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味覚の秋・米フェスティバル!
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ブースを巡っていた
黒滝 竜也
は、
酒浸 朱蘭
を連れて、野菜・汁物ブースに訪れていた。
(緊張するけど、一緒に楽しみたいな……)
並んで歩く朱蘭を見下ろして、竜也はだいぶ落ち着きを取り戻していた。
「そういや、シダが出店やるって言ってたな」
「おっ! 陣中見舞いに行こうぜ~」
「そうだな」
高い身長を生かし、キョロキョロと首をめぐらせる竜也。
探していた人物は、あちらから声を掛けてきた。
「チョーイ オーイ こっちだ こっち!」
鮮やかな赤地に星の国旗が掲げられた出店から、伸びやかに手を振るアオザイの少女。
体にピッタリとした衣装が、格闘で無駄なく引き締めた堂々たるボディラインに良く映えるその少女は、
ベトナム雑貨店 チュックマイマン
を切り盛りする
シダ 美穂戸
だ。
出店スタッフとして頑張る、クラスメイトのシダの姿に竜也は照れながらも、軽く手を上げて挨拶する。
「やってるな、お疲れ」
普段、若い女の子と接触する機会があまりない竜也は、シダの前でも少し萎縮していた。
平静さを取り繕うあまり、言葉が端的になってしまう。
しかし普通に考えて、こんなに魅力的な女の子達に囲まれて何も感じない男が居たら、その方が異常だ。
シダもクラスメイトのシャイで誠実な性格を把握してか、生来の朗らかな性格のせいか、気にした素振りもない。
「りゅうや 生はるまき かえ うまいぞ」
「生春巻~? それって、おかずになるのか~?」
ひっく、としゃっくりをあげながら朱蘭が疑問を差し挟むが、シダはよくぞ聞いてくれましたとばかりに、胸を張る。
「中 お米はいってない 皮 お米でできてる もちもち おいしいぞ たべろ」
「あ、そっかぁ! ライスペーパーだもんなぁ~」
パチパチ手を叩いて納得する朱蘭の前で、シダは自ら宣伝のため、生春巻きを口に入れる。
「ンゴーン(美味しい)! 自信作 フォーもあるぞ」
「本当に美味しそうだな、食べていくか朱蘭」
シダが目の前であんまり美味しそうに食べるので、ごくりと喉を鳴らして、竜也も隣の朱蘭を誘う。
「おーっ♪ 今日は祭りだ、飲んで食おうぜ」
「シダ、フォーと生春巻き、頼む」
「カムオン! まかせろ 生はるまき 具 えらべるぞ」
シダが具材の詰まったバットを見せる。
「えび サーモン トリ いろいろ用意した なに 好きだ? 香草 いけるか?」
「パクチーか、俺は多分大丈夫だ」
「あたしもチャレンジー! 何でも食うぜ~」
「そうか よかった 日本人 苦手ひと 多いよな おおい 」
半透明な皮から綺麗に透けて見える位置に調整しつつ、シダは慣れた手つきで具材を包んでいく。
半分にカットして、お次はフォー。
「いい香りだな……」
うっとりと竜也が言えば、シダもにっこりご満悦。
「香りだけ ちがう 味も ンゴーン さあ 出来た 出来たぞ たべろ」
出されたフォーと生春巻きを、零さないよう竜也が二人分まとめて席まで運ぶ。
「おお~、さあっすが男の子。頼もしいね~」
「はは……」
料理の感想が気になるのか、シダもテーブルまでついてきた。
「まて これつけてたべる ニョクマム 苦手なら チリソース ためしてみろ」
「俺は本場の味で挑戦してみる」
「あたしは……両方試すぜ~」
「いただきます」
二人が食べるのをじっくり観察するお茶目なクラスメイトに、ちょっぴり苦笑しつつも竜也と朱蘭はベトナムの味に、舌鼓を打った。
「おお、んまーい!」
「どうだ ンゴーンだろ だろだろ」
「美味い。味はエキゾチックだが、どこか素朴だな」
「箸が進むぜ~♪」
ぐびり、と ろっこんで力を与えた水を煽って、朱蘭は陽気にはしゃいでいる。
「あ、でもよー、今日は、千葉の米の販促じゃ……?」
朱蘭のふとした疑問に、シダは指を振る。
「ヴァン お店 おいてるの ベトナム直輸入だけど 今日 出店するの 千葉のお米で 作った」
「ええ?」
竜也は驚いて、今まさに口に運ぼうとしていた生春巻きを、まじまじと凝視した。
シダはきちんと、千葉の米の販促という祭りの趣旨を理解して、尽力していたのだ。
素晴らしい。
「自作とは、やるな……」
「フォーは お店たのんだけど ライスペーパー シダ つくった」
「こいつぁたまげたぜ~……頑張ったな~、シダ!」
朱蘭の賛辞に、シダはいい笑顔を見せる。
「すごい量 たいへんだった せっかく作った あまったら かなしい なくぞ シダ だから買え たべろ」
確かに、それは切ない。
何よりシダに涙を流させるのは、忍びない。二人は顔を見合わせた。
「折角だし、ここでいいか?」
「よっしゃー! 祭りだー! 今日はたくさん遊んで、騒ぐぞー!」
朱蘭のハートに火がついた。
水が入ったペットボトルの、上下左右を指で突く。
こうすることで、朱蘭は【似非バッカスの施し】で、液体に酒のように酔う事が出来る効果を付与しているのだ。
勿論、味や匂いに変化はないから、酒ではない。
「竜也もほらほら、遠慮なく飲んで飲んで♪」
「ろっこん水? ……酒じゃなかったらいいか」
丁度、会場の熱気でクールダウンしたかったところだ。
勧められるまま、竜也は水を一気に飲み干した。
「おおー……いい飲みっぷり」
酔って靴下を履き忘れたお陰で、生脚の朱蘭が脚をパタパタ振って喜ぶ。
だが先述の通り、この水は水だが、ただの水ではない。神魂の影響を受けた、特別な水だ。
「チョーイ オーイ!」
吃驚するシダの前で、竜也は見る間に真っ赤に染まった。
「さー、本番はこれからだ! わはははは!!」
「おー、なんか竜也も元気になったし、張り切りますかー!」
御代と、陣中見舞いのアルコールもどきをシダに押し付けると、竜也は朱蘭を引っ張って意気揚々と通りを練り歩き始めた。
たっぷり粒マスタードをつけた、ぶっといソーセージをかじり、じゅわっと肉汁が溢れるサクサクジューシーな唐揚げを はふはふ頬張っては、アルコールもどきを流し込む。
「くあ~、堪らないな! 朱蘭、次はどれに行く?」
「え~と、もつ煮込みとか……って、竜也ひっぱるな、うわぁぁぁ!! 服、脱げる~」
あられもない姿の朱蘭を引っ張りまわし、途中、飲酒を疑われて呼び止められるシーンもあったが、竜也と朱蘭は彼らにも、揃ってアルコールもどきを勧めた。
味も匂いも水そのものの それは、勧めた相手の口に入る頃には、人目の多さから本当にただの水になっていて、大人達は首を傾げるばかり。
結局、無罪放免になった。
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月29日
参加申し込みの期限
2014年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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