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*桜花寮も慌し……い?
いつもより早く目覚めた
浅山 小淋
はすっきりとした顔で身支度を整えていた。登校するには充分時間がある、と確認し寮母さんの元へ。
【今日から新学期だから、こんなに早く目がさめたのでしょうか……?】
内心でくすり、と笑いつつ寮母さんへ厨房の使用許可を得る。昼食のお弁当を作るためだ。手早く作業を済ませると、今度は朝食準備の手伝いをしようとした。しかし小淋がお弁当を作り終えた頃には朝食も出来上がっていたので、テーブルを拭いたり食器を用意したり、という準備を手伝った。
その頃の桜花寮・男子側のとある一室。サッカー部の朝練で早起きに慣れっこの
六月一日宮 檸檬
は清々しい気分で目覚めていた。
(よく眠ったなぁ! っと、あいつは……)
伸びをしてから、二段ベッドの下を覗き込む。と、ルームメイトとなった転入生、
楢木 春彦
がまだ夢の中にいた。なんかむにゃむにゃと寝言っぽい事を言っているように聞こえる。
「まだ寝てたのかよ……。おーい、おきねぇと遅刻するぞっ!」
自分のベッドから降りつつ声をかけ、檸檬は軽く春彦を蹴る。と、目が漸く覚めたのか、がばり、と勢いよく起きてベッドの上部で頭をぶつけた。
「いってぇ! つーか俺はボールじゃねぇ!!」
そう言って檸檬を睨みつけるも、またぼーっとしてしまう春彦。その様子に小さくため息を吐きながら檸檬が言った。
「おはよう。今日から新学期だろ? さっさと支度しろ」
そう言いながらも手早く身支度を整える檸檬。春彦も眠気を堪えながらがんばって身支度を整えようとした。しかし、細かい作業を苦手とする彼には難敵が待っていた。そう、それは制服のネクタイである!
(……これをこうして、ここを、こうか? あーっ、上手くいかねぇ!!)
何度かチャレンジする春彦であったが、ついには苛々が募ってネクタイを床へと叩きつける。「ネクタイ、ちゃんとしろよ」と言いかけた檸檬が、思わず言葉を噤む。
「ちょっとまってろ」
檸檬はネクタイを拾うと慣れた手つきで春彦の襟元に締める。その丁寧な手つきに感謝を憶える春彦であったが……なんだか寂しいような気分が胸に沸き起こった。
「やってもらった事には感謝するけどさ……。今、『可愛い奥さん(彼女)にネクタイを締めてもらう』って夢が……」
「お前、未来の奥さんにネクタイ結んでもらいてーのかよ……。でも、夢は砕いたぜ」
「うっわ、その笑顔は何?!」
檸檬の表情と言葉におもわず突っ込みを入れる春彦。そんなこんなでどたばたしながら2人は準備を進めるのだった。
その頃、別の一室のベッドでは……
志波 拓郎
がまだ夢の中にいた。ルームメイトは何度も声をかけるが、起きない。揺すっても起きない為、「先に行く」と声をかけて部屋を後にした。後ほど、拓郎がどうなったかは……後で記す。
檸檬と春彦が桜花寮でやいのやいの言っていた頃。玄関を出た小淋はバイト先が同じである男子生徒、
成城 千里
と出くわした。千里も春彦同様、今日から新しく寝子高に通う事になった転入生である。
(ええ風が吹いてるな。ほんま心地ええわぁ。清々しい気分や。せやけど自分は新しい学校に、馴染めるやろか……)
花の香りのする風に瞳を細めつつもそんな事を考えていた千里は、見知った顔の生徒を見、少しだけ安堵する。
『おはようございます、成城さん』
「おはよう、小淋さん。ええ朝やねぇ」
そこまで言って、千里は内心で驚く。普段に比べ自然と挨拶が出来たのだ! 彼はここへ来るまでは朴念仁だと言われていたが、少しずつでも内気な自分を変えたいと思っていた。その一歩が踏み出せた気がして、嬉しさをかみ締める。
『実に爽やかな朝ですね。私も心が弾みます』
小淋がそう返せば、千里も嬉しくなってしまう。2人は夏休みの事などを話したり、近くを走る小学生の姿に過去を懐かしんだりしながら学校へ向かう。その楽しさに、千里の表情も和らいでいく。
(誰かと一緒だと、こんなにも足取りが軽いんやね)
千里は内心で小淋に、「ありがとう」と言う。それに気づかなかった小淋だったが、千里と共に登校出来る事を素直に嬉しく思っていた。
*早朝の学校で……
――寝子島高校。
