか、咲もまたあいさつを返すも……マコトの服装に目が行った。綺麗にセットされた髪は清潔的でよい。が、問題は服装だ。オレンジの時計とスニーカーはまだいいが緩めのネクタイとズボンに入れられていないシャツが気になった。
「待て。君もネクタイが緩んでいるぞ。御剣君同様、きっちり締めておくことだ」
「え? ほら俺、形にハマるタイプじゃないから、校則意識しつつも個性も意識してるわけよ、マジで」
とマコトは明るく言う。確かに校則違反はしていない。が……、咲は1つため息をつく。
「確かに違反はしていない。が、着こなしや身だしなみの問題だ」
咲が後輩2人に身だしなみが何たるかを簡単に言っている傍を、欠伸をかみ締めつつ歩いていく人が1人。ノーネクタイで歩く
南波 太陽
だった。その姿をみた咲は2人に待つよう言ってから太陽へと声を掛ける。なんか因縁があるのか、その表情は先ほどよりも厳しい。
「ちょっと待て。ネクタイはどうした!」
「あ、矢萩先輩ちーっす♪ いやぁ、暑くてネクタイなんてしてられないっすよー」
「なんだと……貴様……」
太陽の物言いに、思わずカチン、ときそうになる咲。どうにか心を落ち着かせつつも彼女は太陽に向って説教を始める。
それが長くなりそうだと判断した刀とマコトに近寄る影あり。それは今まで別の生徒に指導をしていた五月であった。彼女はキチンと締められていない2人のネクタイに眼を向ける。
「あの……、直しても?」
「「あ、ああ……」」
控えめかつ丁寧な五月の言葉に、刀とマコトは思わず頷いてしまう。五月は丁寧な手つきで2人のネクタイを綺麗に締めるとふわり、と微笑を浮かべる。
「はい、今日も素敵です」
「あ、ありがとう」
「いやぁ、こんな可愛い子に直してもらえるってラッキーだよね?」
五月の言葉に素直に礼を述べる刀と、楽しげに笑うマコト。2人は大丈夫だろう、と頷きあってそれぞれ教室へ向かった。因みに、マコトは「素敵な女の子とダべれるなんて、風紀委員活動ってサイコーだよね」と楽しげに呟いたとかなんとか。女の子が大好きな彼としては貴子や咲、五月の言動も『真面目系』でかわいいそうな。
*正門で止まる人々
(うわっ、風紀いるじゃん……)
正門から少し離れた場所で、
行梨 謡
がげんなりしていた。彼は眠いのを堪え、「転科して今日から新しいクラスなんだし、サボるのは流石に良くないよね」とがんばって学校にやってきたのだが……。自分の出で立ち(染髪+ピアス+鞄からはみ出ている何か)を振り返る。
「うん、大体検査に引っかかるんだよねぇ」
まじまじと現在の姿と風紀委員を交互に見、どうしようかとため息を吐く謡であった。
同じようにちょっと不安げ(でも理由は違う)にしていたのは、
風宮 悠
だった。彼女は頭痛が原因で1学期後半の殆んどを休んでいたのだ。
(久しぶりの学校です……。欠席が多かったから、忘れられて無いですよね……?)
ため息を吐きながらも、その反面久しぶりの登校で、学校が楽しみだという気持ちもある。期待と不安の入り混じった心中で、悠はごくりと息を飲んだ。
そしてこれまたちょっと離れた所では
狩野 マオ
が困り気味に正門を見つめていた。彼女はどうやら、風紀委員が苦手なようだ。
(うぅっ、あの人達から、少しでも離れて、ひっそり通りたいんだけどなぁ。私、大丈夫よね? 大丈夫だよね?)
不安げに制服などをチェックしながら考えたのは、大好きな猫のこと。そして、門あたりに居る風紀委員の姿を脳内で猫にしてみる。
(こんな具合に、風紀にゃんこならいいのに……)
そんな事を考えながら歩いていると、悠と謡の2人とばったり会った。3人の間に妙な空気が流れつつもなんとなく互いの不安などを感じ取る。
「……と、とりあえず行かね?」
「そ、そうですね」
「きっと、大丈夫、ですよ、ね……?」
とまあこんな具合で3人はぽつぽつぎこちなく話しながら正門をくぐる。丁度風紀委員が別の生徒達に気を取られていた為か、3人はなんなく通る事が出来た。
……かに思われた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
98人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月04日
参加申し込みの期限
2014年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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