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星ヶ丘寮の『PK』
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もう1つの迎撃戦は少しだけ様子が違った。
星ヶ丘寮のある部屋の前に立つのは
国定 太一
。
短い髪に筋肉質な肉体は体育会系と言わんばかりであったが、もっとも注目を浴びていたのは手に持ったサッカボールであった。
寮内の道路を歩くスタッフや生徒が思わず二度見する程度には星ヶ丘寮の中でサッカーという発想はないものだったのだ。
「今、星ヶ丘で『PK(ペナルティ・キック)』がアツイらしいな!」
とすさまじい勘違いをしている太一。
ボールを片手でぽんぽんと遊ばせつつ、友人の部屋のチャイムを押す。
「星ヶ丘寮で『PK』すればモテモテ間違いなしだぜ!」
扉が開けられ、太一を出迎えたのは前髪を綺麗に切りそろえた
神城 凛
である。
「ようこそ童貞の国定くん。遊びに来てくれたのかな、君でも洗濯ばさみ程度には役に立つだろう。歓迎するよ」
凜は息をするように毒舌を吐いて太一を中へと迎え入れる。
「やっぱ、お前ん家でっけー! ここならサッカーしても大丈夫だな、うん!」
彼女の毒舌に気付いていないのか気にしていないのか太一は図太くどうやって『PK』するか考えていた。
「ああ、ちなみに今危険だから僕が歩いた場所以外はあるかない方がいいぞ? あと、ここでボール蹴ったりしたら、君のマシュマロのような脳みそでもわかるな?」
そう言って指し示した部分にはワイヤートラップが仕掛けられている。ワイヤーの先には鍋が吊られている。そして、それに連動するように警報が鳴り響くようにしてあった。
凜は部屋中にトラップを仕掛けたようだった。
「そんなこと言われちゃうと、それ以外のところ歩きたくなるっつーか」
ずいずいと私室へと向かう凜についていく太一。
広い廊下や綺麗な壁にワイヤーや鍋、警報装置などが取り付けられているのは少しばかりシュールな光景であった。
そして何事もなく自室の前へたどり着いた凛と太一。
道中、トラップを触りそうになる太一に対して、
「それを触ったら君の海洋生物のようにしょっぱい顔が見てられなくなるぞ」
「君は1度言われたことは学習したまえ。幼稚園からやりなおすか?」
など、凛の温かな言葉があったのは言うまでもない。
「とりあえず俺は『PK』やりたいんだけどな!」
扉を開けようとする凛に笑顔で話しかける太一。
「ん、『PK(パンツ・キラー)』か?」
凛は手を止めて眉をひそめる。
「いや、『PK(ペナルティ・キック)』」
「ああ、なるほど。その発想はなかった」
と、凛は太一が何故ボールを持っているかを理解したらしかった。
そして扉を開くとそこには男がいた。逆さまに、天井に立っていた。凛のタンスを漁ろうとしていたところだったらしい。
寝子高の制服を来た男は逆さまのまま天井を走る。
「……ああ。そうか、相手がろっこん持ちという可能性を失念していた」
男を見上げる凛。
「何これ、すげぇ! 楽しそうだな!」
そして危機感がない太一。手に持ったボールを足で遊ばせ始める。
「逆さまのお前! 俺と『PK』しようぜ! お前キーパーな!」
「馬鹿! 国定くん、やめるんだ!」
凛の制止は間に合わず、太一は走り去る男にボールをシュートしていた。
ポーン!
高い位置にはワイヤートラップが少なく、軽快に避けていく男の後頭部に小気味良い音が響く。
そして、勢いがまだ残っているボールは落下する。
そこにはもちろん沢山のワイヤーがあり。
ピッ。
ワイヤーが抜ける音。
グオン。
鍋が振り子のように振り回される音。
グシャ。
壁に鍋が突き刺さる音。
連動するようにいくつもの鍋やらやかんやらが振り回される。
ジリリリリリリリ。
そして連動する警報。
ボカッ。ドン、ドン。
ボールをぶつけられた男は態勢を崩し、鍋とやかんの暴風雨に殴られているようだった。
「ゴオオオオオオオル!」
何故かガッツポーズを決め、ワイヤーがない範囲でぐるぐると走り回る太一。
「こんの、脳みそお花畑。やるなって言っただろ!」
と凛が怒り心頭の表情で歩み寄ってくる。
「げ、神城もしかして怒ってる?」
太一が凛の表情を見て理解する。
「怒ってるとも国定くん。そろそろ口で言っても分からないみたいだから体で覚えてもらおうか。その幸せそうな頭を2つに割るのと君の情けない3本目の足をカットするのどっちがいい?」
いつのまに持ったのか、凛の手にちょうど収まるくらいの石を持っていた。
じりじりと距離を詰められる太一。
「やべ! ……こういう時は逃げるが勝ちだぜ! 神城ー、また学校でなー! んじゃ!」
という声を掛け声にして太一はろっこんを発動させて、天井ぎりぎりを跳躍してトラップ地帯を抜けていく。
「あの馬鹿は……あとでボコるとして」
トラップの群れにいいようにされている男へ向かって凛は優しい声をかける。
「さて。変態君。君にも選ばせてあげよう。ホッチキスでその口と舌を縫うのと、カッターで少しずつ去勢されるの。どっちがお好みかな?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月02日
参加申し込みの期限
2013年02月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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