新学期早々、朝早く学校に来る者たちがいた。風紀委員である
北風 貴子
や咲の他にも色々な理由があるようだ。
風紀委員の1人である
薄野 五月
もまた、制服をきちんと纏った上で気を引き締めて正門の近くに立っていた。
(もう風紀委員会の皆さんは来ていたのですね)
森 蓮
は正門にいる風紀委員の姿をみて静かに微笑んだ。そして、いつものように朗らかに「おはようございます」と丁寧なあいさつをした。
「おはよう。森君、早いのね」
貴子が凛とした笑顔で出迎える。蓮は「ええ」と相槌を打ち、以前提案した事は効果があったのかと問いかける。
「確か、『校則を守っている人に感謝を伝える』だったわね。効果は多少あったかしら? でも、校則を守っている人の中にはそれが『当たり前』だと感じていて、感謝を伝えたら不思議そうな顔をする人もいたわ」
「そうですか。……少しでも効果が出て嬉しく思います」
蓮がそう、優しく笑えば貴子もつられてか、普段より柔らかな笑みを零す。
「今後も、続けてみようと思っているの。他にも何か思いついたら意見をくれないかしら?」
その言葉に、蓮は「はい」と頷いた。
楽しげに季節の話題などを話していれば、直ぐに寝子高の正門へ。
御巫 時子
は名残惜しいと思いながらも「またお話しましょうね……」と言えば鳥達も帰っていく。
(風紀委員さんは、今日も大変そうですね……)
なにやら取り締まっている様子の貴子を見かけ、心からそう思う。ふわり、と正門をくぐれば、貴子が「おはよう」と凛とした笑顔で出迎えた。
「おはようございます、貴子さん……。取締りですか……?」
「ええ。新学期のスタートですもの。気を引き締める意味も込めて制服のチェックを行っているのです」
貴子は眼鏡を正し、きびきびとした様子で答えながらも違反をしている生徒へかけていく。またの機会に、と言われ、一礼して教室へ向かう時子。そうしながら貴子達風紀委員会の仕事の様子を見、思った以上にハードだな、と思うのだった。
とあるトラブルで負傷していた蓮は、夏休みの間部活や美化委員の校外清掃を休んでいた。その為、各顧問の先生に挨拶をしようと早めにやってきたのだ。まぁ、普段から彼は早めの登校を心がけているのだが。
相撲部の顧問へ挨拶に行こうと部室へ向かう。と、赤いジャージを纏った緑色の髪の少女が隣のボクシング部の部室を掃除していた。
「おはようございます」
「あっ、おっはよー♪ 早いねー」
明るい笑顔で挨拶を返したのは
桜庭 円
。彼女は住んでいるアパートからジョギングしながら登校し、部室の掃除をしていたのだという。傍らには相棒の子猫、にゃーくんもいる。愛らしい仕草で毛づくろいをすれば「毛をちらさないでね」と語りつつ散った毛をちりとりで取っていた。
「大きくなりましたね」
「うん。元気に毎日遊んで、ごはんもしっかり食べてるからね」
そういいつつも円は普段より丁寧に部室をそうじする。今学期もお世話になる場所だからこそ、気合も入る。そんな姿を見ているうちに、蓮も相撲部の部室を掃除しよう、と円に別れを告げた。
暫くして雑巾がけも終わり、円はぴかぴかになった部室を眺める。にゃーくんはいつの間にか部屋の隅にあったパイプ椅子の上で眠っていた。
「宜しくね」
リングにそう挨拶したとき、ドアが開く。見れば顧問の
牛瀬 巧
が楽しげに笑っていた。そして、静かにリングへと一礼する。それにならって円も頭を下げると、巧がにっ、と笑った。
「礼儀を尽くす事は、大切やね。今の気持ち、忘れたらあかんよ?」
「……はいっ!」
円は笑顔で頷いた。
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担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
98人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月04日
参加申し込みの期限
2014年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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