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四章 地下への誘い
噴水近くで起こる騒ぎに気づいたのか、青いキャップを被った細身の青年がびくりと体を強張らせた。その手にはしっかりとスマートフォンが握られている。
「……やっぱりあいつか」
ねむるは足音を忍ばせ、青年の後ろから声をかけた。
「あそこで騒いでる女と爺さんはモグラ、私服警官だ。あんたらとっくに包囲されてるよ。……ついて来て、逃げ道があるんだ」
「な、何だよお前……っ!? 何が目的だ!」
いきなり現れたねむるに掛け子の青年はうろたえる。
「僕が誰かって? あんたらのファンだよ。ここで捕まられたら面白くないじゃないか。……いいの? このままだと本当に捕まっちゃうけど」
見れば受け子は地面に倒れ、数人の若者に囲まれていた。このままだと自分まで捕まる。そう思ったのだろう、掛け子の顔色が変わる。
「助かりたいならついてきて」
ねむるはそう言って歩き出した。チラと後ろを見れば不安げな顔のまま掛け子がついてくる。
それでいい。ねむるは薄く笑うと人気のない方へ、ゆっくりと掛け子を案内する。辿り着いたのは搬入口付近の細い裏路地だ。
マンホールを無造作に開けねむるはその中へ入れと掛け子を促す。
「この先は旧市街に通じている。あの辺りには監視カメラがないから安全だよ」
その言葉で決心がついたのか、掛け子は恐る恐るとマンホールを降りて行く。ねむるをただの島の悪ガキだと甘く見ていたため、いざとなれば出し抜けると思っていたからこその軽率な行動だった。
掛け子を追ってねむるはマンホールに入る。怪しまれないよう後ろ手でマンホールを閉めるが、掛け子の声がうるさかったので中断するしかない。下手に動き回られると厄介だ。
急いで下水道に降りたねむるは掛け子の前に立ち、その額にとんと指を置く。
何をする。そう掛け子は言おうとした。しかしそれより早く強烈に押し寄せる睡魔に意識を呑まれ――そのまま眠りの中へ落ちて行く。
崩れ落ちかけた掛け子を担ぎ上げ、ねむるはゆっくりと下水道の中を歩き出した。
■ □ ■
ぴちゃん、ぴちゃん――……。
くぐもった水音に、掛け子の青年は目を開けた。
薄暗い視界につい目を擦ろうとして彼は気づく。腕が動かない。どころか足も動かない。かろうじて自分が座っていることだけはわかる。
緩やかに背筋が冷えるのと闇に目が慣れるのはほとんど同時だった。青年は自分が椅子にロープで縛られていることを知るハメになる。
「な、何だよこれ……!? ここどこだよ……!」
ここが下水道と繋がろうとしている地下帝国の開拓路だと、掛け子が気づくことはない。
拘束を解こうと暴れるその物音に気づいたのか、道化の面をつけた瓢が暗がりから歩いてくた。
「マンハントされた気分はどうだい?」
「ひっ!?」
恐怖に染まった掛け子の悲鳴に、くつくつと瓢が楽しそうに笑う。
「いいねぇ、その悲鳴。さて、先ずは……オレオレ詐欺のリーダーの居場所からでも教えてもらおうかい」
「だ、誰が……!」
「……爪でも剥いだら言いたくなるかい?」
ばちん! と大きく古びたペンチを鳴らし、瓢は道化の面越しにジイッと掛け子の目を覗き込んだ。
老人相手の詐欺で悪人ぶってはいたものの、掛け子は暴力とは無縁の青年だった。それでもわかる。目の前の相手が危険だと。
「リーダーと受け子の名前は? 言わなきゃ口の中にヒルを突っ込むよ」
ばちん、ばちん! ペンチを鳴らしながら瓢は優しく質問する。そっとペンチを掛け子の爪にあてがいながら。その金属のひやりとした感触に、掛け子はびくりと肩を震わせた。
「……いいよ、粘ってくれるのなら面白いしねぇ。じゃあ先に爪を剥ぐよ」
瓢は軽めに青年の爪先をペンチで挟み、ゆるりと引き寄せる。躊躇う素振りすらなかった。
ぎち、と掛け子の指先が引きつった。みりみりと爪が指から離れようとする。
「……う、嘘だろ? なあ嘘だろ!? おいお前止めろよ、ファンなんだろ!?」
悲鳴じみた声でねむるに助けを求めるが、彼は表情ひとつ変えずに携帯電話のカメラを掛け子に向けたまま。それ以外に何もしない。
無機質な二対の目。どくどくと掛け子の心臓が鳴る。
そして――ぎぢ、と強い痛みが指先に宿った。
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担当ゲームマスター
はと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月03日
参加申し込みの期限
2014年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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