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\ オーバータイム!/
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風鈴の音が風の訪れを知らせてくれる。
涼しげな音に耳をくすぐられ、黄昏の夕陽に頬を撫でられ、
桧垣 万里
は柔らかな栗色の眼を細める。
「一緒にいい?」
ふと、傍らに栗色の髪の男性が立った。
(……なんだろう)
初めて会うはずなのにとても懐かしい感じがした。
名前を聞いてみたくて、でも聞いてはいけない気がして、万里はただこくりと子供のように頷く。
ありがとう、とどこかで見たことのあるような顔で微笑んで、その人は万里の隣に腰を下ろす。柔らかな、眩しげな眼差しで、万里を見る。
知らないはずの男性に見つめられて、けれど嫌ではなかった。何故だか心が落ち着いた。
「毎日楽しい?」
幼い妹に問うような口調で聞かれ、万里は男性を真直ぐに見遣る。「楽しいよ」
ふわり、笑う。
この島では色んなことが起こる。バイトも学校も充実している。楽しくないはずがない。
「あなたはどうかな?」
「僕も楽しいよー」
男性のマイペースな声が耳に心地よかった。何だか嬉しそうな顔を見ているうちに自分まで嬉しくなった。
「毎日が新しいことだらけで、ワクワクするよね」
少年のような瞳につられて、万里も小さく笑う。
(不思議な人)
まるで以前からの知り合いみたいに、何でも話せる気がして、空の黄昏に慌てた。思わずちょっと肩を落とす。
「そろそろ帰らないと。またどこかで会えるかな?」
「オレはいつでもそばにいるよ」
くすり、その人は笑って立ち上がる。今日は楽しかったよ、とひらひらと手を振り、
「じゃあね、万里」
黄昏の風に消える。
「……あれ?」
その人の姿が消えて、万里は夢から覚めるように瞬いた。
(私、あの人に名前教えていたかしら……?)
名前も聞けなかったあの人が、自分自身ととても似ているような気がして。
いつでもそばにいるよ、その言葉が何故だかすんなりと心の真中に落ち着いて。
不意に、思い出す。
母の胎内で一緒に育ったはずの双子の兄弟がいたこと。
万里だけを残して、その兄弟ひとりだけが流産してしまったこと。
――あの子は、せめてあなただけでも生きて欲しかったのよね、きっと
いつだったか、母がそう聞かせてくれたこと。
(今の人、もしかして……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月07日
参加申し込みの期限
2014年08月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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