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五章 追い詰められる者達
「ひ、ひ、ひぃいいっ!!」
恐怖に駆られ、半泣きで人気のない方へ受け子は鞄を抱きかかえたまま走り出した。
しかし本気で生首を見たと動揺しまくっているのか、その走りは無様の一言である。――まあ生首見ておいて普通に走れと言うのも無理だろうが。
受け子が逃げ出すのを見た者の中で真っ先に動いたのは遅れて現場に到着した刀だった。
周囲の視線は受け子へ集中している。誰も刀の方を見ていない。
「逃がすか」
刀は好都合とろっこんを発動した。加速。それは刀が撃鉄が落ちるイメージをして発動する、高速行動の力。周囲の時間の流れが遅くなる。まるで動画をスローモーションで再生するように。
第三者の視線が届かない木陰を駆け、受け子へと走る。刀のスピードは落ちることはない。
「退け、退け退けぇ!」
受け子の進行方向に修がいた。彼は進路を阻むよう、受け子を真っ直ぐに見て立っている。しかし修は動かない。
「退けって言ってるだろ!?」
細身の修なら脅威ではないと、受け子は強行突破しようと腕を振りかぶる。
「捕まえた」
その冷めた声は受け子の真後ろから聞こえた。
急に背後に現れた刀を見て受け子は驚愕の表情を浮かべる。刀は受け子が振り上げていた腕を捻り上げると、そのまま体重をかけて前へ押し倒す。
ガタン!!
受け子が必死に暴れるも、刀の腕は離れない。鍛えている剣道少年と怠惰に過ごしていた青年の明確な差がそこにあった。
「くそ、触るな! 放せよ!」
大きく暴れた拍子に奪った旅行鞄のファスナーが全て開いた。ばっと紙幣が周囲に散らばる。
「ああっ!!」
悲鳴を上げる受け子だが、目の前に落ちた紙幣を見て硬直した。
散らばった紙幣はどれも一万円と記されてある。ただし『寝子島銀行券』と描かれたジョークグッズだが。馬鹿にしていた老人達にハメられたことを知った受け子は――抵抗をやめた。
「ここは俺達の大切な街だ、そこを犯そうとするならば俺達が容赦しない。あらゆる手段を以て地の果てまで追い詰めてやる、それを忘れるな」
刀の言葉に受け子が顔を歪める。何かを言い返そうとするも、言葉が出てこない。それもそうだ。間違っているのは詐欺などやってしまった自分なのだから。
「御剣、助かったよ」
修は刀の拘束によって動けない受け子からスマートフォンを取り上げる。
「仲間に連絡されては困るのだよ。このまま警察に行くか、洗いざらい話して楽になるか選べ」
冷えた修の声に答えず、受け子は周囲を探すようにきょろきょろと目を動かしていた。仲間を探しているのだ。
「――仲間を探しても無駄だ」
気づいた修は冷たい笑みを浮かべ、受け子の精神を揺さぶるよう話し出す。
「お前の仲間、掛け子をしていたのは田沼だったな。アイツはお前達を売って逃げたぞ?」
結果論的には掛け子は仲間を売って逃げた。嘘は言っていない。逃げようとした掛け子はとっくに轟が捕まえたがそこは黙っておく。
「さあ、残るリーダーの居場所を教えてもらおうか。早くした方がいいぞ? 掛け子が逃げたのに、リーダーが逃げないわけないだろう?」
その一言は疑心暗鬼を呼び起こすには十分だった。一番危険な出し子や受け子の役割を任され続けても、詐欺で得た金は三等分。ずっと不公平だと思っていた。
修が目の前に突き出したタブレット端末。その画面には駅周辺の地図が表示されている。
数分ほど黙り込んでいた受け子は、観念したのか地図の一点を指した。
それは一定時間に限り無料を謳う駅近くにある駐車場。駅構内に最新の立体駐車場があるため、設備が古く野外にあるこの駐車場に車を停める利用者は少ない。
今の精神状況なら虚偽の報告をする余裕はない。そう判断した修はすぐにこの情報を皆へと送る。
そしてスマートフォンを受け子に渡すと、冷徹なまま指示を下す。
「成功を『いつものように』連絡しろ」
受け子は弱々しく頷くと、修の指示通りにリーダーへと成功を報告する。
「ご苦労」
修は再び受け子のスマートフォンを取り上げポケットに没収した。
「……さて、後は壬生先輩達に任せよう。俺達は警察に状況説明でもしておこうか」
オレオレ詐欺犯グループ、残るはリーダー一人のみである。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月03日
参加申し込みの期限
2014年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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