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寝子島に長月の風吹いて
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一方、寝子島中学校付近では
新江 天懸
が欠伸をかみ殺しながら歩いていた。
(夏休み中に夜遊びしすぎた所為で体内時計狂ってんな、これ)
ねみぃ~、と呟きながら判断しつつガラスに映った自分の姿を見た。じゃらじゃらとつけたピアスに、妙に小奇麗な制服。天懸は色々あって4月からこの寝子島へやってきたが1学期はあまり学校へ行かなかった。その事を表しているような制服の様子に、苦々しい顔になる。
(うわっ、違和感バリバリだな……。ま、しゃあねぇか)
天懸は1人納得して歩き始め……ふと、足を止める。一人の女の子が自分の近くで足を止めていたからだ。
(さすがわたし、健康的でかわいい。まあ夜更かしは美容の敵だからねー!)
加藤 戦乙女
(読み:ヴァルキリー)は(自他共に認める?)かわいい女の子である。そして、そのかわいさの為に昨夜も早く眠ったので眠気もなく、しゃきっ、としている。しかし、学校と自宅の距離を思い出し、ぽつり。
「家から学校までちょーっと距離があるのはいただけないのよねぇ。乙女ちゃん、文字通り『乙女』だから疲れちゃうよぉ~。あぁ、明日から憂鬱だなぁ」
ふと、足を止める戦乙女。彼女の目に映ったのは、金髪のかわいい女の子だった。彼女自身もかわいさには自信があったが、もしかしたらそれ以上……?
(……あれ?わぁ、なんだか凄くかわいい子がこっち見てる? どうしたんだろ?)
と、暫く見ていたのだが……そこではた、と気づく。
「なぁんだ、わたしかぁ。通りでかわいい筈だよねーっ♪」
その一連の動きを見ていた天懸は、声をかけようとして……戸惑った。自称寝子島一のナンパ師で、女性に甘い言葉を掛ける事を日課としている彼ではあったが、インパクトがやや強烈だった。
「よ、よう……」
「あ、おはよう。見かけない顔だね。転校生?」
「いや、まぁ……そんなトコだ」
という具合に一緒に学校へ行こうとしたのだが……再び戦乙女が足を止める。暫く様子を見ていた天懸だったが……。
「ああ、なんだぁ。わたしだったんだー♪」
どうやら、また自分に見とれていただけのようだ。天懸はとりあえず「遅刻すんなよ……」とだけ言って学校へと歩いて行った。
因みに戦乙女はそんな事を何度か繰り返していた。学校に間に合ったか否かは……お察しください!
(しっかし、何で俺、真面目に登校してんだろ……)
後から天懸が自問自答した事を戦乙女は知らないのだった。
暫くして、天懸は寝子中の正門に到着した。校長である杉村 小春が生徒たちの服装などに目を光らせる。案の定金髪とピアスが目立つ彼は小春の目に留まった。
「待つざます! なんざますか、その頭とピアスは! ここは勉強をする場所ざます! そんな格好は相応しくないざますよ!」
いきなりまくし立てる小春に、天懸はめんどくさそうな表情になる。
(なんだよあの……、あ、杉村校長か。このキンキン声、久しぶりに聞くなぁ)
頭を押さえながら彼はこう反論する。
「ピアスは兎も角、こっちは地毛だっつーの。俺だって日本人顔で金髪に生まれたくなかったすよ……」
僅かに困った顔になるも、小春の表情は厳しいままだ。
「それならば、転入時点で異装届けを出すざます」
「はいはい、出せばいいんだよな? それはそうとして。たまには怒ってないで、可愛くしたほうがいいぜえ?」
そんな言葉に、小春は目を丸くしてしまう。その隙に正門をくぐる天懸であった。
(本当ならパパとママが学校まで連れて行ってくれるんだった……。けど……)
今日から寝子島小学校に通う
赤銅 スフィア
は不安げに窓の外を見た。天気は快晴で、とてもすがすがしい。けれども、スフィアはその心地よさよりも「ちゃんとしないと両親に捨てられてしまうのでは?」という不安に押しつぶされそうになっていた。
そんな彼女を、おばさんは心配そうに見る。そして朝ごはんが出来ているよと言えばスフィアは小さくこくん、と頷いた。
お世話になっているおじさんとおばさんを心配させないように、とスフィアは地図を片手に小学校へ向かうのだった。
