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夏休みの終わり、真夜中のプールで
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●わくわく浮島探検●
冒険野郎は今日も行く。いまだ知られざる秘境、人類未踏の処女地を求めて……(ナレーション)
航海日誌8月31日。
1ヶ月半の漂流生活の末、ついに我々は地図にも記されていない、未知なる島を発見したのだった!
「ハハッ、なーーんつってな! 行くぜっ、浮島探検!!」
ろっこん【縮身】で、1センチの身長に縮んだ今の
七峯 亨
にとっては、25メートルのプールは、夜の大海原にも等しい。普通に泳ぐのに早々に飽きたこの七峯、さっそくろっこんを発動させて、恒例のイタズラタイムにチャレンジだ。
波にまぎれてこっそり上陸したのは、未知の浮島──すなわち、水面に浮いていたある女の子の身体。
気分はもう大航海時代の、命知らずの探検家である。
当の女の子の顔は残念ながら、暗くて誰だかよく分からなかったけれど、それはきっと向こうも同じこと。ツルツル滑る水着の布地を大胆によじ登り、
「おっ、すべっすべの平原に出たぞ……きっとこのコのお腹だろーなっ」
浮島の女の子が着ているのはどうやらスクール水着だったらしく、素肌こそ見えなかったものの。おヘソの位置に溜まっている、水たまりの凹みが何ともセクシーだ。
温泉よろしくその泉に首まで浸かり、七峯は次なる探検計画を練る。
「紐か何かで留めてる水着なら、ほどいてイタズラしてやれと思ったんだが。
さて、どうすっかなー(パアア)……って、あ、あれはっ!?」
その時、月明かりが海(=プール)を照らし出し、七峯は「それ」を目撃した。この島の中心、なだらかなお腹の先にそびえ立つ、伝説のテーブルマウンテンを……ッ!
天からの啓示のように身震いして立ち上がり、七峯が高々とその山を指差し、宣言する。
「よっしゃ、決まったぜ! 目指すはあの天空の秘境!
地球最後の神秘を探検しに、冒険野郎の出発だっ!」
◇
「(ちゃぱ)ふう、やっぱり。星空の下で泳ぐのは、気持ちが良いですね……」
あおむけに水面に浮かんで、
北条 冬華
は相変わらず夜のプールを満喫している。海と違って、波にさらわれる心配も無いので、ここならただのびのびと、水の揺らめきに身を任せていればよい。
見上げれば、雲間の月明かりが冬華を照らし出し、淡く周囲の水面を発光させる。
光が自分を透過する錯覚に陥るような、とびきりの月光浴だ。
(ふふ、やっぱり、プールに来てみて正解でしたね。
今日は誰かの視線を感じるようなことも、ありませんし……って、あら?)
いや、何だか胸のあたりが、ヘンにむずがゆい。何者かの強烈な視線を感じるような……??
不思議に思って、冬華が身を起こそうとしたその時、
「やあ、こんばんは、北条さん。
ずいぶん、気持ち良さそうだね」
頭上から、聞き覚えのある声がした。驚いてそちらを見れば、コースのスタート台の上から、逆さまに自分を覗き込んでいるのは、月光の加減で銀にも見える白い髪に、兎のような赤い瞳をした少女。
「あら、桜さん」
芸術科の知り合いの生徒、
桜 月
だった。
「これはどういう事なんだい? 見た所、君の他にも何人かいるようだけど」
「折角なのでプールに泳ぎに来たんですよ。桜さんこそ、どうして?」
「昼間、学校でデザイン画を描いていたら忘れ物をしてしまってね……。
思い出して夜中に取りに来てみれば、プールに人影が見える。
気になって、来てみたんだ。皆遊んでいるのか……成程ね」
「桜さんも、一緒に泳ぎませんか? 気持ちいいですよ」
体質から、陽の下に出るのが苦手な月は、
水遊びには縁遠い。
──けれど、陽差しの無い夜なら?
冬華の誘いに、少し心揺れ動く月だったけれど、
「……私は水着を持って来ていないからね、のんびりと見学をさせてもらうよ」
「そうですか、それは残念ですね……。
あっそういえば、水着が無い人用に、
後木 真央
さんが褌の替えを」
「(喰い気味に)ここで見学をさせてもらうよ」
◇
「さて」
椅子代わりのスタート台に腰掛け、
桜 月
は本当に見学を始めた。
月明かりの下で、水と戯れる生徒たちや、相変わらずゆらゆらと、水面を漂っている
北条 冬華
などの姿を、見るともなく眺めていると……「あ、」ふと声を上げ、その赤い目を見開く。
なにか、アイデアを思い付いたような気がしたのだ。けれどもそのイメージのカケラは、睫毛の上で溶け去る雪のように、すでに跡形もなく消え失せていた。
もどかしそうに月は、服のデザイン画を描き溜めているスケッチブックを広げ、
(──もういちど、集中)
集中する。視界は狭くしない、むしろプールの全体、夜の広がりのすべてを視野に収めるように。
水面に浮かぶ冬華の姿が見える、彼女に、自分の姿を重ね合わせる。
自分がプールの水面に仰向けに浮かんで、月を眺めている所を想像する。
ゆらゆらと水面を漂う自分が、どんな気持ちで月を眺めているんだろうと、
そう思いながら、プールを眺める。
スケッチブックに、筆を走らせる。
さっき逃がしたイメージを無理に追い求めることは、もうしない。今はそんなことより、霞のように次々浮かぶデザインを、ただただスケッチブックに描き留め、記録することに忙しい。ページを埋めつくす、走り描きの、けれどポイントを押さえたデザインの数々。
(ああ、──いい調子だな)
(今日ここに来て良かった)
これを後で仕上げて、キャットアイランドで形にしよう。
そんなふうに考えながら、月はそれからも、黙って筆を動かすのだった。
◇
「……んっ?」
その
桜 月
の筆が、唐突に止まった。月光の加減で見間違えたのかと思い、けれどやはりもぞもぞと「そいつ」が動いているのを確信すると、立ち上がって大声を出す。
「北条さん、君の身体の上に何かいる!」
「えっ?」
のんびり浮いていた
北条 冬華
が、その声にぱちくり目を見開けば……はち切れんばかりのスクール水着の胸の谷間に、虫よりも小さな超ミニサイズの人の姿が!
