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おもちゃのお医者さん
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●診察開始●
「【急募】【拡散希望】……っと。うっし、こんな所かな?」
宇佐見 望月
は ねこったーに、おもちゃのお医者さん&その助手募集の書き込みを終えると、店員の
八重崎 五郎八
の方を振り向いた。
「困ってる人ぁ見捨てておけぬ! 五郎八ちゃん、
俺様もプラモ系とかフィギュア系なら修理できるから、ここは協力すっぜ!」
「うわ助かる、宇佐見君。ボランティアなのにホント申し訳ないね」
「いや期待はあんますんじゃねーぞ、
あくまでも緊急避難って感じで1つ……っとと」
会場に並んでいる子ども達をこれ以上不安にさせないよう、口をつぐむと、望月は五郎八と2人で、修理に必要そうな道具や電池や材料などを、慌ただしく準備し始める。
「五郎八ちゃん、針金とかフィギュア用のプラパーツとかある? あとプラモのランナー」
「ん、あるある。ランナーなら、
ウチの店長が作例用に作ったニャンプラ
の箱にごっそり」
とバックヤードに走っていった五郎八が、パーツ類といっしょに同僚の
初島 優
を連れて、戻ってきた。
「よかった、優君が出勤してたから連れてきたよ」
「今日もバイトバイトーってあれー?
ドクター来れなくなったのかー」
先輩の五郎八から事情を聞かされた初島は、
「なら俺がおもちゃの診察をしますよー」
スチャッと愛用の作業用ゴーグルを装着すると、パイプ椅子に着席する。待ちかねていた子どもの1人が、
「おにいちゃんが、おもちゃのお医者さん?」
「そうだよー、見てこのゴーグル。
修理とか得意なドクターに、見えるでしょー」
わっと目を輝かせ、我先に子ども達が、自分のおもちゃを差し出した!
「あーほら順番だから、1人ずつねー」
慌てて五郎八がチビッコたちを交通整理し、早くから並んでいた
二宮 風太
が、まず最初におもちゃを診てもらう。おずおずと机の上に置いたのは、特撮ヒーロー番組・鬼面タイガーの変身ベルトだ。
「あのね、サッカーしてたら転んで、壊れちゃったの……」
(ってコレ付けたまま練習してたのかよ!)
隣りで思わず突っ込みそうになる望月。ツノとか生えてて、いかにも危なそうだ。しょんぼり落ち込んでいるその小学生・風太の説明によれば、転んで以来、音も光も出なくなっちゃったとのこと。
「ぱっと見た感じ、キズも外傷も無いけどねー。
ああ分かった、これは電池切れだねー」
ベルトに触って見ただけで、たちまち原因を言い当ててみせる初島に、風太が目を丸くする。念のため、五郎八が持ってきた乾電池チェッカーで測れば、やはり中の電池の電圧不足だと分かった。
「そっか、電池系のおもちゃの故障は、大抵それか配線切れだもんな!」
ウンウン腕組みして頷いた望月が、すぐに何事かをひらめいた様子で、机の上にあった消しゴムを、貰っていいかと五郎八に訊ねる。
「ん、いいけど。何に使うつもり?」
「へへっ、まー見てなって! デザインカッターでちょいっとやって……
スタンプ台使って店の紙袋に押せば、『おくすり』の袋、でっきあがり〜!
(ひそ)ほら、これに電池入れればそれっぽくならねぇ?」
「あーなるほど、なるほど」
先ほど用意しておいた電池を五郎八が袋の中に入れて、
「はい風太君、先生が処方してくれた『おくすり』だよ」
次に同じ症状になっても、今度は自分で交換できるよう、電池の換え方から五郎八が教えてやると……風太の手の中でベルトのLEDが発光し、再び元気なギミック音を奏で始めた!
「(ぱああ)わあ、治った! 治ったよ!」
風太のみならず、固唾を呑んで見守っていた後ろの子どもたちも、わっと歓声を上げ、
「ふっ……ゴーグルを付ければこれくらい造作もないのさー」
キラーン☆とゴーグルを光らせ鼻高々の初島を、きらきらした目でいっせいに見上げる。
「先生、ありがとー!」
「ぼくのロボも!」
「あたしのお人形も見て!」
「おもちゃの診断ならドクターに任せろー、じゃあ診察開始ー」
子ども達の抱える患者にテキパキと診断を付けていく、我らが初島ドクター。その秘密はやはりあのゴーグル……ではなく、実はこれは彼のろっこんの能力だ。触れた物の仕組みが分かる【技術者の目】で、次々とおもちゃの故障箇所を特定しているのである。
(ゴーグル付けて触るだけだから、見た目に不自然な所は無いし、
人前でろっこん使ってもまず怪しまれないよねー)
「おぉっ! あのお兄さん、調べるの超早ーい!
