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味覚の秋・米フェスティバル!
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「あれ、月詠ちゃんだ?」
そこへ
雨寺 凛
が
八神 修
を連れて、現れた。
「凛か、ようこそ。八神もいらっしゃい」
「旅鴉は卵料理の店をやっているのか? 相変わらずマメだな」
「修ちゃん凛ちゃん、二人は何を食べてきたのだ?」
人懐こい真央は、早速まとわりついている。
「まだこれから食べるんだよ、真央ちゃん。
あ、そう言えばシダちゃんが、ベトナム料理の出店を出してたよ」
「美穂戸が? よし俺も行ってみよう」
刀が、興味を持ったようだ。
「そして修くん、さっきの答え。TKGってのは、卵かけごはんの事だよー!」
「え? 卵、かけ……? すまん想像がつかない」
困惑顔の修に、凛は百聞は一見にしかず、卵を買い求めると丼に割りいれた。
「何、そのまま米の上に?」
「こうして出汁醤油をかけて、ぐるぐる混ぜて……修くんもやってみて」
「あ、ああ……」
恐々と、しかしどこか魔法に掛けられたような表情で、修も凛に習う。
「あっ! イクラ醤油漬けがある!
イクラって美味しいよねぇ、あのぷちぷちした食感、私大好きなんだ♪ 月詠ちゃん、くださいな~」
「毎度あり」
凛のトレーに、月詠は輝くイクラを盛り付ける。
「わあ綺麗、ありがとう! 他にも色々あるけど、迷っちゃうなぁ。
あ、修くん、二人でシェアしてみよっか! それなら色んな味が楽しめるしね!」
「名案だな」
修が反論するはずもなく、月詠の店は注文を受けて、いよいよ忙しくなる。
子持ちししゃもはお腹の卵が弾けない様、細心の注意を払って七輪で丁寧に焼く。
目玉焼きは、エッグリングを使用して厚く焼いてあった。
見た目にも楽しめるように、形も星やハートを用意した。お陰で、子供達にも大人気だ。
「素朴なメニューだけど、遊び心があるッスね」
白米をもりもり食べながら、秀吉は香りを楽しむつもりのようだ。
「子供も大勢来てるからね。
調味料はソース、醤油、ケチャップ、マヨネーズ……色々用意したけど、私のお勧めは黒胡椒だよ」
「全部試すのだ!」
「おやおや、ターンオーバー(両面焼き)も試してみるかい?」
こくこく頷く真央に、月詠は驚く事なく、ハートのリングに手際よく卵を割りいれた。
「ちょっと時間を貰うよ」
「じゃあ真央ちゃんその間に、刺身とシラスと味噌汁とサイコロステーキと牛筋とミラノ風カツレツとモツと鶏そぼろ買ってくるのだ!」
「ぶつからないよう、気をつけるんだよ真央」
「ありがとうなのだ、行ってきますなのだ! またねなのだ!」
通常運行だなと思いながらも、月詠は真央の赤ネコリュックが人混みに消えるのを、まるでお母さんのように見送った。
智瑜、博美、刀、秀吉も移動を始めた。
「私、野菜ブース行ってきますね」
「俺も、納豆買ってくるぜ」
「奈良橋、俺のもついでにいいか?」
「了解」
「……お代わり貰いに行って来るス……」
「一緒していいかな?」
テーブルで食事を楽しむ
夕鈴 翼
に、凛と修、そしてお代わりを手に戻ってきた秀吉が同席した。
翼のトレーには、
梅川 照喜
の善意の漬物。
「お漬物美味しいですよね。特にここのお漬物は、ご飯にとっても合いますね」
笑顔でそう言えば、ハートを射止められた爺は「そうじゃろう」と、塩分過多にならないか心配になるほど、てんこ盛りにしてくれた。
肉そぼろとイクラの醤油漬けだけでも、小学生の翼には多すぎる程。
そんな時、目が合ったのは秀吉。
白米に塩という、純白の食事をしていた秀吉に、翼はおかずのおすそ分け。
「え……いいんスか……?」
おどおどする秀吉に、翼はにこりと微笑む。
「ボク普段から、あんまりいっぱい食べる方ではないですし」
「……あ、ありがとう……」
どぎまぎしながら、秀吉は分けてもらった肉そぼろごと、米を口に運ぶ。
「……う、うまいッス……!」
涙を堪える秀吉に、翼はもう一度微笑んだ。
「卵かけご飯って、シンプルながらに色々トッピングして楽しめるのもいいよね♪
どう? 結構イケるでしょ?」
「これが、卵かけご飯、庶民の味……!」
言うなれば、目からウロコ。真剣そのものの修の表情に、凛も頷いてイクラをご飯に乗せる。
「あつあつのご飯にかけて……はふっ!」
頬張ればプチっと卵が弾けて、口に広がるのは贅沢な味わい。
「ん~、たまんないねぇ~♪」
「イクラは美味いよな。ロシア語で魚卵という意味の言葉なんだが、まさに――」
漸く水を得た魚のように、薀蓄を語り始めた修だったが
「……ところで ししゃもは、このまま食べれるのか?」
ためつすがめつ、子持ちししゃもについて尋ねれば、小学生の翼にまでクスクス笑われて赤面した。
「俺も、まだまだ研鑽が足りないな……」
「大げさだよー。そんなに深刻に考えないで、修くん!
それに知らない事がいっぱいあるって、なんだか冒険してるみたいでワクワクしない?」
「ああ、言われて見れば……そうかもしれないな」
「ねー?」
明るく励ます凛に、修も笑って頷いた。
「ふー、満腹! 美味しいもの、いっぱい食べれて幸せ~♪」
満足そうに、お腹を摩って凛は言葉通り幸せな笑みを浮かべる。
「修くんも、いろいろ楽しめた?」
「ああ、今日はまた一つ勉強になった、ありがとう」
「たまには、こういうご飯もいいでしょ?」
今日は頼もしさすら感じさせた凛に、素直に頷く修。
帰宅後、修は喜び勇んでキッチンに駆け込むと、シェフに自分が今日食べたのと同じものを作れ、と命令していた。
修の体調管理の責任の一端を担っているシェフが、困惑したのは言うまでもない。
「駄目ですよ。修様は最近お疲れ気味ですし、私が滋養がつくものをご用意いたしますから」
厳選した高級食材だって、もう届いているのだ。
渋ったが、修は首を縦に振らなかった。
何だかんだで金銭面で苦労した事がない、修の無邪気なブルジョア感覚は、そう簡単に抜けそうもない。
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担当ゲームマスター
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月29日
参加申し込みの期限
2014年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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