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味覚の秋・米フェスティバル!
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「……いただきます」
きちんと挨拶をして、黙々と焼いたウィンナーを齧った亮悟の表情も、心なしか緩む。
「ん、施設の飯よりずっと美味い。やっぱいい米は違うんだな」
牛筋の煮込みも、口に入れれば矢張りプルプルで、さして力を入れなくてもホロリと崩れた。
味付けは少し濃い。大人だったら、アルコールが欲しくなる所だろう。
「おお、美味そうなもん食ってるな! なぁなぁ、ちょっとくれねぇ?」
「交換してもいいけど……ただで持っていこうとするのは無し、ちゃんと交換にしろよ」
「じゃあ、ごま塩で……」
「却下」
即座に断られ、勘三郎はガクリと項垂れたが、それでもめげない。
「まあ聞いてくれ、これは ただのごま塩じゃねぇぞ? 絶対美味いって、特別栽培のごま塩なんだ!!」
「あ、そ…………なら、ちょっとだけな」
食い下がる勘三郎に、とうとう亮悟も折れた。
「うおぉぉー、美味いー!!」
大げさなくらいに感動する勘三郎に、亮悟は思わず苦笑した。
想定していたより、随分大勢との食事になった。
落ち着かないけど、こうして大勢で食べる食事は
「これ、安っぽいけど……まあ悪くはないな。うん」
不思議と美味しかった。
「え、春巻、いいの?」
「ああ、変わった味だけど美味いぞ」
由貴に勧められ、勘助はもじもじしながら生春巻きを頬張った。
大きな体なのに、食べている様子は無邪気で、どことなく小動物を髣髴とさせる。
ちょっと可愛いかも、と由貴は思った。
「美味しいよ……ごめんよ、本当に、ありがとう……!」
「ああ、良かったぜ!」
はにかむ由貴に、勘助は「これ……」と唐揚げを差し出した。
「え、唐揚げじゃん。どうしたんだ、勘助」
「少ないけど……ゆきが好きかなって、買って来たんだ……良かったら」
こんな俺をフェスタに誘ってくれたお礼だと、勘助は言う。
こみ上げる感謝の気持ちは、本当はこの程度ではないけれど。
由貴は吃驚して、勘助を見上げた。
「……あ、ありがと、勘助……。……ああ勿論、食うに決まってるだろ!」
一転、勝気な笑みを見せ、由貴は唐揚げを頬張った。
「うん、美味い!」
「良かった……。ねぇ、ご飯もおかずも、美味しいね……。
みんなと食べると、余計に美味しく、感じるね、もふもふ……」
どこか泣き笑いのような表情で、勘助は抱えた兎の縫いぐるみに話し掛けた。
「あさひ君のお手製、ねこ型のおにぎりは食べるのが勿体ないくらいだねえ」
猫型おにぎりを摘み上げ、しかしピーターはきちんと舌でも味わう。
「美味しいよ」
「ほんとう? 良かったぁ、皆も食べてねー」
「ありがとう……ねこおにぎり、美味しい、ね……」
勘助も貰ったおにぎりを頬張って、作ってくれた幼い少女に、にっこりと微笑む。
そうこうするうちに、猫型おにぎりは とうとう最後の一個に。
「ゆきくんもどうぞ?」
「え?」
恥ずかしくて、最後まで手を伸ばせないで居た由貴に、あさひはニコニコと おにぎりを差し出した。
葛藤する由貴だったが
「ま、お前がそこまで言うんなら……」
強気に言って、おにぎりを貰ったのだった。
もっとも食べる時は、やっぱり恥ずかしくて隠しながら食べたのだけれど。
「あ、ほっぺにご飯つぶ付いてるよー?」
「へ?」
まさかの不意討ち。
あさひは弟にするように、由貴のほっぺについた米粒を小さな指で摘み上げると、そのままパクリ。
「ほら、きれいになったよー」
にっこりと微笑む あさひだったが、多感な由貴は頬を押さえて、真っ赤になっていた。
「い、いきなり……なに……う~、は、恥ずかしいだろ……っ!」
「??」
思わぬ反応に、あさひは小首を傾げる。
齢8歳にして、罪なオンナなのであった。
「ふう、もう食えねぇ」
丼に何杯もお代わりをした勘三郎が、苦しげにお腹を撫で、皆は「ご馳走様」と手を合わせた。
「あさひ君、記念に皆で写真を撮ってはどうかな?」
「うん、そうだねー。みんな、並んでー」
のんびりやさんの あさひが、テキパキと指示を飛ばして、皆を整列させる。
見ていた店のスタッフが、シャッターを押してくれるというので、あさひも遠慮なくみんなの輪に入った。
――おいしいものを食べると、みーんな笑顔になっちゃうのふしぎだね。
「はい、チーズ!」
「よし、じゃあちゃっちゃと片付けるか!」
お腹は重いけれど、勘三郎は腹ごなしとばかりに、積極的に片付けた。
亮悟も「施設じゃ、片づけもしねぇとうるせぇんだよ」と、特に嫌な顔をするでもなく、汚れた食器などを集めて返しに行く。
「美味かったな、またこういうのあったら来よう、勘助」
「……うん……!」
由貴に言われたのが余程嬉しいのか、勘助は幸せそうに もふもふに顔を埋めた。
「お米もおいしいけど、みんなで食べると楽しくって、すっごくおいしいねぇピーターおじさん」
テーブルをクロスで拭き清めながら、あさひがにこりと微笑めば、ピーターもそうだねぇと同意した。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月29日
参加申し込みの期限
2014年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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