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「あれ、モグか?」
不意にいたごが驚いた声を上げる。見れば、マーブルがにおいを嗅いでいた長靴に前肢を乗せ、黒い毛並の犬がいたごに向けて嬉しそうに尻尾を振っている。
マーブルが小さく鳴いて修の肩へとよじ登る。子猫の小さな尻を支え、修は小さく目礼してその場を離れる。そろそろ持ち帰り用の焼き鳥も出来そうだ。
「なんだお前、こないだ息子を助けてくれたらしいな?」
全身ずぶ濡れで帰って来た息子から聞いた、愛犬との不思議な話を、けれどいたごは疑いもせずに信じた。
去年最期に抱いた時よりもずっと毛並みも肉付きもよくなった愛犬を両手で抱き上げる。
「かっちけねぇ、かっちけねぇ」
恩に着るよ、と毛むくじゃらの体に頬を寄せれば、モグは何でもないようにいたごの頬に冷たい鼻先を寄せてぺろりと舐めてくれた。
「女将、焼き鳥追加~」
先ほど話しかけてくれた怜悧そうな少年と連れの賑やかな少女に、持ち帰り用に包んだ焼き鳥と冷やし胡瓜を渡している女将に声を掛け、いたごは愛犬を優しく撫でる。
「今日はお前もつきあえ、ん、な?」
いたごの掌に頭を押し付け、モグはつぶらな瞳を細める。
「うちの家族の中じゃお前さんが天国に一番乗りだったな。どうだ元気にやってるか?」
尻尾を振って一声元気に鳴くモグに、
「なら、よかった、よしお前の好きだったディキシーでもやろうか? おもいっきの派手にさ」
いたごはウィンクしてみせる。
明るくもどこか懐かしいようなリズムを背景に、刀と千歳は立ち上がる。
「最初に言ったようにここは俺が払うよ」
そう言って鞄を探りながら、
(こういう時は男が奢るもんだって祖父さんも言ってたしな)
刀はほんの僅か、唇を笑ませる。
先に立つ刀の学生服の背中を見つめたまま、千歳はちょっと困ったように眉を寄せる。代金も、本当は自分で払うべきなのだろうと思うけれど、
(今回は刀君に任せておこう)
頼りになる背中を見ていて、ふと、刀が眼を丸くして急に振り返った。自分よりも後に投げられた刀の視線を思わず追い、千歳も振り返る。
後ろには、さっきまで自分達が並んで座っていた簡易ベンチが黄昏の光を浴びているだけ。刀の視線を引くようなものは特に何もないように見える。
刀は暫く後ろに広がる夕景を見、千歳の不思議そうな顔に気づいた。何でもない、とばかり、そっと首を横に振る。
――以前と違う女の子だな
懐かしい声がそう言うのを確かに聞いた気がしたけれど。
こちらを見て呆れて、けれどこちらを見て温かく笑って。そんな気配が残っている気が、した。
(……祖父さん?)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月07日
参加申し込みの期限
2014年08月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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