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マンハントのお時間です。
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綿密な打ち合わせを終えた一行は、電車や自転車などでシーサイドタウン駅に向かう者と、源次郎と一緒にバスの停留所に向かう者とで別れた。
源次郎は走ってシーサイドタウン駅に向かうつもりだったが、それは満場一致で却下された。
さすがにそんな馬鹿げた体力の老人だとバレてしまえば、オレオレ詐欺犯グループは間違いなく引く。怪しまれる行動は削除の方向で動きたい。
できれば源次郎には安全な場所にいてほしかったが、犯人グループが源次郎を名指しで呼び出している以上、彼がいなければ犯人達は警戒して現れないだろう。もどかしいが受け渡し現場には行ってもらうしかないのだ。
バスの停留所近くにいた源次郎達を見つけ、声をかけた少女が一人。それは散歩中の
小島 海美
だった。
「『はらべこ』のおじいちゃん、お薬やさんのおねえちゃんもお豆腐やさんのおねえちゃんたちもこんにちはっ。みんなでどこ行くの?」
参道商店街に住む林檎やかなえの姿を見て、海美は興味津々とばかりに目を輝かせる。源次郎はニタリと笑い、旅行鞄を軽々と持ち上げた。
「これから人助けじゃ、くくくく。それではな、海美」
「……人助け」
海美はすぐ家へと戻ると台所にいた母親の手を引いた。
「おかあさん、『はらべこ』のおじいちゃん、みんなで人助けするんだって。お薬やさんのおねえちゃんもお豆腐やさんのおねえちゃんも一緒だよ。わたしもお手伝いしたいなぁ」
「あら、人助け? ……そうね、それはとてもいいことだわ。源次郎さん達と一緒なら安心ね。ご迷惑にならないよう、ちゃんと源次郎さんやお姉さんの言うことを聞きなさいね」
「はーいっ!」
母親の許可を取った海美はすぐに外へ出て、信号待ちをしていた源次郎目掛けて走り出す。
「おじいちゃーん!」
海美の声に源次郎は立ち止まった。不思議そうに海美を見る。
「おじいちゃん、わたしもいっしょについてってお手伝いする!」
えっ。そんな声が周囲から聞こえたのは無理もない。荒事になれば海美が人質になる危険性もあるのだ。
「お母さんもいいって言ったよ? おじいちゃんとおねえちゃんの言うことちゃんと聞くって、わたしやくそくしたもの」
懸命にお手伝いをしたいと訴える海美を見、かなえはこそりと源次郎に耳打ちする。
「タイミングを見てうちが海美ちゃん連れて安全な所に避難するわ。そやから連れてってあげて?」
「ここで駄目と言えば、海美が悲しむ……万が一の場合は、俺が守るから……」
林檎も源次郎の袖を引き、かなえに加勢した。『お願い、お爺ちゃんっ。海美ちゃんが泣いちゃうの嫌だよぅ……』と小さな声が源次郎の耳に届く。
孫同然の参道商店街の子供達のお願いに『ラスボスじじい』は弱かった。
「……ふむ、ならば共に行こうではないか。車道側は危ないから、こちら側を歩くんじゃぞ」
「うんっ」
海美は笑顔で源次郎の右側に移動し、差し出された大きな手と手を繋ぐ。楽しそうに歩く海美の姿に、かなえはにこにこと目を細めている。あんな妹が欲しい、何度もそう思ったことか。
何も知らない第三者から見ればとても心温まる祖父と曾孫との団欒の図ではあったが、彼らがこれから行おうとしているのはオレオレ詐欺グループ対象のマンハントである。
「かーっかっかっかっか! 面白い、面白いぞ!! さぞかし愉快な記念日になりそうじゃ!」
悪人そのものに大笑いする源次郎達の背中は、到着した市営バスの中へと消えていった。バスの乗客が引いて
いるのを見て、彼らを見送る修はそっと目を逸らす。
バスが発車した後、修の前に止まったのは八神家の自家用車。修はさっとその中へ乗り込むと、指示通りに準備してもらったタブレット端末を手に取った。そこに表示されるのはシーサイドタウン駅周辺の地図だ。
「シーサイドタウン駅へ向かってくれ。目立たないよう、キャットロードの手前で停まってほしい」
「わかりました」
振動なくゆるやかに走り出す自家用車の中で、念には念をと修はとある番号へと電話をかける。
「お忙しいところすみません、八神と申しますが――」
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担当ゲームマスター
はと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月03日
参加申し込みの期限
2014年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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