this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
マンハントのお時間です。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
14
つぎへ >>
犯人の動揺を好機とライレエが前へ出た。ここで畳み掛けるつもりらしい。
「はじめまして、弁護士事務所の方から来ましたライレエと申します。霞さんのお孫さんが事故を起こしたとのことで、同行させていただきました。それで、雄二さんはどこに?」
スーツ姿の女性の凛々しさに、迫力負けした受け子は視線を泳がせる。その目が彼女のスーツの襟元、そこに輝くバッジに止まる。
ひまわりの形をしたバッジ。
さあっと受け子の血の気が引いた。動揺しきった受け子はライレエが弁護士だと思ってしまったのだ。
しかしライレエは弁護士ではない。たまたまひまわりのデザインのバッジを襟元につけ、たまたま旧市街の弁護士事務所の方から来ているだけ。つまりは古典的なかたり商法の手口である。グレーではあるが黒ではない。
「それでは今から言うことを雄二さんに伝えてください。――私と話をしないか?」
そのキーワードをトリガーに彼女のろっこんが発動した。
息継ぎなしで話し出すライレエの声に、受け子の目が靄が掛かったように濁っていく。思考能力が鈍っていく。
「おじさん、悪い人ですよね……?」
時尾は受け子の青年をキッと睨みつけ、その手首を掴んだ。鈍った思考の受け子は時尾の手を振り払うこともない。
「敬うべき年配の方からお金を搾取しようだなんて、恥ずかしいと思わないのですか? あなたみたいな人、同じ空気を吸うのも気持ち悪いです」
人一倍正義感の強い時尾の苛烈な言葉。戦慄くように受け子の唇が震える。
その様子を窺っていたかなえは、ここいらが引き際だとそっと海美の耳から手を放す。くるりと海美を反転させると、にっこりと笑顔で言った。
「なあ海美ちゃん。お爺ちゃん達はこれから大事なお話があるから、うちと一緒にパフェ食べに行こう」
「パフェ!?」
かなえの誘いに海美はパアッと笑顔になった。唐突な誘いへの疑問はパフェの一言で吹き飛んでいる。
「たべるっ」
かなえは駅構内の喫茶店に向かう。それは難しい大人の話から曾孫を遠ざけたようにも見えるだろう。源次郎の唇が「任せたぞ」と動くのをかなえは振り返りざまに見、静かに頷きを返すのだった。
「全部話してください。他の仲間のことを全部!」
「……仲間は、俺を含めて……三人……」
ぼんやりとした目で受け子は話し出す。
「掛け子は、駅の改札口の近く、に……リーダーは、車の、中に……」
更に詳しく受け子が答えようとしたその瞬間、ライレエの息切れによりろっこんが解除される。
受け子の目が精気を取り戻し――、彼の手首を掴んだままの時尾に止まった。
「こ、このガキ……ッ!!」
時尾を振り払おうと受け子は腕を大きく振るが、時尾はその手にしがみつくようにして抵抗する。それに苛立った受け子が怒声を上げるが時尾はそれでも手を放さない。
このままでは時尾は殴られる。それを察知した源次郎は、五十万が入った旅行鞄を空高く放り投げた。
「そぅら、受け取れぃ!! 五十万入っておる鞄じゃぞ!」
五十万。その一言は受け子から時尾の注意を引き剥がすには十分だった。時尾を力任せに振り払いながら、受け子は落ちてくる金の詰まった鞄に手を伸ばす。
その拍子にファスナーが緩む。しかしそれは源次郎にとっては好都合。ニタリ。源次郎の顔に邪悪な笑みが浮かんだ。
そう、受け子は鞄を捨てて逃げるべきだった。しかし五十万という大金に目がくらんでいたためか、必要以上に旅行鞄へと執着する。それにはレイラエのろっこんの影響が残っていたためだが、受け子がこの先も気づくことはない。
構わず受け子は旅行鞄を手繰り寄せながら立ち上がる。ファスナーが開きかけた鞄を。
早く逃げようと受け子が駆け出そうとした瞬間、
ごろん。
その旅行鞄から髪の長い女の生首が落ちた。
「――ひょうわああぁあああっ!!?」
顔面蒼白になって絶叫する受け子の足はガタガタ震えていた。時尾も尻餅をついたまま硬直している。予想外の物が鞄から飛び出したものだから無理もない。
ライレエは唖然と髪の長い女の生首――カットマネキンを地面から持ち上げる。
「……どうして旅行鞄からカットマネキンが出てくるんだ?」
「顔馴染みの爺の畑にタチの悪い烏が出てな。追い払うのにリアルな案山子が欲しいと言っておったので、どうせならと商店街の美容室で廃棄されるヤツを譲ってもらった。すっかりどこにしまったのか忘れておったわ」
歳を取ると物忘れが酷くいのぅ、と嘯く源次郎はニヤニヤと人の悪い笑みを浮かべている。あくまでも事故。――本当にロクでもない仕込みをする『ラスボスじじい』であった。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
マンハントのお時間です。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
はと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月03日
参加申し込みの期限
2014年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!