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寝子高・怪談会
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●怪談会の始まり
夜七時。
夏であっても、さすがに真っ暗なこの時間に、
綾小路 重音
と
屋敷野 梢
は寝子高へとやって来た。怪談会に、参加するためである。
入口の張り紙にあったとおり、南校舎一階の一番奥の教室へと向かう。玄関と廊下には電気がついているものの、他の教室は真っ暗でしんと静まり返っているせいか、妙に気味が悪い。
「見慣れてるはずの場所なのに、なんだか気味が悪いですねー」
あたりを見回し、なんとなく小声で言う梢に、重音もうなずいて小さく首をすくめた。
「夜の学校は、昼間と雰囲気が違うものなのです」
だが、突き当たりの教室の前まで来て、二人はホッと顔を見合わせる。教室には電気がついており、戸口に津島 琴美が立っていたからだ。
「こんばんわ。参加、ありがとうございます。どうぞ、入って下さい」
促されて入ると、そこに机を二つ並べて受付とし、花村 あかりと花村 ほのかが座っていた。挨拶を交わし、重音と梢は机の上のノートに記名する。
「えこさんたちが一番乗り! と思ったら、もう来ている人がいるのです」
教室内を見回し、重音が小さく目をしばたたいて言った。
教室の中は、普段どおり整然と机が並んでいる。その後ろの方の窓際の席に、重音が言ったとおり、女性が一人座っていた。見るからに不機嫌そうな顔をしていて、妙に近寄り難い雰囲気だ。
「気にしないで、好きな所に座って」
あかりに言われて、「どこにしますかー?」と梢が重音に問うた。重音は迷うように、机の列を見やる。
そんな彼女の背後に、こそっと近づいた者がいた。
「たぬちゃん?」
重音が気づくより先に、梢が声を上げる。
「え?」
重音も驚いてふり返り、そこに同級生の
四月一日 菊乃
の姿を見つけ、声を上げた。
「たぬちゃんさん!」
「たぬ参上! なのー!」
菊乃が明るい声を張り上げ、同時にアホ毛がぴこんと立つ。
「こずちゃんセンパイ、こんばんわなのー」
菊乃は改めて梢にぺこりと頭を下げてから、重音をふり返った。
「えこちゃんは、怖い話は大丈夫なのー?」
「だ、大丈夫なのです! えこさんは、怖い話なんて聞き慣れてるので、全然平気なのです! 二人も怖くなったら、えこさんに抱きついてもいーのですよ!」
実は怖がりの重音は、精一杯虚勢を張ってうなずく。
「こ、怖いわけないじゃないデスカー」
相槌を打つように、梢も横から言った。もっともその顔は、かなり強張っている。こちらも、虚勢だ。
「私、ネコchのまとめブログとかで、怖い話いっぱい読んでますシ!」
「二人ともすごいのー。こずちゃんセンパイは、さすが高校生なのー」
菊乃が感心したような声を上げる。
「あれ? 屋敷野くんと……後輩かなー?」
そこへふいに声がかけられ、梢がふり返った。立っていたのは
三ヶ島 葵
だ。
「三ヶ島さん? わー、奇遇ですねー。……あ、こっちは後輩のえこちゃんでーす」
「よろしくねー、私は
三ヶ島 葵
だよー」
紹介されて、葵は名乗る。更に菊乃を見つけて、にんまりした。
「四月一日くんもいるんだねー。ふふー、じゃあ私は、四月一日くんと遊ぼうかなー?」
「たぬ、あおちゃんセンパイと遊ぶのー」
菊乃が楽しげな声を上げる。
彼女たちがそうやって話すうち、教室内は次第に人が増えて来た。
梢は室内を見回し、見知った顔もちらほらいることに気づく。戸口の方を見れば、受付にいたはずの花村姉妹の姿はなく、琴美が一人で座っている。
やがて、廊下の方から花村姉妹が小柄な猫目の少女と一緒に、教室に入って来た。
猫目の少女はすぐに離れて行き、姉妹は琴美と少し話してから顔を上げた。
「そろそろ、怪談会を始めます。どこでも好きな席に着いて下さい」
あかりの言葉に、集まっていた全員が動き出す。重音と梢は前の方の席に並んで座り、菊乃と葵がその後ろに座った。
全員が座ったところで、三人は教壇に立つ。琴美が、口を開いた。
「本日は、ありがとうございます。まず、この怪談会のルールを説明します。このあと一人一本ずつろうそくを配りますので、怖い話を語り終わったら、ろうそくの火を吹き消して下さい。話す順番は、くじ引きをして決めます。話は、この教卓の前で話して下さい。話す時には、名前と簡単な自己紹介をお願いします」
彼女は参加者たちを見回し、続ける。
「なお、この教室には
八神 修
くんの提案で、教室内の三ヶ所にビデオが設置されています」
言われて、茶色の髪の少年が立ち上がり、言った。
「目的が実験と聞いたので、事象を記録し、すぐに確認できるものをと提案させてもらった。ビデオは教壇から戸口を映すものと、教室の後ろから室内を映すもの、正面から室内を映すものの三台だ」
一同の視線が、彼の説明に沿って動く。たしかに、教壇の隅に置いた机の上と受付の机の上、それに教室の後ろに置いた椅子の上に、一台ずつビデオカメラが置かれている。
彼が席に着くと、再び琴美が口を開いた。
「もう一つ、寝子中新聞部の
鍋島 奈々美
さんが、取材のために写真を撮っています」
「写真撮る言うても、純粋に取材のためなんで、よろしゅう頼んます!」
さっき、廊下から花村姉妹と一緒に入って来た猫目の少女が立ち上がり、明るく挨拶する。
「それでは、くじ引きをして下さい」
彼女が席に着くと、琴美が言った。そして、小さな紙の箱を手に、参加者たちの間を回る。
「えこさん、五番目なのです。たぬちゃんさんは?」
「たぬは、七番目なのー」
重音に問われて、菊乃が答える。
「私は、一番だよー」
葵が、くじの紙をひらひらさせながら、笑って言った。
「それって、緊張しませんかー?」
梢が、小さく目を見張って尋ねる。
「ふふー、緊張するよー」
答える葵はしかし、ニヤニヤしているばかりで、少しも緊張しているようには見えない。
一方、あかりとほのかはろうそくを配る用意をしていた。
「えっと……私たちも含めて、二十四人でいいのよね」
ほのかが、あかりに尋ねる。
「ええ」
うなずくあかりに、ほのかは用意したろうそくを数えて、必要な分を取り分ける。
だが、二人が燭台を出している間に、参加者の一人、
旅鴉 月詠
が必要分のろうそくの中から一本を取り、そっと元の箱の中へと戻してしまった。
むろん、二人はそんなことは知らない。
結局、二十三本のろうそくが配られ、灯されたのだった。
やがて、くじ引きも終わり、話す順番も決まった。
「では、始めます」
琴美の宣言と共に、教室の電気は消され、室内はオレンジ色に揺れるろうそくの明かりだけとなった。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月11日
参加申し込みの期限
2014年08月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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