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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
秋葉原に行こう！
お店の中を見ているうちに、『怪盗ヘブン』のグッツがあるコーナーに。最新刊も並んでおり、中々売れ行きは良さそうな雰囲気であった。コレにはメイも嬉しそうである。
「これは、面白いときいて、読んだ事がありますね……」
時子がそう言えば、メイは「ありがとうございます」と小さな声で礼を言う。彼女の兄が作者なのだから、自然な事だろう。円も最新刊を買うために手に取り、その他、グッツも見つつこう切り出した。
「そういえば、先生は普段どんなアニメとか本を見るんですー？」
「うーん、ほのぼのとした四コマ漫画とか、ラブコメディ漫画を読みますね。兄の影響もあって、ニャンダム関連のアニメや漫画も好きです」
大人にもなって恥ずかしいかもしれませんが、と苦笑するが円も時子もそんなことはない、と首を振る。
「ボクはもっぱら、表紙買いかなぁ？ 波長があったら買って読むという具合。今日は神田町で『章を組み替えると犯人が変わる推理小説』とか、『上から読むと日本語で下から読むとドイツ語の詩集』とか買ってみたんだ♪」
「あぁ、先ほどの……」
時子が思い出したようにぽん、と手を叩く。すると、メイも僅かに瞳を輝かせる。
「もしよかったら、その詩集を後から見せていただけますか？ 面白そうですね」
「それでしたら、どこかでお話しますか……？」
時子が切り出しつつ、とあるチラシに目を留める。円はそれをみてぱっ、と表情を明るくした。
「ここ、知ってるよ。ラテアートがすっごく上手なメイドカフェだよね？ 行ってみたいなぁ！」
「それでは、買い物の後ここでお茶にしましょうか」
「はい……♪」
３人はここでの買い物を済ませた後、そのカフェへと向かう事になった。
因みに、円はこの店へ何を買いに来たのだろうか？ それとなくメイが円に聞いてみると、彼女は楽しげにこう言った。
「TRPGの新しいルールブックと同人誌を表紙買いしようかなーって思って。メジャーな作品なら、寝子島でも通販で買えるよ。でも、変り種見つけるならー、大きいところにありそうだなって思ったんだ」
「てーぶるとーく？ どのように遊ぶのですか？」
ゲームなどに疎い時子は不思議そうに問う。一方のメイは知っているようで懐かしそうに瞳を細めていた。
「私も少しだけ、齧ったことがあります。『ビーストワールド』とか、『瑠璃色の樹海』、マイナーどころでいえば同人の『奇跡の種』や『まっさらRPG』でしょうか」
時子の問いに円が「さいころを使ったり、キャラクターを演じたりして遊ぶんだよ」と簡単に説明し、なんとなく面白そうと思う。メイも「なかなか楽しいですよ」とやわらかい笑顔で肯いた。
同人誌は色々買う事の出来た円。しかしTRPG関連の物はめぼしい物がなかったので、とりあえず６面と１０面のさいころを購入していく彼女であった。
（後で他のお店をまわってみようっと）
その少しはなれた所に黒子と凪もいた。因みに彼女たちがいるのは同人誌のコーナー。しかもちょっと奥まっている場所である。
「あの大手さん、今回は案外あっさりめな構成できたわね。まぁ！ こっちはヘブン×マナコのほのぼのNL本！ 通販で買い損ねちゃったから運がいい！！ 入手しそこねた新刊の方（因みにシリアスで年齢制限あり）もゲットしたし、大漁ね！」
「声のボリューム、もうちょっと落とせ……」
テンションがだだ上がりの凪は喜びに震え、傍らの黒子はどうにか落ち着かせようと声をかける。が、その直ぐ横にあった作品を手にし、更にテンションが上がる。
「パライゾ×ノノカのGL本もある……！ きてよかった……！！」
拳を握り締めて感涙を流さんばかりの凪。黒子はとりあえず落ち着かせつつも何気なくオールギャグ本を手にしつつ、横を見た。
「ビンゴ！ 『怪盗王子』のBLアンソロ本があるっ！ あぁ～、他にも色々あって素敵……」
「うんうん、江戸川警部総受アンソロも気になる……」
ふと、凪が横を見ると、碧南がそこにいた。乙女ゲーム関連の同人誌を買おう、と財布とにらめっこしつつ吟味しているところだった彼女が顔を上げると、凪と目が合う。
「もしかして、このゲームのシリーズ……好き？」
「はいっ。特に『怪盗王子』をめぐるあれそれが」
凪の問いかけに、いい笑顔で答える碧南。黒子が様子を伺っている事に気付かず、二人はなんかがっしと手を握った。
……なんか、波長が合ったらしい。
この後、声は抑え目になりつつも『怪盗王子』など乙女ゲーム談義に花が咲き、黒子は許可を貰って近くのコスプレ衣装のお店へ。後でメイドカフェにて落ち合う約束と相成った。
（話が濃過ぎて付いていけねぇ）
黒子は凪と碧南に苦笑しながら、店を後にするのだった。