*さぁ、今日も(は?)張り切って
宮祀 智瑜
はすっきりとした顔で台所に居た。目覚まし時計よりも早く起きた彼女は朝ごはん用の鮭を焼いたり、お茶を注いで祖父に渡したりとてきぱき動いている。
朝食を食べ終え、身支度を整えると寝癖がないかチェック。ついでに服の乱れがないかチェックすると、鏡の前でにっこり笑う。
「それでは、行きましょうか」
彼女は祖父母に「いってきます」と挨拶をすると、楽しげな顔で学校へと向かって行った。
同じ頃、星ヶ丘のとある屋敷では
朝鳥 さゆる
もまた身支度を整えていた。生活感の薄い部屋の中で、彼女は久々に制服を纏う。その姿が妙に似合っていないような気がして、苦笑する。
(全く、似合ってないったらありゃしない)
さゆるは、大人びた二十代前後の美女に見える。その為、ギャップがあるからだろうか。僅かに肩をすくめると、自分しか居ない広すぎる屋敷を見渡し、さゆるはぽつり、と呟く。
「行って来ます」
そして、そっと部屋を後にした。
普段は学校にあまり行かないどころか、家にもあまり戻らないさゆるは、夏休みがいつから始まったのかも定かではなかった。それでも気がむいたので学校へ行ってみることにしたようだ。
(今から行くと、早すぎるかな)
腕時計を見、頷くと適当なカフェへ立ち寄る。そしてコーヒーを注文し、鞄から宿題を取り出した。滑らかな指使いでペンを握り、宿題の漏れがないかチェックする。耳を澄ませば心地よいジャズのメロディに混じって朝独特の喧騒が混じっていく。
「こんな所に解き忘れが……」
ミスを見つければ、まるでペン習字の見本のような綺麗な文字で解答を書き入れ、修正していく。コーヒーが置かれた事に気づけば、ゆっくりとブラックのまま口にした。
(……ちゃんと宿題をしている事が、自分でも驚きね)
どうせサボるだろう、と思っていただけに、それがちょっとびっくりなさゆるだった。
そんな爽やかな生徒が居る一方、眠そうな人も。夏休みの宿題をぎりぎりまで残した為徹夜した
御剣 刀
は欠伸を何度もしながら登校していた。今日は酷く眠いが、宿題は提出しなくてはならない。日課である朝稽古を今日はお休みにして、ちょっとふらふら気味に歩く刀。
(……ん?)
ふと、風が吹く。運ばれてきたのは優しい花の香り。僅かに眼を見開いた。風は心地よいが、近くに花壇でもあるのだろうか? ふと考えて辺りを見渡すが、花壇はない。けれども、妙に心が軽くなる。頑張った甲斐があった、と若干浮かれモードだ。思わず歌を口ずさみつつ、軽い足取りで歩いていく。しかし、眠気だけはどうもなくならない。
(でも、少しまずいな。この調子だと始業式に寝ちまうかも……)
脳裏を過ぎったのは、校長先生のお話。しかも1学期の終業式に起こった事も芋づる式に出てきて……頭を抱える。
「校長、頼むから終業式のようにシトラス・ガムダンの話とか止めてくれよ。いや、本当にループは……もう勘弁だ」
星が丘寮から途中まで送ってもらった
御巫 時子
は運転手に「いってまいります……」と優しい笑みで一礼し、車を見送る。
(今日も清々しいですね……)
風に黒髪を揺らしながら歩いているうちに、スズメ達がふわりと2,3羽やってくる。
「まぁ、おはようございます……。いい朝ですね……」
と語りかければスズメたちは時子に挨拶したり、容姿を褒めたりする。鳥と話す事ができるろっこん『鳥の囀り』を持つ時子は文字通り『鳥と話しながら』登校する事を日課としていた。時子はお喋りをねだる鳥達の声を聞きながら、軽やかに歩いて行った。
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担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
98人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月04日
参加申し込みの期限
2014年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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