「!? やべっ、バレた!」
そう、あの冒険野郎の
七峯 亨
だ! プールに浮かぶ浮島の正体は、冬華だったのである。びっくりして冬華が水中に立ち上がれば、そのテーブルマウンテンな胸の谷間を、滝のように流れ落ちるエンジェルフォール!
「ごばああああああああああっ、そんなー!?」
なんか前にもあったぞ、こんなこと。しかし今回はこれで終わらない。濁流であっけなく冬華の身体から振り落とされた七峯に、次なる災難が襲い掛かる。荒波を割ってこちらに突進してきたのは、鯨よりも大きな巨大イルカだ!
「ゲハアッ!?」
イルカの体当たりをもろに喰らって、大の字にその鼻先にめり込んだまま、悲鳴を上げる七峯。このイルカがビニール製じゃなかったら、今の一撃で死んでるところだ。そう、これは
夢宮 瑠奈
が持ち込んだあのイルカフロート。その背に今乗っているのは、
キュルビス・ラムズイヤー
と
猫島 寝太郎
の2人だ。
「ケケケー! ジャック・オー・ランタン、キュルビス参上デス!」
「ちょっ速い速い、速すぎるよぉ〜。もっとスピード落としてぇ!」
もっともこの2人は、七峯の存在は知らずに、ただ無邪気に遊んでいるだけである。
しかし日本に来て初めてのプールに、はしゃぎまくっているキュルビスは、ちょっとスピード出し過ぎだ。振り落とされまいと、必死にカボチャ娘にしがみつこうとする猫島、しかし相手はこんな格好でも一応(?)女の子だ、水着の身体に手を回すのは流石に気後れして、その頭にしがみ付く。
→カボチャ頭の被り物がぐるんっっと1回転して、キュルビスの視界が奪われた。
「ギャーー何しやがるデス、前が見えねーじゃねーデスカー!」
「わわっ、ごめん!?」
進行方向を誤り、プールの壁に向かってまっしぐらに突撃していく、そのイルカフロート!
「って、ちょっ、やめて止めて潰されるうっ!?」
そのイルカの鼻先に貼り付いたまま背後を振り向き、みるみる迫る壁面に七峯が焦りまくる、ヤバイ、あんな物にまともに激突したら、今度こそ確実に自分はお陀仏だ!
「のわああああっ、【縮身】解除ぉっ!!」
壁とイルカに挟まれた瞬間、ズドーーーンン!と、一気に元の身長へと戻る七峯、
「「あ〜〜〜〜れ〜〜〜〜(デ〜ス〜ヨ〜)!?」」
エアバッグの暴発よりも爆発的なその反動で、イルカフロートごと高々と空中に吹き飛ばされる、キュルビスと猫島の2人!
ぼちゃん・ぼちゃーーーーん!
その着水音に、今度はプールを監視していた
志波 武道
が振り返って、
「もーダレープールで騒いでるのー、って亨くんか!
さすがにちょっとフザケ過ぎー!」
今度は同じ水泳部の先輩、武道の追撃を受け、七峯はバサロでプールを逃げ回る!
(ぬわっ、だめだ追いつかれちまう……こうなったらもう1回、【縮身】!)
水面でパチンと素早く指を鳴らし、
「アルェ!? 亨くんが消え、」
視界から消えたように見せかけ、そのまま波を使って、昇り口へジャンプ! 手すりの裏っかわに小さくなった身を隠して、七峯──見事、このピンチピンチの連続を凌ぎきる!
「やったぜ! 今日の俺は一味違うぜ、
もう残メン(残念なイケメン?)とは呼ばせねえっ」
きょろきょろと彼を探してプールから上がる、冬華の生足もベストポジションでたっぷり鑑賞♪ そんな七峯の頭上をまたぐ影が、さらにもう1つ、
「お、へへっ、こっちにも良い足……って、イヤこれ違っ」
ズウゥゥゥゥンンンン!!(ぷちっ) ↑
「……んっ、何だ?」
背筋におぞましさを感じて、ふと
桜 月
が振り向くと、そこに彼女の姿をした影が立っていた。
「いつの間に……」
ろっこん【月影の死神(グリムリーパー)】で立体化した、彼女自身の影だ。けれど夜の月明かりではその形を保てなかったのか、月が雲間に隠れるとすぐに、千切れるように雲散霧消してしまった。
まるで、何かの役目を果たし終えたかのように、あっさりと。
「……影も楽しみたかったんだろうな」
自分の能力が、あのスケベ男子を退治したことも知らずにそう結論し、再びスケッチブックに向かって筆を動かす、月なのだった。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月03日
参加申し込みの期限
2014年10月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月10日 11時00分
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