「これは、面白いときいて、読んだ事がありますね……」
時子がそう言えば、メイは「ありがとうございます」と小さな声で礼を言う。彼女の兄が作者なのだから、自然な事だろう。円も最新刊を買うために手に取り、その他、グッツも見つつこう切り出した。
「そういえば、先生は普段どんなアニメとか本を見るんですー？」
「うーん、ほのぼのとした四コマ漫画とか、ラブコメディ漫画を読みますね。兄の影響もあって、ニャンダム関連のアニメや漫画も好きです」
大人にもなって恥ずかしいかもしれませんが、と苦笑するが円も時子もそんなことはない、と首を振る。
「ボクはもっぱら、表紙買いかなぁ？ 波長があったら買って読むという具合。今日は神田町で『章を組み替えると犯人が変わる推理小説』とか、『上から読むと日本語で下から読むとドイツ語の詩集』とか買ってみたんだ♪」
「あぁ、先ほどの……」
時子が思い出したようにぽん、と手を叩く。すると、メイも僅かに瞳を輝かせる。
「もしよかったら、その詩集を後から見せていただけますか？ 面白そうですね」
「それでしたら、どこかでお話しますか……？」
時子が切り出しつつ、とあるチラシに目を留める。円はそれをみてぱっ、と表情を明るくした。
「ここ、知ってるよ。ラテアートがすっごく上手なメイドカフェだよね？ 行ってみたいなぁ！」
「それでは、買い物の後ここでお茶にしましょうか」
「はい……♪」
３人はここでの買い物を済ませた後、そのカフェへと向かう事になった。
因みに、円はこの店へ何を買いに来たのだろうか？ それとなくメイが円に聞いてみると、彼女は楽しげにこう言った。
「TRPGの新しいルールブックと同人誌を表紙買いしようかなーって思って。メジャーな作品なら、寝子島でも通販で買えるよ。でも、変り種見つけるならー、大きいところにありそうだなって思ったんだ」
「てーぶるとーく？ どのように遊ぶのですか？」
ゲームなどに疎い時子は不思議そうに問う。一方のメイは知っているようで懐かしそうに瞳を細めていた。
「私も少しだけ、齧ったことがあります。『ビーストワールド』とか、『瑠璃色の樹海』、マイナーどころでいえば同人の『奇跡の種』や『まっさらRPG』でしょうか」
時子の問いに円が「さいころを使ったり、キャラクターを演じたりして遊ぶんだよ」と簡単に説明し、なんとなく面白そうと思う。メイも「なかなか楽しいですよ」とやわらかい笑顔で肯いた。
同人誌は色々買う事の出来た円。しかしTRPG関連の物はめぼしい物がなかったので、とりあえず６面と１０面のさいころを購入していく彼女であった。
（後で他のお店をまわってみようっと）
その少しはなれた所に黒子と凪もいた。因みに彼女たちがいるのは同人誌のコーナー。しかもちょっと奥まっている場所である。
「あの大手さん、今回は案外あっさりめな構成できたわね。まぁ！ こっちはヘブン×マナコのほのぼのNL本！ 通販で買い損ねちゃったから運がいい！！ 入手しそこねた新刊の方（因みにシリアスで年齢制限あり）もゲットしたし、大漁ね！」
「声のボリューム、もうちょっと落とせ……」
テンションがだだ上がりの凪は喜びに震え、傍らの黒子はどうにか落ち着かせようと声をかける。が、その直ぐ横にあった作品を手にし、更にテンションが上がる。
「パライゾ×ノノカのGL本もある……！ きてよかった……！！」
拳を握り締めて感涙を流さんばかりの凪。黒子はとりあえず落ち着かせつつも何気なくオールギャグ本を手にしつつ、横を見た。
「ビンゴ！ 『怪盗王子』のBLアンソロ本があるっ！ あぁ～、他にも色々あって素敵……」
「うんうん、江戸川警部総受アンソロも気になる……」
ふと、凪が横を見ると、碧南がそこにいた。乙女ゲーム関連の同人誌を買おう、と財布とにらめっこしつつ吟味しているところだった彼女が顔を上げると、凪と目が合う。
「もしかして、このゲームのシリーズ……好き？」
「はいっ。特に『怪盗王子』をめぐるあれそれが」
凪の問いかけに、いい笑顔で答える碧南。黒子が様子を伺っている事に気付かず、二人はなんかがっしと手を握った。
……なんか、波長が合ったらしい。
この後、声は抑え目になりつつも『怪盗王子』など乙女ゲーム談義に花が咲き、黒子は許可を貰って近くのコスプレ衣装のお店へ。後でメイドカフェにて落ち合う約束と相成った。
（話が濃過ぎて付いていけねぇ）
黒子は凪と碧南に苦笑しながら、店を後にするのだった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2015年02月23日
- 参加申し込みの期限
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- 2015年03月02日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2015年03月02日 11時00分
