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「璃亜ちゃん?」
円が璃亜に気付き、声をかけた時……、彼女は性質の悪い客に捕まっているようだった。どうやら写真をねだられているようだが、下から撮ろうとする辺りが怪しい。璃亜は「ご主人様、申し訳ありませんが……」とお店のルールに基づいて断ろうとしているが、その男性客は「そんな事言わずにさぁ」とお構い無しである。
(うぅ、困りました……。マニュアル通りに対応しているのに、しつこい人ですね)
璃亜が困惑しつつ下がろうとするが、別の客に回りこまれてしまった。2人は何が何でも璃亜を被写体にしたいらしい。小声だったので目立ちにくかった物の、近くにいた時子たちはその様子を見てしまったようだ。
「見ていられません……」
「そうだよ! こまってるもん!」
時子が険しい表情でいい、肯いた円共々立ち上がろうとしたが、そこを制したのはメイだ。彼女は席を立つと震えながらも璃亜を庇って背中に隠す。
「困っているようですから、お止めになって下さい。ルールにもあるでしょう?」
「アンタには関係ないでしょ? 引っ込んでてよ」
客の1人がメイを睨み付ける。が、メイの傍らに時子と円が駆けつけて加勢する。いつのまにか、舞華がやんわりとした笑顔で傍らに立っていた。
「ここは皆で楽しむための屋敷です。和を乱す方は、どうぞ出立なさってください」
騒ぎを聞きつけたのか、お店のベテランメイドさんもやってきて「お帰りはあちらです」と言わんばかりの仕草を見せた。そしてこの店のルールを読まなかったのか、など問いかける。そのメイドさんによって奥の方へ案内されたその客2人は、店を出る際とても悔しそうな顔をして出て行った。
舞華達が「大丈夫か」と璃亜に問えば、彼女は小さく肯く。それでも少し気分を落ち着かせようと、チーフらしき店の人は彼女に休憩に行くように小声で伝えたのだった。
(どうにか、なったかな?)
店の人を呼んだのは、たまたま通りかかった陽太だった。それとなく気にしていた蒼志が彼から解決した事を聞けば、少しほっとした様子になる。
そうこうしているうちに、注文していたオムライスが到着した。可愛いオムライスの登場にほっこりしていると、メイドさんはにこやかな笑顔で陽太に問いかける。
「ではご主人様、オムライスには何を描きましょう?」
「え?!」
サービスの1つなのだが、説明を読んでなかったのかきょとん、となる陽太。カレーを受け取った蒼志はしれっと
「イラストはお任せでお願いします」
「はぁい♪」
「え? どういう……」
把握する前に注文し、メイドさんはオムライスに星を描いてくれた。状況についていけない陽太だったがそこで更にメイドさんの声が入る。
「それでは、いっしょにお願いしまぁす♪ おいしくなるおまじないです。ご主人様も『もえもえきゅん♪』とやってみてくださいね~」
と、愛らしい仕草を見せるメイドさん。それに対し若干困惑気味の陽太。
「どういう事かなぁ? メイドさんがもえもえきゅんするのはいいんだけど、問題は何でオレもやるのって事でぇ……」
「先輩、おいしくなるおまじないだそうですよ~。ほら、メイドさん困ってるじゃないすか」
あたふたする陽太に、しれっと言ってのける蒼志。恥ずかしいのを堪えて陽太は、メイドさんに向き直った。
「それではいきますよぉ♪ もえ・もえ・きゅん☆」
「も……もえ・もえ・きゅん☆」
顔を真っ赤にする陽太。その動作の瞬間をパシャッ、とスマートフォンで撮影する蒼志。音で気付いて、「何とってるのー!?」と真っ赤になってるうちに保存されてしまった。
(なんとか仕返ししたい……うん、恥ずかしい、仕返ししたい)
陽太は真っ赤なまま考えていたが、ふと、女の子同士のお客さんが互いに「あーん」とさべさせていたのを見る。
(こ・れ・だ・ねぇ!)
内心でにやり、と笑い、陽太は気を取り直す。そして、即決行! スプーンで一口分をすくい、実にいい笑顔でこう言い放つ。
「そういえば、オムライスを1口食べたいとか言ってたねぇ? ほら、あーん♪」
「……なら、はい」
ところが蒼志、カレーをスプーンですくって陽太の口に放り込む。しかもそのカレー、蒼志の希望により激辛だったりする。
「?! (何この子!? 激辛カレー口に入れてきたよ!!)」
辛さで思わず身もだえ、水を一気に飲み干す事になった陽太。その傍ら、蒼志は何食わぬ顔で「頂きます」と1口分のオムライスがのったスプーンを口にし、その程よいケチャップライスと卵の優しい風味を味わった。
「それ、そんなに辛いっすか?」
「蒼志君、ひどぅい……」
陽太は両手で顔を覆い、さめざめと心で泣いた。うん、今君は泣いていいと思う……。
因みに。この様子をみていた月詠はストロベリーパフェを食べつつ
「あのメイドさんの動き、私が指導する必要がないぐらいいいですね」
と呟く舞華の意見を聞いていた。そういう彼女は動画のファンらしき人が自分をあえてそっと見守っている事に気付き、笑顔で答えているようだった。
(こんな日もいいね。悪意のあるドジをするメイドさんもいないし、たまにはここで過ごすのも一興か)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月23日
参加申し込みの期限
2015年03月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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