this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
映画村ポルターガイスト 少し不思議なお片づけ
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
8
つぎへ >>
カラン、コロン。暗い映画村の路上を下駄の音が響く。
和服に身を包んだ
逆巻 天野
。守衛に会いに行くため忍び込んだのはいいのだが。
「守衛の場所は知らなんだ。これでは迷子と変わらないね」
途方に暮れていた。
スタジオ倉庫方面に歩いて行くうち、クイクイと、何かに裾を引っ張られる。
「やあ、君も迷子かい?」
天野の足下を人形がまとわりついていた。甚八のろっこんが一部、倉庫の外にまで侵出しだしたようだ。それほどに「喜」の感情は度を超えていた。
人形は、天野の周りをくるくるまわり、ときに転んだり、ときに見上げたりして、天野の気を引こうとしている。
「参ったね、守衛さんが一人ぼっちと聞いたから、それなら将棋の相手でもしてくれませんかと誘うつもりだったのに」
人形の背後に漂う寂しさを感じ取った天野。どことなく自分に似ている。大事に抱えて再び歩き出した。
「おーい、誰かー」
と、どこからともなく人の声。
「あ、人だ助かった」
邪衣 士
。天野の姿を見つけると、全力で駆け寄った。ひとりで心細かったらしい。
「いやあ、散歩してたら迷子になっちゃって」
「その格好で?」
邪衣は熊の毛皮を羽織っている。
「それはお互い様でしょう」
和服姿で、人形を抱いている天野も異端だ。
共に歩きながら、天野は邪衣に事情を話した。熊の格好のまま、親身になって聞く邪衣。
「寂しい人は放っておけない性分なんだ」
「なるほど……その、君の胸元で手遊びしてる人形も、ポルターガイストってやつなのかな」
「たぶんそうだろうね。守衛さんに何か起きてなければいいのだけれど」
と、その刹那。2人に懐中電灯の光がパッと当てられた。
「きゃ!」
「うわぁ!」
光源に、4人の影。巡回に出た甚八と、それに追従した
桜庭 円
、
常葉 治
、
雪見 大福
だ。天野と邪衣を認めるなり、軽い悲鳴をあげて錯乱する。
「どうやら驚かせてしまったようだね」
「そりゃあ、和装と人形っていったら。日本のホラー代表じゃないか」
「あんたの熊コスチュームだって負けてないよ」
苦笑い。迷子の2人は無事(?)に甚八らと合流することができたのだった。
(ううびっくりした……俺怖いの苦手なんだよな……)
心臓がバクバクいっている
雪見 大福
、ヘッドホンを被り少しでも恐怖を紛らわそうとする。
(ああでも、甚八さんは俺たちがいて嬉しいんだな)
ろっこん「リスニング」で甚八の心の声を聴きとる。大福もホッと一安心だ。
甚八はたくさんの人に囲まれ、また巡回を手伝ってもらって、「喜」そして「楽」の感情を隠せずにいた。二つの感情がない交ぜになり、新たな波紋を倉庫に作り出している。
「これは妹が見たら卒倒ものだわ」
カメラをまわし続ける
桃川 圭花
は、勢いに乗って思わず倉庫内を大胆に動き回った。これが彼女にとっての悲運の始まりであることも知らずに。
「えっ」
カメラを覗くのに夢中で、背後を確認するのを怠っていた。気がつけば、後ろには大量の宇宙人たちが。指先をウネウネさせながら、大きな二対の黒目をギラギラと圭花に光らせている。その光景を、義務とでもいうようにカメラ越しに見届ける圭花。
「きゃっ、ちょっとやめ……」
圭花の体にまとわりつく宇宙人ズ。引き剥がそうにも、彼らのお祭り騒ぎは終わらない。ひょいと圭花を担ぎ上げた。拍子でカメラを落としてしまう。
「いやーーーーー!」
圭花の悲鳴がこだまする。
悲鳴は倉庫そばにいた甚八たちにも聞き届いていた。
「なんだなんだ、そんな悲鳴あげるくらいひどいことが中で起きているのか?」
「実際に見てみればいいことだ」
邪衣 士
と
逆巻 天野
を先頭に、急ぎ倉庫へと掛ける甚八たち。倉庫内はポルターガイストが一時的に収まっていたが。
「う……なんて散らかり方」
思わず口を押さえる
常葉 治
。商売柄、この惨状は見ておけないだろう。
「ふむ、いつも以上に散らかっていますね」
しょげる甚八。するとまた小道具たちが動きだし、彼らの前をかすめていった。
「!?」
ろっこんを使っていた
雪見 大福
はあることに気づいた。
(甚八さんの心の中がざわついたら、物も動き出した)
甚八を見ている大福に、
桜庭 円
が声をかける。
「やっぱり間違いなさそうね。この現象は……」
「あたなガー甚八サン〜?」
そこに突然やって来るのは、お騒がせ者の
百鬼 諶之丞
だ。甚八に馴れ馴れしく絡みだす。
「あ、ソウダそうだ、コレ! 苺ジャムパン〜! ヨカッタらどーぞ食ベテ下さい〜」
先ほどの逃走劇でぐちゃぐちゃになったジャムパンを渡す。
「嬉しいです。ありがとうございます」
品質はどうあれ、心遣いには素直に喜ぶ甚八。これのおかげで現象はまた抑えられた。
「なるほど、感情に依ってるんだね」
天野も納得するのだった。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
映画村ポルターガイスト 少し不思議なお片づけ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月30日
参加申し込みの期限
2013年02月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!