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マンハントのお時間です。
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エピローグ
シーサイドタウン駅前のロータリー。そこに並ぶはツートンカラーの車が二台。ルーフでくるくると回る赤いランプが目に眩しい。
修はにこにこと爽やかに笑うと、愕然として突っ立っている受け子の勘違いを訂正した。
「楽になるとは言ったが見逃すなんて言ってないよ」
「当たり前のことだよな。何より罪を償った方が楽だぞ? この先の人生的に」
うんうんと轟は修に同意する。彼の足元で啜り泣きをしている掛け子とぐったりとしたリーダーはシカトのままで。
一応仲間だった受け子は、恐る恐る掛け子に話しかける。
「お、おい。田沼どうした。なんでそんなに泣いてんだよ」
「もうやだ、島っ子怖い! 島っ子のいない所ならどこでもいい……!」
子供だってもう少しは綺麗な泣き顔をするだろう。いまだ顔をぐしゃぐしゃにしている掛け子に、受け子は「お、おう」と答えて引き下がるしかなかった。正直詳しいことを聞きたくない。
そんなカオスな状況の一行に、ほくほく顔で合流したのはかなえと海美だ。
「いちごパフェおいしかったね! でもかってにおやつ食べたら怒られるから、おかあさんには内緒ね?」
「もちろん。……あ、海美ちゃんクリームついとるでー」
海美の頬についたクリームをハンカチで拭ってやれば、照れたように海美は笑った。
「えへへ、お豆腐やさんのおねえちゃんありがとう」
「あー……海美ちゃんかわええなぁ……」
妹が欲しい。そう痛感するかなえである。
――と。にこにこしていた海美の表情が疑問へと変わる。それは駅前に停まる数台のパトカーを見たせいだ。
「……あれぇ? パトカーだ。どうしたのかなぁ?」
不思議そうな海美にかなえはソフトな説明をする。
「あれはね、お金を盗っちゃう悪い人を捕まえに来たんよ。これで参道商店街の皆も一安心できるんやで?」
黙り込んだ海美はじっと受け子達を見ると、何かを決意したのかかなえの手をすり抜けて駆け出した。海美はそのまま受け子の前に立つと、はいと小さな手のひらを差し出す。
「あのねおじさん、お金ないの? だったら、わたしのお小づかいあげる! 今月のマンガは友だちに借りて読むから大じょぶだよ!」
可愛らしい小さな財布から取り出されたのは五百円玉と百円玉が一枚ずつ。それを受け子の手のひらに置き、海美はにっこりと笑う。
「……いいんだ、お嬢ちゃん。この気持ちだけで十分だからね。ありがとう」
泣き笑いの顔で受け子は海美の手にお金を返す。海美は不思議そうな顔をしたものの、うんと頷いてかなえの傍へ戻って行った。
修が事前に連絡しておいた警察は、素早く犯人達に手錠をかける。
「うむ、これにて一件落着じゃな」
満足そうに頷く源次郎だが、その位置からは先にパトカーに乗せられたリーダーと掛け子が見える。どちらもよっぽど恐ろしい目に遭ったのか全身をガクガクプルプルさせていた。自業自得である。
「これにて一件落着じゃな!」
二度言った。つまりはそれ以外は認めるつもりはないらしい。
「小腹が空いたな」
大捕り物で腹を減らした刀が呟けば、林檎もそれに同意した。
「『はらべこ』で祝勝会だな」
「また辛うまジャンボラーメンでも頼もうか」
「いいな。俺もまずはそれを頼もう……」
大食い二人は目を見合わせ、静かに笑い合う。
「皆の者、ご苦労じゃった。今日はすべてタダで構わん、儂の奢りじゃ! 『はらべこ』に戻るぞ!」
笑顔の源次郎の声に、参道商店街をターゲットにしたオレオレ詐欺犯グループはここに壊滅したのであった。その過程において軽く心を圧し折られて、だ。
生涯忘れられぬ更生記念日のプレゼントは有限実行されたのである。
■ □ ■
「本当に良かった……!」
オレオレ詐欺犯グループを全員逮捕したという報を受け、『はこべこ』で待っていた時子は安堵の笑みを浮かべた。
「でも、やはり犯人に素手で立ち向かうのは危険すぎますから今後は危ない事は控えて下さいね……?」
受話器向こうの源次郎に心の底からの安否の言葉を告げ、時子は彼らを出迎える準備を始めた。冷たい麦茶を用意しなければ。
そんな時子を微笑ましげに見て、雄二は外に出ると引き戸横の壁にペタリと一枚の紙を貼る。
<夜営業、団体客がおります>
雄二はひとつ頷くと、時子を手伝うためにすぐ店の中へと戻る。
さあ、忙しくなりそうだ――!
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あとがき
担当マスター:
はと
ファンレターはマスターページから!
皆様、おはこんばんちはでございます。はとです。
過激に素敵に、見事オレオレ詐欺犯グループは全員逮捕されました!
犯人達は誰もが手痛い目に遭ったので、再犯しようなどと思うガッツすらありません。
参加者側と犯人側両方の怪我に対する配慮や犯人の車についての推理など、皆さんの行動の全てがパーフェクトな結果に繋がりました。
これで参道商店街の人々は安心して過ごせるでしょう。
また機会があれば、よろしくお願いいたします!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
はと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月03日
参加申し込みの期限
2014年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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