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\ オーバータイム!/
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寝子島に長月の風吹いて
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「? そこの貴方、止まりなさい」
「!?」
自然体で通り過ぎようとした謡に、貴子が声を掛ける。彼女は眼鏡を掛けなおしつつ厳しい視線を向けた。
「貴方、髪染めているでしょ? それに鞄のから出ている物は何? 授業に関係ない物は……」
貴子がクドクド説教めいた言葉を放てば謡はやれやれと肩をすくめて見せる。
「俺の先祖がウサギさんでね。これは地毛です、地毛。それでこれ(抱き枕サイズうさぐるみ)? これは俺のお昼寝用まくげふんげふん……じゃなくて俺の友達なんだ!」
「そ・ん・な・わ・け・ないでしょ!!」
貴子がより厳しい眼差しを向ける。謡の背中に冷たい汗が流れ、没収されそうならば秘蔵のえっちぃ本(注:ウサギさん愛好家の雑誌です)をあげて見逃してもらおうと考えるのだが……、貴子はちょうど通りがかった風紀委員顧問、
桐島 義弘
と何やら相談していた!!
(まずい! これは本気でまずい!!)
嫌な予感がした謡は逆にこれを好機と捉え、静かに何事もなかったかのようにその場を立ち去ったのだった。
そして、放課後抱き枕サイズうさぐるみについて質問され、没収されそうになって秘蔵のえっちぃ本(注:しつこいようだがウサギさん愛好家の雑誌です)を袖の下的に渡そうとしたがさらにそれも没収されそうになるなどあったそうな。それでも頑張って学校に言った自分を偉い、と思う謡は、少し心が晴れやかになったとか。
ちなみに悠とマオはクラスが隣同士という事もあってか教室まで一緒に行く。その中で少しずつだが打ち解けて行き、「またこれからもがんばろう」と勇気付けられる悠であった。
そんな様子を、立派な車の中から伺う者がいた。赤いリボンがよく似合う少女で、
毒島 虹子
という。彼女は小さくため息を吐きながら風紀委員の動きを見る。その眼差しに滲んだのは嘲笑か、好奇心か……、それは使用人の1人であろう運転手にはわからないことであった。
「あれが、世に言う風紀委員ですか……。時代錯誤もいい所ですわねぇ」
ゆったりと、余裕を持った笑みで彼女は鞄を手に取る。車が止まれば、丁寧な仕草で降り、風紀委員や登校する生徒達に笑いかける。
「ごきげんよう」
こんな風に登場した虹子に気づいた五月が、おはようございます、と一礼する。そして制服のチェックをする。
「いつも大変ですわね、風紀委員の皆さんは」
「そうですね。でも、慣れてきましたから」
五月は虹子の言葉に僅かに苦笑する。視線の先では謡を見失った貴子が僅かに苛々した様子を見せており、別の風紀委員が窘めている。それに虹子がくすっ、と笑っていると五月はリボンのゆがみを見つけ、丁寧に直していた。
「あら……、私としたことが」
「ほら、素敵になりました。今日も一日素敵な物になりますように」
五月にそういわれ、虹子は「ありがとう」と礼を述べて教室へと向かった。
*小学校も賑やかですっ
寝子島小学校の正門では、校長先生の雨宮 花三郎がにこにこ笑顔で立っていた。そして、通学してくる児童たちに穏やかな声で「おはよう」とか「夏休みはどうだったかい?」とかけてくれる。
「おはようございますっ」
「おはようございます」
楽しげな笑顔でやってきた由貴と緊張気味な裕司に、花三郎はやさしい笑顔で返し、教室へ向かう背中を見送る。転入生の事を気にかけていると……。
「おはようございますっ!」
元気な声が返ってくる。ポニーテールと元気な笑顔が弾む
夕鈴 翼
が一礼すると、花三郎もまたあいさつを返す。
「実にいい挨拶だねぇ! さすが上級生だよ~」
そう言われ照れていると、後に気配を覚えた。鮮やかな赤毛と愛らしい赤い瞳が目立つ女の子がびくびくとした様子で正門にやってきていた。片手に地図を持っている所から、転入生かもしれない、と翼は思った。
「おや、おはよう」
花三郎が朗らかに笑いかける。しかし、人見知りしやすい赤毛の少女、スフィアはびくっ、と肩を震わせて後退り。
(こ、怖いよぉおおっ!)
お友達のウサギさんは家でお留守番である。あたふたしたスフィアは小さな声で挨拶を返し、俯き加減にそこを通り過ぎようとする。
「おはよう。大丈夫?」
そこへ翼がにっこりと笑いかけて挨拶する。と、不思議な事にスフィアの胸がちょっとだけドキッ、として思わずきょとんとなる。実は翼が無自覚に持つろっこん『笑顔の魔法』(効果:対象に笑顔を見せる事でドキッとさせることが出来る)が原因である。
翼の優しく明るい笑顔に、スフィアの表情も幾分か和らぐ。
「う、うん……。ちょっと、落ち着いたよ」
スフィアはぺこり、と翼に頭を下げて下駄箱へと向かう。その様子に「大丈夫」だと思った翼もまた同じように下駄箱へ歩いて行った。花三郎はその光景にうんうん、と何度も頷きながら2人の背中を見送った。
(えーっと……教室ってどこだろう?)
裕司が不安げにあたりを見渡していると、由貴が言った。
「4年はこの階で、俺は2組だからここ。何組だっけ?」
「3組だよ」
そう言えば、由貴は「だったら隣だ」とにこやかに案内してくれた。転入生である事は道すがら語っており、色々気遣ってくれたようだ。
「じゃ、またな!」
由貴はそういって元気良く「おはようっ」と教室に入っていく。裕司はありがとう、と呟き、自分も教室へ。すると、気づいたクラスメイトが明るい顔と声で出迎えてくれた。
(ここなら、もしかしたら……)
ちょっとした希望を見出しつつ、裕司もまた恥ずかしそうに挨拶を返した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
98人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月04日
参加申し込みの期限
2014年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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