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星ヶ丘寮の『PK』
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2.ラーメンとパンツ
「おなかが減っては戦は出来ぬって言葉があるアルよ」
星ヶ丘寮に突如として出現したラーメン屋台。
それはミニスカチャイナとスパッツに身を包んだ
畑中 華菜子
の出店であった。
彼女の屋台では星ヶ丘寮外の生徒を中心とした対策会議が行われており、食事と相まって賑わっていた。
本来ならば星ヶ丘寮内の出入りには訪問先の寮生の許可が必要なのだが、『PK』事件対策に来た有志には一部の星ヶ丘寮生が許可を出したことによって出入りが緩やかになっている。
「ご注文は何アルかー?」
笑顔で注文を聞く華菜子。片手にはお玉杓子が握られ、丼にかえしを注いでいた。
「え、えと。味噌ラーメンをお願いするわ」
優華は賑わった屋台の中の雰囲気に少し戸惑いつつも注文をする。
「塩ラーメン、チャーシュー抜きで」
中性的な容姿に和装といった出で立ちの
逆巻 天野
は華菜子に声をかけつつ、L字型の長椅子に座る。
その横では
如月 庚
と
御剣 刀
がチャーシューメンを啜っている。
「逆巻も『PK』の調査か?」
と、刀。彼の隣には行儀よくラーメンを食べている
常葉 治
の姿もある。治はちらちらと刀の様子を伺っている。
「ま、そんなとこ。猫鳴館の悪い噂もちょっと気になってね」
刀の質問に答える天野。
「俺のバイト先でも『PK』の噂は聞いてる。猫鳴館のほうは知らねぇな。あ、煮玉子と替え玉追加で」
庚は追加注文をしつつ会話に加わる。
「了解アルよー、パンツを盗むのは女子の敵アルネー」
寸胴鍋に麺を放り込みながら華菜子は受け答える。彼女は手馴れた様子で、ステンレスの容器に保存しておいた具材を取り出しトッピングしていく。
「男子の敵かもしれないがな」
そう言ったのは、L字型の長椅子の端で豚骨ラーメンを食べている
草薙 龍八
。グリーンのコートに三つ編みが特徴的である。
「草薙君、それはどういうことなのかなー?」
首からデジタルカメラをぶら下げた
三ヶ島 葵
がその言葉に反応する、彼女の手元にもラーメンがあり、スープの色からすると醤油のようだった。
「これから調べれば分かることだ、各々連絡先を交換しておくように」
龍八は携帯を取り出して連絡先を尋ねていく。
「僕は盗まれないだろうけどね」
肩をすくめる天野。
「なして逆巻は盗まれないんじゃ?」
レンゲで天野を指し示し、切れ長の目で睨みつけるのは
猫ヶ崎 獅子子
。
「まさか『PK』アルかー? このパンツ型のナルトに興味深々アル?」
と、華菜子は菜箸でパンツ型のナルトを天野へ取り分ける。
その場にいる面子が訝しげに天野を見つめる。
「褌だからだよ」
そんな視線を気にもせず、事も無げに彼は答えた。
「ところで猫鳴館の廃寮について詳しい人物はいないかな?」
そして天野はちょうどラーメンが出来上がった優華に尋ねる。
「剣崎先輩が心当たりを知っているかもしれない。それに……『PK』事件が終わったら私からも廃寮を撤回するように働きかけるつもりよ」
彼女はそう言うと『PK』事件にも協力することを屋台の面々に申し出た。
「私のラーメンは皆を元気にさせるアル、『PK』解決の為にもしっかり食べてアルよー」
華菜子は自分のラーメンを宣伝しつつ、密かにろっこんを発動させて彼らをバックアップしたようだった。
「
レイラ・トンプソン
も星ヶ丘寮に来るそうだ。彼女は確保班だな」
チャーシューメンを食べ終えて、携帯で連絡を取っていた刀が口を開く。
「今の段階であやしい人とかいないのかなー?」
葵が、役割分担のメモを取りつつ質問をする。
「わし、北美浜先輩らしき人物を先ほど見たのじゃが……」
獅子子はセクハラ魔人たる
