this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子高・怪談会
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
14
つぎへ >>
●さまよう白い影と足音の怪
ざわめきがおさまるのを待って、琴美は重音に火を消すよう告げてから、「次の方、お願いします」と声をかけた。
「あ……。次は、俺だった」
慌てて、由貴は立ち上がる。
「俺のは、ばあちゃんから聞いた話だけど――ある有名なイギリスの資産家の屋敷で、夜になると白い影が現れるらしいんだ」
影は、屋敷中のどこにでも現れて、何人もの使用人たちが目撃しているのだという。
目撃者によれば、影が現れると同時にどこからともなく「遊んでよ」「探してよ」という声が聞こえることが多かったそうだ。
だが、屋敷の主はその話を、誰かが流した悪い冗談だと思っており、なんの対策もしなかった。
ところがある夜、主も見てしまう。しかも白い影は、彼を「お父さん」と呼んだのだという。
冷たい手で、彼の足にすがりつき「寒いよ、一緒にいてよ」と哀願したという。
「――主は、その場で失神してしまった。だが、彼が気を失ったのは、ただ怖かったからじゃなく、その影が誰だか、わかってしまったからなんだ」
由貴は、小さく震える体を必死に抑え、青ざめた顔で語る。
「彼には、周囲の人が知らない子供がいたんだ。産んだのはメイドで、ずっと彼女の子供として育てられていた。その子がある時、死んでしまって、主の子供だと言えないメイドは、葬式も出してやれないからと、屋敷の庭の一画に、子供の死体を埋めたんだそうだ。そしてそのことを、主にだけは話していた。だから、主にはわかったんだ。それが……自分の子供だってことが……」
由貴には、そこまで話すのが、限度だった。
「俺の話は、これで終わりだ」
一礼すると、走るように自分の席に戻り、火を消す。
「ミスタ双葉、面白かったわ」
それへ隣から、目を輝かせてネミッサが言った。
「そのあと、その白い影はどうしたの? 自分を見捨てた父親に復讐したの? それとも、屋敷の人たちを驚かせて回ったの?」
「し、知らない。俺がばあちゃんから聞いたのは、話したとこまでだ」
青ざめたまま、由貴はかぶりをふる。
「なあんだ、つまんないの」
ネミッサは少しだけ口を尖らせたものの、七番目の菊乃が立ち上がったのを見て、再び目を輝かせた。
そんな彼女に、由貴は思わず吐息をつく。
一方、菊乃は教壇に上がると名前と学年を言って、話し始めた。
「たぬの家では、この二年くらい、変な現象が続いているのー。それは――」
どんな現象かといえば、菊乃が二階にいると、玄関を乱暴に開け、そのまま正面の階段をだーっと駆け上がる音がするのだという。しかし、階下へ降りてみると、玄関の鍵は閉まっており、家族は全員外出中で、家には彼女一人だけなのだそうだ。
「その現象が始まったのは、近所のお兄ちゃんが、車にはねられちゃってからなのー。……前は、階段を昇りきれそうだったのに、最近は途中で音が消えちゃうの……」
「じゃ、じゃあ、それってその近所のお兄さんの霊ってことなんですかー?」
無意識に重音を抱きしめ、梢が尋ねる。他の者たちも、固唾を飲んで、彼女の答えを待った。
それへ菊乃は、にぱっと笑ってかぶりをふる。
「違うのー。霊じゃなくて、近所のお兄ちゃんの足音なのー」
どういうことかわからず、他の者たちは顔を見合わせた。
それを見やって菊乃は、楽しげに告げる。
「たぬが一人でいる時って、静かだから近所の物音が、すごくよく聞こえるのー。二年前から聞こえる音は、実はその近所のお兄ちゃんの家の物音なのー」
「でも、そのお兄さんは車にひかれたと、さっき言ったのです」
重音が、耳に手を当てたまま尋ねた。
「そうなのー。車にひかれたのー。それで、全治二週間の擦り傷だったのー」
菊乃の回答に、怪談だと思って真剣に耳を傾けていた一同は、がっくりとなった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子高・怪談会
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月11日
参加申し込みの期限
2014年08月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!