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【四限目(3)】
猫島 寝太郎
と
御剣 刀
は三夜湖のほとりで腰を下ろし、太陽の光を受けてきらめく湖面をぼんやりと眺めていた。
「そういえばさ」
「うん?」
「御剣くんはどうして自分を誘ってくれたのかな?」
「ああ、なんか正門の前で学校行くの厭そうな顔してたからさ。気分転換になると思って」
なんでもないように言った刀の答えに、寝太郎は猫のように目を丸くした。
数瞬後、「あちゃー、見られてたか……」と照れたように天を仰ぐ。
それに刀はくすりと笑って、そばに転がっていた小石を一つ手に取って立ち上がる。
「理由は聞かないけどさ。独り言なら聞き流すよ」
自身もまた独り言のように言いながら、刀は乱れのないフォームで湖面に向かってその小石を投じた。
小石は水を切って、一度、二度と跳ね、やがて深い湖の底へ沈んでいった。
「お、跳んだ跳んだ」
と、刀は無邪気な子供のように笑う。
寝太郎はそんな刀の横顔と小石が起こした波紋の広がる湖面を交互に見つめて、思わず小さく吹き出した。なんだか小さなことでうじうじしていた自分がバカらしくなったのである。
それから、自分も手近な石を拾って立ち上がる。
「じつは親に説教されちゃってさ。なんかいろいろ嫌になっちゃってたんだよねー。ていうか、いい大人が酔ってお説教はないよねぇ~」
やはり独り言のように呟いて、彼もまた無心で水面に向けて小石を振りかぶる。
「御剣君は何かやりたいことってある? 将来の夢とか」
なんともなしそう訊きながら、寝太郎は思いきりよく小石を湖面に投げた。
何も考えずに投じたのが良かったのか、寝太郎の投げた小石は刀の投じたそれよりももう少しだけ遠くへ飛んだ。
「お」
と、寝太郎は少し得意になって隣の刀を顔をちらと見る。
「む」
そこには明らかにムキになった表情の刀の姿があった。
「……俺の将来? 俺は祖父さんから習った剣術を極めるんだ!」
気がつけば、彼はさらにもう一つ石を拾って湖面へと投じている。
ぴしゃっ、ぴしゃっ、と小気味の良い音を立てて、今度は刀の投げた石が、寝太郎の投げた石よりもさらに少しだけ遠くへ飛んだ。
「あ」
と、気がつくと、今度は寝太郎がムキになっている。
二人はついさっきまで何を話していたかも忘れて、次から次へと競い合うように小石を拾い上げて湖面に投じていく。
それは遠い空で下校の鐘が鳴るまで続き、
『あ……』
やがて、はたと我に返った二人は互いに顔を見あわせ、弾けたように笑いあった。
二人の少年の笑い声は夕暮れの九夜山に響き、驚いた鳥達が一斉に赤く染まる空へと羽ばたいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月29日
参加申し込みの期限
2014年12月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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