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あなたの縁、結びます
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ジェレミア・ベルトーニ
の場合
「さすがに山に近いぶん、この辺りは植物が豊かだな。これは観察しがいがありそうだ」
九夜山周辺へと続く、木々の多い通り。その道を、
ジェレミア・ベルトーニ
は左右を見渡しながらゆったりと歩いていた。
「お地蔵様へのお参りがメインだったけど、植物観察だけでも来た甲斐はあったね」
普段、たまに散歩はするが、地蔵を参るということはほとんどしたことがなかった。だけど先日、自分が経営する動物病院を訪れた人に、縁結びの地蔵の噂を聞いた。
少し、興味があった。日本の神様について詳しいというわけではないが、小さい神様が沢山いるという日本には、人との縁を結んでくれる神がいてもおかしくはない。
もし本当にこれから会う地蔵にそういう力があるのなら、自分とこの島にいる人々との縁を結んでほしかった。
日本の人達は驚くほど親切な人が多くて、これまでにもここにいる人々には優しくしてもらっている。
でもある程度まで仲良くなると、やはりちょっと一線を引かれているというか、外国人だからというのが透けて見えることが多いのもたしかだった。
だから、分け隔てない友人づきあいができる人に出会いたかった。そういう人たちとともに、これからさらに楽しい日々を過ごしていきたい。
「ど、どうして何も答えてくれないのだ!?」
「ん……?」
ふと、前方から声が聞こえてきた。甲高い女性の声。いや、少女の声だろうか。
「だ、だんまりしても駄目なのだ! 真央ちゃんは聞き逃さなかったのだ!」
それほど離れていないようで、声は大きく聞こえてきていた。たぶんこの坂をのぼりきれば……。
「子供……?」
思った通り、すぐ前方に人が立っていた。それも二人いて、少年と少女だった。彼らのすぐそばには地蔵が置かれている。あれが、噂の縁結びの地蔵だろう。
「猫語を話せる人間がいるなんて、こんな大スクープを逃す気はないのだ! さあ、白状するのだ!」
猫語を話せる。少女が言ったその言葉に興味が湧いて、だから二人へと近付いてみることにした。
「こんにちは。いったい何事かな?」
そして、笑顔で話しかける。いきなり話しかけたせいか、キョトンとした顔を少女が向けてきた。
「いや、なんだか面白そうな話をしてるなと思ってね。猫語を話せるとかいう言葉が聞こえたから」
「そうなのだ! この人は猫語を話せるのだ! 実際に今、この猫と猫語で話しているのを聞いたのだ!」
「へえ、それはすごいね」
「新聞部のネタになると思って直撃取材してたのだ。でも……何を聞いても答えてくれないのだ」
「なるほどね。君、本当に猫語を話せるのかい?」
少女の勘違いだということはわかっていた。でもせっかくなので、話に乗ってみることにする。こういう子供たちに出会えて話ができるというのも、そうそうない。これも一つの縁というものだ。
「……」
だけど、少年は口を開かなかった。無口な性格なのだろうか。
「猫語を話せるのは自分だけの秘密なのかな? あるいは、猫語を話せる人間が集まる組織があって、秘密の漏えいは組織のタブーだったり?」
「そ、それは大大大スクープなのだ! ぜひその組織を明るみにしたいのだ!」
「……」
「さあ教えるのだ! 教えてくださいなのだ!」
「……」
少年は何も言わない。ふとその時、背後から足音が聞こえてきた。
目をやると、新たに少年が一人こちらに歩いてきているのが見えた。
そして目が合うと、彼の口元がにこりと笑った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
北見直弥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月27日
参加申し込みの期限
2014年08月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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