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●幼女は熱に浮かされて
菊乃が席に戻って火を消すと、ネミッサは小さく肩をそびやかして、立ち上がった。
「ネミッサが、本当に怖い話ってどんなものか、教えてあげるわ」
言って、話し始める。
「ネミッサのおうちは、とっても古くて歴史のあるホテル。貴族の城館を、パパが買収して改装したの。ホテルには中世の幽霊が、たくさんいたわ。一番の仲良しは、メアリ。ネミッサと瓜二つの女の子よ」
歌うように、彼女は語った。
「メアリのママは下男と姦通。それを知ったメアリのパパである伯爵は、奥方を斧で撲殺。愛娘も殺してしまったの。間男との、不義の子じゃないかと疑ってね。可哀想なブラッディメアリ!」
クスクスと、楽しそうに笑って彼女は続ける。
「メアリとネミッサは、いつでもどこでも一緒だったわ。なんでも話せる、わかってくれる、魂で結ばれた双子の姉妹。ネミッサの前世がメアリで、メアリの来世がネミッサよ。二人手をつなぎ、ぐるぐる回りながら、マザーグースを唄ったわ。でも、パパとママにはメアリが見えない。ネミッサが一人でしゃべっていると勘違いして、何度もお医者様に診せに行ったわ。ネミッサはうそなんてつかないのに、このうそつきめって叱られて、とっても哀しかったわ」
瞳を輝かせ、頬を紅潮させて、彼女はどこか熱に浮かされているようにも見えた。
「時々メアリに体を貸してあげるの。メアリにも、おいしいものを食べさせてあげたくて。ネミッサがメアリでいる間は、痛いことや怖いことを忘れられるから。時々、自分でもわからなくなるの。今ここにいるのは、メアリ? ネミッサ? どちらかしら」
しんと静まり返った室内に、彼女の低い笑い声だけが響いて行く。
菊乃の話でちょっとホッとしていただけに、この話――というよりも、ネミッサの様子に由貴の恐怖は限界を超えてしまった。
「わーっ!」
思わず声を上げ、飛び上がるように立ち上がる。だが、すでに彼のいる周辺はろうそくの火がほとんど消えているため、暗かった。彼はよろめき、隣の梢の膝に乗ってしまう。
「きゃーっ!!」
梢が、声を上げる。しかしすぐに、相手が可愛い小学生だと気づいた。
「だ、大丈夫! おねーちゃんが守ってあげますから!」
虚勢を張ってお姉さんぶり、彼女は由貴を抱きしめる。
「だ、大丈夫だから……は、離して……」
由貴は真っ赤になって、その腕からなんとか逃れると、自分の席に戻って息をついた。
その彼に、話し終わって戻って来たネミッサが、声をかけて来る。
「ミスタ双葉、ネミッサのお話は、どうだった? 面白かったかしら?」
「面白いって言うか……すごかったよ、いろいろと……」
答えに困って返す彼に、ネミッサはそれを賛辞と取ってか、うれしそうに微笑むのだった。
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担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月11日
参加申し込みの期限
2014年08月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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