ほら広樹ぃ、あたしの言った通りでしょっ。
ここならスグ修理してもらえそーじゃん!」
並んだ列からぴょんぴょんハミ出し、
歌星 姫音
がそう言って、後ろの男の子を元気付ける。
「だからいい加減もう、機嫌直して☆」
「うぅ……怒ってなんか……ないもんっ……!(ぐずっ)」
ポップでパンクな、目がチカチカするファッションの姫音とは対照的に、いかにも真面目で純真そうなこの男の子の名は、
河原 広樹
。2人はヒマワリ荘という、同じ寮で暮らす寮仲間だ。ちなみに姫音が中学2年で、広樹は小学5年生。
すぐに順番が回ってきて、2人は持参のおもちゃを、初島に差し出した。
「僕のは、これです。ラジコンカー……」
「むむ、こ、これはー」
後輪の大きなタイヤがポッキリ、軸のシャフトごと折れている。
「あの、姫音ちゃんが突然、部屋で『ギュイン★ギュイン☆ギュイーーーン!!』
……とか言って、めちゃくちゃに暴れ出して」
「暴れてないじゃん! エアギターごっこでスーパーロックしてたんだよ☆」
「僕の大切なラジコンが破壊されました……。タイヤが取れてくっ付かなくて……」
「ごめん広樹ぃ! でもあたし勇者だから寛大な心で許してくれると嬉しいっ!」
「うぅ、スミマセン……姫音ちゃん、いつもこんなで(しくしく)」
異世界から来た勇者の末裔を名乗る、ちょっぴりアレが暴走気味の女の子と、それに振り回される年下の男の子。どうやらこれが、この子たちのいつもの関係のよう。
「そいでもって、あたしのはコレね! 1/144ニャンダム!」
こちらも首がもげたプラモデルを、姫音が何故か自慢げに見せびらかす。
ニャンプラ好きの望月がそれを手に取って、
「おー、こりゃまた豪快にイッたなー」
それでも何とか直そうとはしたらしく、ベタベタと大量の接着剤の跡がある。
「すみません……姫音ちゃん、不器用だから……」
「ち、違うよ? まだこの世界にうまく適応できてないだけだもん!」
「コレ、使ったのは瞬間接着剤か? 瞬着は捻る力には弱いからな、
首みたいなジョイント部分には不向きかもだな……
おっしゃ、このニャンダムの修理は、この俺様に任せなっ!」
と自信たっぷりに望月が、ニャンプラの主治医に名乗りを上げてくれた。
ただ、問題は広樹のラジコンカーの方だった。折れたシャフトがタイヤからどうしても外れず、ハンマー投げで鍛えた望月の筋力を持ってしても、ビクともしない。
さらに、初島ドクターのろっこんの診立てによれば、ギヤボックスの中のギヤまで、衝撃で破損しているとのこと。重篤な症状に、五郎八たちが困り果てていると、
「──なら、私の出番ってワケね?」
スッと綺麗な腕が初島の背後から伸び、摘み上げたタイヤを軽く捻れば──あれだけ強情だったシャフトが、それだけの動作で、いとも容易く外れてしまった! 驚き初島が振り向けば、
「おー桃川さん、来てくれたんだー!」
眼鏡を外した涼しげな顔でそこに立っていたのは、同じクラスの
桃川 圭花
だった。彼女は携帯の画面をコツンと片指でノックし、望月にウインクを送る。
「ねこったー見たわよ、宇佐見先輩。ちょうど近くにいたとこでね」
そうして、目を丸くして自分を見上げている広樹、姫音たちの顔を芝居っ気たっぷりに見回して、
「今日来てる子達は逆にラッキーなくらいよ、ふふ……
じゃあ、始めましょうか──桃川圭花の華麗なるステージを」
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月31日
参加申し込みの期限
2014年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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