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味覚の秋・米フェスティバル!
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星ヶ丘からやって来た
御巫 時子
がバスから降りると、雀がくりくりと首を傾げながら肩にとまった。
小さな翼が頬をくすぐり、時子は優しい眼差しを向けた。
「空を飛べると早いですね、ちゅんさん……」
おっとりと彼女が微笑めば、雀も愛らしく囀る。
時子は ろっこん【鳥の囀り】で、鳥達と言語で意志の疎通が出来る。
今日は人目が多いから聞き取り辛いが、一緒に居るだけで楽しさは味わえる。
『時子、イ 匂イ ネ!』
「本当……お米の炊けるいい香りが、漂ってきますね……」
西側からの入り口でも、炊き立てのご飯が提供されている。
来場者の期待に応えようとスタッフも奮起し、丼に白米を盛り付けて渡す一連の流れが、随分様になっていた。
「新米の季節ですものね……」
『人 モ、米 好キ ダネ、ボク ベタ !』
「はい……、今日は雀さんも、一緒に秋を楽しみましょうね……」
『 ~♪』
丼とトレーを受け取って、睦まじい様子で歩き始めた時子の後ろから、声が掛かった。
「やあ、和服のお嬢さん。雀さんだね、君のお友達かな?」
振り返れば、長身の赤毛の青年。
流暢な日本語からは想像がつかなかったが、彫りの深い顔立ち。
柔らかな物腰の彼は、
オレンジ動物病院
の院長だった。
「ええ……そう言えば同じバスに、乗っていたような気がしますね……」
「気付いてくれてたんだ、嬉しいな。俺は
ジェレミア・ベルトーニ
、獣医師をしているんだ。
いわゆる、動物のお医者さんだね」
まあ、と時子は感嘆する。
若さに反して、やり手なのだろうと直観した。
そんな尊敬の念の混じった視線に気付いているのか、ジェレミアは時子の肩にとまった雀にも挨拶を送る。
「嘴がまだ黄色いから若い雀さんだね、今日は一緒に回るのかな?」
「はい……」
ね、と時子が促せば、雀も気持ち胸を反らせた。ほっこりしながら、ジェレミアは同行を申し出た。
「新米を堪能出来ると聞いて来たんだ。おかずも色々と試したいな、お願い出来ないかな?」
「喜んで……あ、自己紹介がまだでしたね、私は御巫時子と申します……」
綺麗なお辞儀をするジャパニーズガールに、ジェレミアは ほぅと息を吐いた。
白米を受け取ると、二人歩調を合わせる。
「実はバスに乗っている時から、不思議でならなかったんだ。
妖精のように小柄で魅力的なお嬢さんを、どうして他の男性は放って置くのかなって」
「あら、お上手ですね……ジェレミアさん、苦手な食べ物はありませんか……?」
問い掛ければ、滑らかなトークを披露していたジェレミアが、一寸言葉に詰まる。
「実は、海苔が苦手なんだ……」
日本人の感覚からは少しオーバーに見えてしまうが、ジェレミアは額に手を当てて嘆く。
「だってね、海苔って、海藻製の紙では無いのかい?」
「ええと……」
どう説明しようかと思案する時子を、ジェレミアは軽く手を上げて制する。
「ああ、違うと理屈では判るのだけれども!」
「ふふ、お国柄なんでしょうね……」
爽やかで紳士的なのに、感情表現が豊かなところも何だか楽しい。
今日は退屈し無さそうだと、時子は思った。
「海苔は苦手だけど、俺の故郷も海に囲まれているから魚介類は好物だよ。
日本のお魚の美味しさは、まさに折り紙つきさ」
「この島のものは、新鮮で美味しいですよね……」
相槌を打ちながら、時子は野菜・汁物ブースを眺める。
「千葉は伊勢海老の漁獲高が日本一と聞いたけれど、伊勢海老汁は無いんだね……残念」
「物知りですね、ジェレミアさん……私は茄子のお味噌汁と、浅漬けを……あら、校長先生……?」
漬物屋で出来上がっている、
雨宮 草太郎
がジョッキを上げる。
「やあ、楽しんでるかい?」
「はい、とっても……校長先生も、お友達といらしたのですね……」
軽く会釈をする時子に、
梅川 照喜
が漬物をサービスしてくれた。
「いいんですか、ありがとうございます……」
「なあに」
「鼻の下が伸びてるぞ」
「このエロジジイ!」
「あはは、教え子には手を出さないでおくれよ?」
照喜が答える前に、
竹山 輝一
、
松田 晃正
、そして草太郎が、囃し立てる。
仲の良い爺ズに、笑いを堪えながら時子は味噌汁を貰って、野菜ブースを後にした。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月29日
参加申し込みの期限
2014年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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