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07――【南校舎三階】
その同じころ。
南校舎三階の一番西にある教室では、刀が蜂と交戦中だった。
他の者たちより先に三階に上がった彼は、目立つように廊下を走ってこの西端の教室へとやって来た。
屋上からやって来た蜂、数匹がそれに気づいて襲って来た。が、これは彼にとっては望むところだ。
木刀で蜂を次々に倒すと、その体液を教室や廊下に撒く。
もちろん、他の者たちが間違ってこの教室に来ないように、かおる子に伝言を頼むと共に、階段の上がり口やエレベーターの出入口に、「西の端の教室に蜂を集めている」とのメモを残すのも忘れない。
蜂たちは、まさに砂糖に群がる蟻のごとく、仲間の体液に引き寄せられて刀のいる教室へと集まって来た。
数が多くなるにつれ、その動きを捕えられず、対処が難しくなって来る。
彼は、脳裏で撃鉄が落ちるのをイメージした。途端、ろっこん『加速』が発動する。
精神が加速して、相対的に目に映る世界の動きがゆっくりになった。蜂の動きも、まるでスローモーションのようだ。
加速した肉体が、その蜂の動きをたやすくかわし、木刀で切りつける。
たちまち、教室の床は蜂の死骸で埋め尽くされた。刀の体は、蜂の体液を浴びてドロドロだ。
彼は、頬にかかった体液を、ぐいと手の甲で拭う。
(これで蜂を引き寄せられるなら、いくらでもやろう。あいつらの元へは、絶対に向かわせない)
胸に誓って、彼は再び木刀をふるう。
(この事件は終わらせる。終わったあとは、みんなで笑って元の世界に帰るんだ。そのためにも、お前らは、俺が全て倒す!)
激しい気合と共に彼は、蜂の胴に木刀をめり込ませた。
一方。
勇樹、飛鳥、棗、弦月、葵の五人は、二階を調べ終えて三階へと上がって来ていた。
ちなみに、勇樹と飛鳥は一階で、海美、由貴、キリエの三人を見送ったあと、二階へ上がり、勇樹たち三人と合流したのだった。むろんその際には、ろうそくを発見して消したことや、海美のことも話した。
刀のおかげで二階には蜂の姿はどこにもなく、おかげで探索は迅速に進んだものの、成果は何もなかった。
三階に上がったところで、琴美発見の報がかおる子からもたらされ、残るはろうそく二本だけとなったことを、彼らは知った。
「三階にろうそくがなければ、今度は外を調べるかなー」
東の端の教室から探索を進める仲間たちについて行きながら、葵がふと思いついたように呟く。
「それが妥当だろうね。……ところで、ここを一緒に調べないか?」
うなずいてから、飛鳥が示したのは、女子更衣室だった。
「別に隠すようなものはないと思うが、場所が場所だけに、男性陣は入りにくいだろう」
「そうだねー。いいよー」
うなずいて葵は、中に入って行く飛鳥に続く。
ざっと見たところ、ろうそくらしいものはない。
「ロッカーの中も調べよう」
飛鳥の言葉に、葵も従う。
「おおー」
真ん中あたりのロッカーを開けた時だ。葵が、間延びした声を上げる。
その中には、赤いろうそくがただ静かに燃えていた。
「私が見つけちゃうとはねー」
小さく目をしばたたいて言うと、駆け寄って来た飛鳥をふり返る。
「大丈夫そうなら、このまま消すよー」
「ああ」
うなずく飛鳥に、葵は再びろうそくの方を向くと、ふうっと息を吹きかけた。ろうそくの火は、わずかに揺らぎ、消える。
これで、残るろうそくは、一本となった。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月19日
参加申し込みの期限
2014年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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