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味覚の秋・米フェスティバル!
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肉ブースと魚ブースの間。
業務用卵トレーには、たくさんの産みたて卵。
いつものキャスケットはバンダナに変えて、ルーズな白いシャツにサルエルパンツ、腰にはエプロン代わりにエスニックなショールを巻いて出店を切り盛りするのは、放浪画家の
旅鴉 月詠
。
いつものように暇な時間は道行く人をスケッチしながら、月詠はここで卵料理を販売していた。
「いらっしゃい……気になるかい?」
月詠はテーブルの向こうから一途に覗き込む、
夕鈴 翼
に軽く微笑んだ。
「はい。今度自分でもイクラの醤油漬けを作ってみたくて、見物させてもらってもいいですか?」
真珠の光沢を持つ白い髪にガーネットの瞳の月詠は、小柄ながら豊満で翼と印象が似ている。
こうして見ると姉妹のようだ。
「おいで」
月詠は快く翼を招いた。
「ありがとうございます!」
ぺこーんと頭を下げて、翼は月詠の傍に駆け寄る。
タッパーでは、キラキラとイクラが輝いていた。
「綺麗!」
「筋子を解して作ったんだ」
「手間が掛かりますか?」
「そうだね、君は料理はよくするのかい?」
「はい、両親がなかなか帰って来れないので」
「そうか……名前は?」
尋ねた月詠の表情は、心なしかさっきより柔らかい。
「夕鈴翼です」
「私は旅鴉月詠だ」
幼い翼のために、月詠は丁寧に手順を説明した。
「筋子を解す時、お湯を使うんだが大切なのは温度。
熱過ぎると卵が弾けて駄目になってしまうから、気をつけて」
「はい!」
「丁寧に皮や筋を取り除いたら、塩水に漬ける。
そうしてイクラが張って、綺麗になったら醤油、みりん、酒で……」
翼は一言も聞き漏らすまいと、素直に頷いている。
好奇心旺盛なその表情に、やはり子供なんだなと月詠は実感した。
「うまくいけば、たくさん出来るから一週間くらいは食べれるよ。頑張って」
「はい、ありがとうございました!」
「どういたしまして」
臨時教師に改めてお礼を告げると、イクラの醤油漬けを購入して、翼はテーブルへと向かうのだった。
月詠のイクラ醤油漬けは、大人気だった。
「良かった、まだ残ってる!」
千鳥 雅人
もアホ毛をパタパタ揺らしながら、早速それを買い求める。
「毎度あり」
「お昼までには売り切れちゃいそうだねえ、あたしもください」
澪乃 澄佳
も買ったイクラを、
津島 直治
に見せて幸せそう。
「宝石みたい、綺麗しょ? あとで直治くんにも、分けてあげるからねえ。
あ、秋味もあるねっ! これはあるったら買うしかないっしょ!」
「……秋味、とは?」
直治に尋ねられ、澄佳は「あ」と舌を出して、軽く自分の頭を小突いた。
「ごめんねえ、鮭の事だよう」
「なるほど、鮭か」
「鮭も代表的な、秋の味覚ですよねー」
「うんうん! やっぱり秋味は、脂が乗ってていいよねえ……」
澄佳は隣の出店からも鮭を購入して、ほくほくだ。
「ととと、いけないいけないっ! 直治くんも買うものあるんだよねえ、ご飯冷めないうちに行こ」
立ち去ろうとした三人だが、雅人が足を止めた。
「あれ、刀君も来てたんだ?」
新たに来た一団の中に、クラスメイトの
御剣 刀
を発見して軽く手を上げる。
「よう、千鳥もイクラか。旅鴉、お疲れ様、生卵一つくれ」
「一個50円、どれでも好きなのをどうぞ」
卵を取ると、刀は早速それを丼に割りいれる。手を合わせて、いただきます。
「美味い! 新鮮な卵と炊きたてご飯のコラボ、最強だな!!」
「それは良かった」
手放しに喜ぶ無邪気な刀に、月詠の桜色の唇にも笑みが浮かぶ。
「このフェスタ良いよな~、美味い物が沢山だ」
「卵かけごはんか、経済的でいいかもな。俺も貰おうかな」
奈良橋 博美
も卵に手を伸ばす。
「月詠ちゃん、お店の人だったのだ? やっほーなのだ!」
「やあ、真央。皆も楽しんでるかい?」
後木 真央
、
宮祀 智瑜
、
樋野 秀吉
が揃って頷く。
「真央ちゃんは卵焼きくださいななのだ♪」
「了解、ちょっと待ってね」
注文を受けた月詠は、程よい温度まで上げた四角いフライパンに、ハンドミキサーにかけた豆腐、鰹出汁、醤油、塩を加えた卵液を流し込む。
卵はかき混ぜすぎないのがコツ、白身の塊が残ってるくらいが丁度良い。
焼き方にも、拘りがある。
ふんわり食感を残すために、固まってしまう前に巻き、余熱で仕上げる。
形も後で帳尻を合わせれば良いので、今は手早く。
大胆なようで、彼女の仕事はいつだって綿密な計算が働いており、繊細だった。
「うわあ、私も食べたくなっちゃいます……」
智瑜も感心して、目を見張る。
「新食感ウマウマなのだ♪」
ほっぺをぷっくり膨らませて、真央はご満悦。秀吉はゴクリと喉を鳴らした。
「う、美味そうスね……」
「豆腐で水気が出て、ふわふわ且つボリュームが出るんだ。
レシピを黒板に書いておいたから、良かったらどうぞ」
「おぉ~、新聞ネタにするのだ」
新聞部
部員でもある真央は、丁寧なイラスト入りのレシピを、デジカメにしっかり収めた。
料理の数々も撮る前に食べてしまう事故もあったが、食べ物への愛で、いい感じに撮影出来ている。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月29日
参加申し込みの期限
2014年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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