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おもちゃのお医者さん
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●ロボットとオルゴールのお医者さん●
Ze Petに入ろうとした
志波 拓郎
は、入口で1人の少女とぶつかりそうになった。
「すみません……って、あれ……十文字先輩?」
「わっ、拓郎君だ!」
いつもの快活な笑顔。同じ陸上部の部長、
十文字 若菜
だった。
「あ、もしかして先輩、も……?」
目で問う拓郎に、頷いて若菜も答える。
「うん、同じクラスの五郎八ちゃんから、修理屋さんの事を聞いてね。
大事にしてたオルゴールが壊れちゃったから、ここなら……と思って来てみたの。
拓郎君は、何のおもちゃの持ち込み?」
鞄をごそごそやって拓郎が取り出したのは、手のひらぐらいの大きさのロボットだ。
「わっ、可愛い!」
丸みのあるフォルムのロボットが、拓郎の手の上にちょこんと座っている様子は、確かにどことなくユーモラスで可愛らしい。
「……これ、直せそう……かな?
本当は……ちゃんと立つし、歩いたりも、できるんだけど……」
机の上に飾っていたのを、うっかり当たって落としてしまったらしい。
「……ばらして直そうとしたら、パキッって音がして」
よくよく見ると、胴体部分にヒビ割れも走っている。
「こわくなって、それ以上いじるの、やめた……」
「あ、分かる。私のオルゴールも、怖くて中を開けられなくって……
でも、ちょっと意外だね。拓郎君がこういう可愛いおもちゃ、好きだったなんて」
「ああ、これは昔……兄貴がくれた、というか……」
拓郎の話によれば、小さい頃に兄が持っていたこのロボットと、自分の飛行機のおもちゃを、無理やり交換されたのだそうだ。当然、幼い拓郎はわんわん大泣き。
「あはは、目に浮かぶみたい」
「……でも、じっと見てたら……何だか可愛く、思えてきて……
結局お気に入りに、なったんだ。
兄貴は嫌いだけど……これは、嫌いじゃないからずっと、飾ってた」
だからせめて、飾れるようには直ってほしいな──そう結ぶ。
「にゃふっ! 拓郎ちゃんも若菜ちゃんセンパイも来たのだこっちなのだ〜♪」
そこに同じく陸上部員の
後木 真央
がやって来て、2人を子ども達の列に案内した。順番を待って、診察担当の
初島 優
に差し出すロボットを、横から真央がパシャパシャと撮影していく。
拓郎は歩行しないおもちゃの症状を、丁寧に初島に説明した後、
「あと、頭押すと……この目の所が光る仕掛け、だったんだけど。
落としてからは、それも駄目で……
光るのは無理でも、足はどうにか、ならないかな……」
「あーこれは、衝撃で断線してるみたいだねー」
初島が後ろを振り返り、ごそごそやっている
宇佐見 望月
に訊ねる。
「ロボットの持ち込みなんだけど、宇佐見先輩、手が空いてるー?」
「あっ悪りぃ! 俺様、今ちょーっと手が離せなくて」
望月はちょうど、先ほどの近石のミニカーを直している最中だった。初島は不安そうにしている拓郎の方に向き直ると、
「じゃ、このロボットの断線は、俺が見るよー。
足の駆動部の構造も(ろっこんで)分かったから、直せると思うー。
このヒビ割れは、五郎八先輩、どうかなー?」
骨削を取り逃した様子の
八重崎 五郎八
がそこに戻って来て、胴体部分の割れをチェックする。
「ん、これはプラ用接着剤で付けて、ペーパーがけかな。
(拓郎に)成型色はこのまま活かしたい?
