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月夜に囚われし姫君を救え
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転:言葉にできる事
黒耀石で出来ているであろうナイフを両手に舞う白鋼は、なかなか手ごわかった。
骨削 瓢
の妨害も、地味に嫌なものである。しかし、
呉井 陽太
が隙を作り、もぐりこんだ
十朱 此方
の言葉に、白鋼は身動きを止めた。
「これ、説得のチャンスじゃない?」
桜庭 円
の言葉に、言いたい事があったメンバーは肯きあう。
「確かに、チャンスだな」
「やっておいて損はないかもな。でも……あいつが気になる」
御剣 刀
が相槌を打つが、
宇崎 宙太郎
がちらり、と瓢を見る。説得を邪魔しようとしているように見えたのだ。
「だったら、これの出番かなー?」
陽太は粘土細工を掌に転がしながらウインクを1つした。
戦っている者たちの後ろで、
尾鎌 蛇那伊
は未だ様子を見守っていた。そうしながらも気は練っており、いつでも戦いに赴ける。だが揃った面々は戦いに慣れている者が多いらしく、決着が少し見えてきたように思えた。
(私が出る幕は、ないかもしれないわね)
白鋼が動きを止めたのを見、蛇那伊はくすり、と笑う。説得を行うのだろうか、数名が白鋼へと歩み寄るのを彼は菩薩のような笑みで見つめていた。まぁ、納得がいかない瓢の相手をする者もいるようだが、そちらは彼らに任せればよいだろう。
「今のところ酷いけが人はいないようですね。これにはちょっと安心ですけど……」
治癒担当の
椿 美咲紀
が不安げに戦う者たちを見つめる。治癒に向かいたい気持ちはあったが、乱戦となっているため、蛇那伊に止められていたのだ。
暫く成り行きを見守っていよう、という彼の言葉に肯く美咲紀。それでも彼女は、不安で仕方がなかった。今まで遭遇した神魂騒ぎでも、大怪我を負う者がちらほらいた。今回もそうなる可能性が非常に高いのだ。
「今はなりゆきを見守りましょ?」
「はい」
蛇那伊の言葉に、美咲紀はじれったそうに肯いた。
此方が作った隙を生かし、白鋼への説得が始まる。その時、対白虎に動いていたメンバーにも動きがあった。
(なるほど……。それならば、この力が有効的かもしれない)
新江 天懸
は
桜 月
の案に乗る事にした。もし上手くいけば、
後木 真央
が安全に銀穣と名乗った虎へまたたび粉を与える事が出来る。効果があれば相手を無力化できるかもしれない。
「はじめよう」
月は肯く。視線の先では真央が無謀にも果敢にアタックし、がおー共々転がされる。見てられない、とばかりに天懸は走り、ボールを使って注意を引く。
月は呼吸を整える。目の前では虎が天懸に飛び掛ろうとしている。ふとましい三毛猫が果敢に虎へ飛び掛り、真央もまたアタックをして弾かれる。それを受けとめて抱きかかえ、下がった天懸は叫ぶ!
「……いけ!」
同時に動く影。再び飛び掛る白虎の視界を塞ぎ、怯んだ隙に首根っこを掴む。すると、白虎は「がうっ?!」と目を白黒させて吼え、身じろぎするもその力は弱まっていく。
「おっしゃっ! やっぱりな!」
月の影によって首根っこ押さえられた虎は、少しおとなしくなったように思える。天懸の策はどうやら効いたらしい。
「やったのだ! 月ちゃん、天ちゃん大手柄なのだ! 今こそ突貫なのだぁあああっ!」
真央は手にまたたび粉を握り締めて走り出す。僅かに身を震わせて抵抗を見せる虎の顔へとまたたび粉を塗りつけると、効果があったのだろう、虎から荒々しさが抜けていく。
『これは、またたび……?! 俺の好物またたびではないか!!』
虎はべろべろと口周りを舐め、手についたものを舐めとる。そしてもふもふを堪能する真央をくんかくんかし、その顔や手足もぺろぺろ舐め始めた。
ここで1つ、予想もしなかった事が起こる。またたび粉によってへろへろになった銀穣が、真央の顔や手足を舐めたのまでは良い。だが、衣服へ舌が伸びるとおもいっきり布が破れる音がする!
(意外とザラザラ度少なめなのだ? でも妙に嫌な音するのだ?!)
もふもふと大きな猫の感触によりメロメロ状態だった真央は反応が遅れる。気づいたとき、真央の上着はボロボロになり彼女はスポーツブラのみになっていたのだ。
「ふあっ?! 真央ちゃんなんでこんな事にってくすぐったいのだくすぐったいのだ~!?」
気づけばズボンもボロボロでショーツが微妙に見えそうで見えない。それを目撃して赤くなる者がチラホラ。
「!? 止めぬか銀穣!」
『ですが主君! この麗しき娘がまたたび粉を所持していたゆえ致し方なく!? 上げ膳に据え膳とはこの事!』
マタタビでよっぱらってハイテンションになったらしい白虎は、いつのまにかそんな事をのたまう。真央の姿に僅かながら赤くなった白鋼の米神に青筋がたった。
「銀穣、これが終わったらそなたは反省房行きだ」
ふにゃふにゃ状態で真央を舐め続ける白虎に、白鋼は静かにそう言った。シリアスな空気が壊れた瞬間だった。
「にゃふ!? くすぐったいのだ! だからそこはだめなっ、くくくっ……あはははっ……」
笑い転げる真央に頬をすりよせぐるぐると喉を鳴らす白虎の様子に、僅かだが和んだ。あと、がおーも一緒に真央の頬や手などをぺろぺろしてふにゃふにゃになっていたのを付け加えておく。
「……これ、俺たちの勝利でいいんだよな?」
「……多分」
天懸と月は、顔を見合わせて苦笑しあうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月02日
参加申し込みの期限
2015年07月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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