this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
あなたの縁、結びます
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
11
つぎへ >>
・
八十八旗 信彦
の場合
「こんにちは。何やってんのー?」
たまたま見かけた三人組に、軽い気持ちで
八十八旗 信彦
は声をかけてみた。
「いや、いきなり話しかけてごめんねー。ただの通りすがりなんだけど、なんか賑やかだったからさ」
「気にしなくていいよ。俺もこの二人が話しているのを見かけて、気になって話しかけた身だからね」
言ったのは、どことなく上品な印象の、異国の顔付きをした青年だった。
「へえ、そうなんだ。んで、なんの話してんの?」
「ものすごい大スクープの話なのだ!」
「大スクープ?」
聞き返すと、興奮した様子で少女が成り行きを話し始めた。
「ふんふん、なるほど。君は新聞部の調査で地蔵を調べてて、んでこっちの彼が猫語を話しているのを見て直撃、その後でそっちのお兄さんが加わったと」
地蔵に縁結びをお願いしようと来てみたけど、なんだかより楽しいことに出くわしたようだ。まあ、猫語がしゃべれるなんてありえないだろうけど。
「どうして教えるのは嫌なのだ? もし本当に嫌なら無理は言えないけど……もしそうじゃないなら教えてほしいのだ」
少年は黙り込んで何も言わない。もう一度、少女が同じ質問をした。
すると観念したのか、はぁ、と少年が小さくため息をつくのが見えた。
「……違う。ただこの地蔵に猫に関するお願いをしてたから、猫の声を真似てただけ」
「なっ、そ、そんなの嘘なのだ! 騙されないのだ!」
「嘘じゃない……。猫語なんて話せるわけない……」
「まあ、そうだよね。楽しそうだから一応話に乗ってはみたけど、わかってたよ」
「なっ!」
「だよな。俺もわかってた」
「なななっ!」
青年、そして信彦が言った言葉に、少女が声を上げる。
「むう……じゃあ真央ちゃんの勘違いだったのだ。でも、そうならそうともっと早く言ってくれてもいいのだ」
「……」
非難の言葉を向けられても、少年は何も言わない。
「な、なんとか言うのだ」
「……にゃあ」
無表情で猫の鳴き真似をした少年に、少女が面食らった顔をする。それから、むむう、とまた彼女は唸った。
それを見て、ははは、と青年が笑い声を上げる。信彦も、思わず笑ってしまっていた。
「はは、お前、面白い奴だな。気に入ったよ。名前は?」
「……
佐藤 タカシ
」
「寝子高生だよな?」
「そう……普通科の1年1組」
「俺は
八十八旗 信彦
。普通科の1年2組だ」
「真央ちゃんは
後木 真央
! 体育科の1年9組なのだ!」
信彦たちに続いて、少女も自己紹介をしてきた。真央ちゃんか。少し幼めだが、元気よさそうな素敵なレディだ。悪くない。
「そっちも寝子高生……なわけはないか」
「残念ながら、働いているよ。オレンジ動物病院という名を聞いたことはないかな?」
「あるのだ! 星ヶ丘にある病院なのだ!」
「俺は、その病院を経営しているんだ。名前は、
ジェレミア・ベルトーニ
」
「へえ、獣医師さんか。てことはここには、自分の病院にお客さんをたくさん連れて来てほしいってお願いでもしに?」
「いや、様々な人との縁が欲しいのはたしかだけど、仕事がらみの縁はあまり望んでないよ。お客が多いということは、それだけ多くの動物が苦しんでいるということだからね。患畜さんは少ないに越したことはない」
「なるほど、たしかにそうだ。じゃあ、純粋に人と知り合いたくて、この地蔵にお参りに来たってことか」
「ああ、そうだよ」
「ふんふん。そういうことなら、ちょうど昼時だし、一緒に飯でもどう? そっちの二人も一緒に四人でさ。暇つぶし……じゃなくて、こうして会えたのもお地蔵様のご加護ってわけで」
「それはいいね。同行させてもらうよ。まあ、俺はまだお地蔵様にお願いしてもいなかったんだけど」
「お願いする前から、お地蔵様にはお見通しだったってことでいいんじゃん? 真央ちゃんも行くよね?」
「……魅力的なお誘いだけど、真央ちゃんはお地蔵様の調査があるから駄目なのだ。お参りに来る人を見張ってなきゃ駄目なのだ」
「あらら、それは残念。タカシ君は?」
「……」
「タカシ君?」
「……あまりしゃべらなくていいなら」
「はは、オーケーオーケー。んじゃ行こうか。真央ちゃん、またね」
「うん、バイバイなのだ!」
真央に手を振り、それから三人で歩き出す。
それから道中、三人(ほとんど二人)で他愛ない会話をしながら、適当なファミレスへと入った。そうして食事をしながら、またいろいろと話す。
女っ気のない、男だけの時間。
まあたまにはこういうのも悪くないかと、二人(ほとんど一人)と言葉を交わしながら、信彦はそんなふうに思っていた。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
あなたの縁、結びます
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
北見直弥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月27日
参加申し込みの期限
2014年08月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!