じゃあ合わせ目は塗装じゃなくて、コンパウンドで磨いて目立たなくしよっか」
「(ほっ)初島さん、八重崎先輩、よろしくお願いします……」
一方、望月の方は
近石 簾
に見守られながら、クローラクレーンのパーツを複製しているところ。
「クローラ部分のパーツは全部同じコマだからな、複製で1コ増やそうぜ。
この『お湯で柔らかくなる粘土』にパーツ押しつけて、型を取って……
冷ましてからそこにエポキシパテ放り込んで、後はこのまま数時間、
固まるの待てば出来上がり……俺様のスキル大開放だぜうひゃっほう!」
その作業を真央も横から覗き込んで、
「おー、さすがは もっちゃんセンパイなのだ、
真央ちゃんも何か作りたくなってきたのだ!」
そこに、カニさんクレーンの修理を終えた、
天動 記士郎
もやって来た。約束のミニカーを近石に渡して、感激する彼ににっこり微笑む。
「うおおおおっ、やっぱかっけー! あっ、ありがとうございます!」
「いえ、簡単な修理でしたから……」
そう言ってのんびり天動は、他のお医者さんが修理中のおもちゃを、珍しげに見て回り始める。
「へえ、今はこういうおもちゃが人気なんですねぇ。
私が言うのも何ですが、うちの雑貨屋はどうも、
昔流行った物とか、ぱっとしない商品ばかりで……おや?」
そこで天動は、順番待ちの
十文字 若菜
が大切そうに抱えている、オルゴールにふと目を留めた。サンタクロースと雪だるまの人形が付いた、おもちゃのオルゴールだ。
「可愛らしいオルゴールですね、どこが悪いんですか?」
「これ、以前はオルゴールと一緒に、人形も動いてたんですけど……
サンタと雪だるまが、この湖の上をスケートして回るって仕掛けが、
今はどっちも動かなくなっちゃって。
使い過ぎたみたいで、音も昔と比べるとちょっと、いびつになってるんです」
そう答える若菜に天動が、
「オルゴールでしたら何回か、商品で扱ったことがあります。
よかったら私が見ましょうか? 音色の方はあまり自信がありませんが、
仕掛けの方は分解すれば、原因を見つけることぐらいは出来るかもしれません」
「本当ですか! 大事な物なんです、ぜひよろしくお願いします!」
というわけで若菜のオルゴールは、雑貨屋の店長さんに託されることになった。
◇
オルゴールの修理を待つ間、そわそわと落ち着かなくって、
十文字 若菜
は会場内を回り始める。するとさっきの
後木 真央
が、長机の1つに陣取って、何やら色々なツールや材料を広げている。若菜は不思議そうにそれらを手に取って、
「真央ちゃん、これはなに?」
「UVライトにUVレジン液なのだ、ふにゃにゃん♪」
「ゆ、ゆーぶい……?」
真央の説明によれば、紫外線の簡易照射器と、その紫外線を当てると固まる、透明な樹脂のセットらしい。こんなものを持ち込んで、いったい何をするのかと聞けば、
「おもちゃの修理の間、すること無くて待ちくたびれてる子が結構いるのだ、
そんな子も退屈しないで済むように、ペンダントトップ作りにお誘いするのだ〜」
これで短い時間で簡単に、オリジナルのアクセサリーが作れるらしい。
「子どもはスイーツデコの方が喜ぶかなと思ったけどレジンの方が材料費安いのだ、
簡単で女の子やプレゼントに喜ばれる時間潰しになるかなって思ったのだ〜」
「へえ、面白そうかも。おもちゃが直るまでの間、私もやってみようかな?」
「初心者さんには、コラージュペーパーを貼りこんだアクセサリーがお勧めなのだ!」
乗り気になった若菜に、各種イラストシートをばっと真央が広げて見せる。
「わあ、花とか宇宙とか、いろんな柄があるんだ」
「好きな柄をミール皿に合わせて切って貼ったら、
上からレジン液流し込んでライトで固める、簡単なのだ」
本当に簡単そうだ。フレームになるミール皿をまずは選び始める若菜、その楽しそうな様子に興味を惹かれ、
劉 瑞麗
と
加藤 神々ノ黄昏
、テディベアの女の子の3人もその場にやって来た。
「あいやー2人とも何作ってる? ペンダント?」
「ちょっと面白そうでございますですね!」
他にも珍しそうに集まってくる男の子も女の子も呼び込んで、真央がいくつかの見本を見せる。
「にゃふっ、物は試しなのだ、皆も待ってる間にいっしょに作ってみないのだ?」
こうして修理待ちの子ども達も、2人のお姉さんに面倒を見てもらいながら、会場でわいわいアクセサリー作りを始めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月31日
参加申し込みの期限
2014年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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