北美浜 薫子
のことを話題に上げる。
「内部犯か外部犯かもはっきりさせないと何とも言えねぇな」
スープまで綺麗に平らげた庚がそう指摘する。
「もちろん、わしは先輩のことを信じとる!」
と、獅子子。そして葵が庚の発言を受けて意見する。
「外部犯よりは内部犯のほうが簡単だよねー。エントランスを通る必要はないわけだしー」
そして、他に怪しい人物がいないかという議題になり、星ヶ丘寮内の1人の人物の名前が上がることになった。
それは
旅鴉 月詠
という名前だった。
そうして、『PK』対策会議が役割分担も終え、まとまりつつあった頃。
「嬢ちゃん、味噌ラーメン一杯な」
のれんを潜って来るのは黒子。
「まったく、『PK』だとか『廃寮』だとか平和なこった、刺激的で楽しいことはねーかな、爆発騒ぎとかな」
そうぼやいて黒子は長椅子に座る。
「当事者にとっては一大事よ」
彼女の隣になった優華がやんわりとたしなめる。
「あんたは当事者なのか?」
黒子が切り返すと優華は言い淀む。
「……よ、予告状来たわ。猫鳴館の問題については皆と協力するつもりよ」
「どうしてそこで言い淀む。何かやましいことでもあるのか?」
即座に食いついたのは龍八。優華が恥ずかしそうにしていることも気にせずに追及する。
「その。既に盗まれてて……。その後に予告状が来たのよ」
渋々と言った感じで優華は答える。
「ほう、詳しく聞かせてもらおうか。ククク、盗まれた下着についてもな!」
悪役かの如く龍八は問い質していく。その横では葵がしっかりとメモをしている。
「おまちどーアルよー」
そんな中で黒子に笑顔でラーメンを渡す華菜子。えくぼがキュートである。
「お、うまそーじゃん♪」
黒子は楽しそうな声を上げて、割り箸を心地よい音を立てて割る。
「私のラーメンは美味しくて幸せになるアルよー」
「まあ、俺、味覚死んでっから味なんてわからねぇけどな!」
和気あいあいとした雰囲気の2人であった。
優華の話によると盗まれたのは白色のレースのブラとショーツ。昨日バルコニーに干していたものが盗まれたらしい。そして予告状は今日入っていたという。
「大事な情報だね。黙っていた気持ちも分かるけど。さて、そろそろ動こうか。日も暮れてしまうよ」
と、天野は席を立つ。優華の話について屋台で検討するよりも先に情報などを集めたほうがいいという意見が多数だった。
「そうだな」
「はい」
「行くか」
「わかったわ」
それが合図だったようにそれぞれが動き出していく。
『PK』対策班は『PK』確保班、情報収集班、猫鳴館廃寮調査班の3つに分かれた。
「っと、俺も御馳走さん。久々に気分のいい食事だったぜ」
席を立つ面々に少し遅れて黒子も立ち上がり、舌を出す。彼女の舌には『幸運』の2文字が刻まれていた。
「まったく今日の『俺は幸運だ』な。美味いモンが食えて楽しい場所にいられてよ!」
その言葉とともに彼女のろっこんが無意識に発動する。
そうして、『PK』絡みの生徒たち全員が席を立つ、残された華菜子は彼らを見送る。
「また来るアルよー。私は星ヶ丘寮生ではないからパンツ盗まれないのかなー?」
彼らの姿が見えなくなった後、彼女は他の星ヶ丘寮生は言うまでもなくスタッフにもラーメンを勧め始めるのだった。
星ヶ丘寮の建物の陰から華菜子を凝視する1つの影。
「クックック……スポーツブラと健全なる白き天使のパンツ。パンツは全て愛おしい」
そう呟くと、『PK』はその場から立ち去った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月02日
参加申し込みの期限
2013年02月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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