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【平常運行の人々・2】
猫屋敷 姫
はかく語りき。
「我が猫屋敷家は寝子島で猫と共に代々生きる歴史ある一族……な訳ないです」
ホラだった。
だが苗字に猫が付くに相応しいほどの猫好きだと自覚している。
だから、日課の猫の餌やりでドッペルゲンガーが出ても、その発生原因を聞かされても特段驚かなかった。
「へぇ、あなたも猫屋敷なんですね。まぁ、私のコピーだから当たり前ですけど」
「飲み込み早くて助かりますー。さすが『私』ですね」
ドッペル姫はニヤリとほくそ笑む。
「では、さっさと負けて『私』と交代するのです!」
好戦的なドッペル姫に、猫屋敷は仏頂面で抗議。
「えー戦わないといけないですか?」
「戦って負けた方は、この世界に必要ないのです!」
「そんなー。今ならお笑いコンビを組んで、『姉です』『妹です』『あ、間違えた逆でした!』とかギャグ百連発できそうなのですよ?」
猫屋敷のお気楽さに、ドッペル姫は思わずズッコケた。
「……そ、そんな楽しそうなことを言って誤魔化そうとしても無駄なのです!」
紫色のピコハンを猫屋敷へ向けて、臨戦態勢に入るドッペル姫。
ちなみにピコハンの収納場所は永遠に秘密らしい。
「痛いのは嫌いです、穏便にやるですよ『私』? 『楽しむ事』がこの世界を生きていく大切なことです」
「その信念を否定しに『私』は来たのです!」
いきり立つドッペル姫、マイペースな猫屋敷。
この温度差は、まさに裏表の存在。
猫屋敷はパッと顔色を明るくすると、ピコハンを突き出して不敵に笑う。
「やっとやる気になったですか?」
「違いますです。勝負内容は、お互いのピコハンを奪い合うということでどうです?」
ドッペル姫は、言わんとしていることが飲み込めていない様子。
「分からないですか? つまり――」
第1回! 寝子島杯チキチキ叩いてカブってジャンケンポン対戦~!
☆ルールは簡単! ジャンケンで勝った方が、負けた方の頭をピコハンで殴る!
☆負けた方はヘルメットで防御! ピコハンを防げばセーフ!
☆ピコハンで殴られたほうが敗者となり、相手にピコハンを手渡す!
「というわけでー、早速やるのです! ヘルメットの出処? それは聞いてはならないのです!」
猫屋敷とドッペル姫が向かい合い、ピコハンとヘルメットを地面に置いて待機している。
数秒、2人の間に沈黙が流れる。
そしてカラスの鳴き声が響いた時、2人は同時に動き出した!
「「♪『一寸』法師はきみっさ~、ペシャンコなってもしらんぜよ~」」
ちなみにキレキレの振り付きであることを注釈しておく。
「「叩いて! 被って! ジャンッケンッ!」」
2人はピコハンを拾い上げ、シンクロめいた動きで振りかぶる。
「「POOOOOOOOOOOON!」」
そして同時にお互いの脳天にクリーンヒットッ!
ジャンケンなんて関係なかった!
「さ、さすが『私』です。ヘルメットを被るのではなく、動作をカブしてくるとは」
「当然です! 『私』はきみのコピーですから! そしてこれからはオリジナルとなるのです!」
「コピーがオリジナルに勝つ話なんて聞いたことないのです……?」
「減らず口叩くのも今のうちなのです!」
今にも飛び掛ろうとしているドッペル姫。
だが、猫屋敷は彼女の後ろを指差す。
「歌いながら、サイズを口に出しピコハンで叩く。これ、私のろっこんの発動条件でした」
「それがどうしたのです?」
苛立つドッペル姫。猫屋敷は苦笑い。
「私たち、『小さく』なってるです! そして後ろに……」
「……へ?」
巨大化した猫、いや、体長3cmほどまで小さくなった2人にとって巨大な子猫2匹が、らんらんと目を輝かせている!
「あれは、四丁目のブチ猫ニャーさんと三毛猫のミッチーです!?」
毎朝、餌をあげている常連の猫だ。
「このままでは危険なのです。ミッチー、力を貸すです!」
ドッペル姫はミッチーに騎乗!
負けじと猫屋敷もニャーさんに騎乗!
これが本当のキャットファイトだ!
だが、お互いの行動は手に取るように分かる。
このままでは千日手だ。
「……一か八か、やってやるです!」
猫屋敷はニャーさんの頭をピコハンで叩いて巨大化!
「猫屋敷の人間は、猫を傷付ける事を嫌うはずです!」
「ね、猫を盾にしたですか~? ならば『元のサイズ』に~戻すまでです~♪」
即興で歌いながらピコハンをニャーさんにぶつけるドッペル姫。
ニャーさんのサイズが戻った。
だが、そこに猫屋敷の姿はなかった。
「ど、どこいったです?」
「ここですよ?」
むにゅっ。
ドッペル姫は背後から猫屋敷に抱きつかれた。
「うりゃー!」
「ひゃぁん!? そ、そこは~!?」
なんと猫屋敷、自分のドッペルの胸を揉みしだき始めた。
ピアニストの如き器用な指使いで敏感な部分を刺激すれば、ドッペル姫の肌が桜色に染まっていく!
「流石私です! 身長はちんまいながらもハリのあるたわわな果実! 13歳とは思えない感度の良さ!」
猫屋敷は、エロナルシストだった。
子猫の体の上で、散々くんずほぐれず行ったあと、ドッペルからピコハンを奪った猫屋敷。
元に戻った2人は、改めて雌雄を決したことを思い知った。
「勝負アリなのです」
「くっ……、殺せなのです!」
ドッペル姫は半泣きのままその場に崩れ落ちる。
だが、猫屋敷は彼女に手を差し伸べた。
「な、なぜなのです!?」
「最初に言ったですよ。『楽しむ事』が大切と。『私』は私を倒そうとする心が強すぎて、楽しむ事が若干疎かになっているです」
猫屋敷の言葉に、思い知らされたと天を仰ぐドッペル姫。
「完敗、です……」
ドッペル姫の体が透けていく。
「『私』の言うとおりです、『人生楽しんだ者勝ち』!」
そう言って、ドッペル姫は笑いながら消滅していった。
「楽しかったですよ、また遊ぼうなのですー!」
猫屋敷は、空へ向かっていつまでも手を振っていた。
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猫屋敷 姫
:トモダチの再会を願う>
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3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月05日
参加申し込みの期限
2014年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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