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寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
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【それぞれの、音】
「えっ。小淋さん、あれに出るん!?」
目に付くのはきらびやかなステージ。そこら中に置いてある立て看板や、海の家にも懸かっている無数の垂れ幕などを見るに、どうやら水着コンテストなるものがこの浜辺で開催されているらしいことは、
成城 千里
も知ってはいたのです。
特に自分には関わりの無いイベントであろう、と何となく思っていた彼ですが、
浅山 小淋
がこれに出場を要請されたとなれば、話は別というもの。
「あ、えと……ファイトや!」
「頑張ってくださいね、小淋さん!」
びしっとサムズアップ、戸惑いつつも応援することを決めた千里。ルームメイトの
哀坂 零葉
にも背を押され、小淋ははにかみながらもうなずきました。
『びっくりしましたけど……出場するからには、頑張ってきますね』
垂れ幕でゆらゆらと揺れている、イベントのタイトルは『寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト』。
(浜辺に輝く星になれ、っちゅうことかな。……うん)
会場へと歩いていく背中を見送りながら、千里は思います。
アルバイト仲間、少しは見知った間柄である彼女。小淋の、あのちょっぴり控えめ、ふんわりとした笑顔を見れば……彼女ならそんな風に輝くことだって、できるかも知れないという気がしてくるのです。
●エントリーNo.42
浅山 小淋
「次の出場者さんは、エントリナンバー42番、
浅山 小淋
さん! どうぞーっ!」
舞台袖から覗く小淋を手招きする司会者さん、そして見渡す限りに詰め掛けた、観客たち。その思った以上のプレッシャーに……ひとつ、深呼吸。思い切り深く息を吸って、吐いて。
小淋は、ステージへ!
「おおっ!? これは……三段フリルのマイクロビキニ、だけでも色気満点! なーのーにーっ加えて! これって、寝子高の制服よね? この一見ミスマッチな組み合わせが、大胆な水着、それを身につける浅山さんのセクシーな一面を引き立ててる! ってお姉さんは思うなー、グッドよ!」
ドキドキと高鳴る胸を押さえながら、小淋は歩きます。こんな風に自身について解説されながら、というのも気恥ずかしいものがありますけれど……案外と、彼女の心は落ち着いていたりします。
以前にも、水着を着て肌を露わにしながらでは無いにしろ、
ステージへと上がった経験
のある小淋。それを思い出せば、自然、逸る気持ちは静かに、足取りもしっかりと。
大観衆の拍手に迎えられながら、小淋は中央部へと危なげなくたどり着き、くるりと回って見せました。
小淋のパフォーマンスタイムは、自己紹介。
スケッチブックへ、意識してなるべく大きく、さらさらと文字を書き込んで。会場へ向け、それを掲げます。
『寝子島高校1年生、普通科の、
浅山 小淋
です』
ページをめくり、さらさら、さらり。慣れた表現方法だけあり、彼女の書く字は見やすく、なかなかに達筆です。
『趣味は読書と、音楽鑑賞です。今は、寝子島図書館でアルバイトをしています』
ふと。一段高いステージから見える、観客席の中。見知った顔を目にするなり、どこかほっと安堵の気持ちが湧き上がってくるのは……やっぱり、緊張していたのかも。
「小淋さぁ~~~ん! とっても似合ってますよ~っ♪」
哀坂 零葉
が、あんなにも大きな声、身振り手振りで応援してくれるのを見ると、思わずくすりと笑みが漏れます。
「よう似合っとるよ、頑張れー!」
成城 千里
。彼の誘いが無ければ、自分が今、こうしてここに立っていることは無かったはず。彼の向けたカメラに向かってにっこり、浮かべた微笑みには、彼への感謝の気持ちが込められているのでしょう。ぱしゃりとシャッターを切った千里にとっても、それは思い出の一枚となったに違いありません。
『突然指名されて、びっくりしました。でも、せっかくのお祭りだからと思い、頑張って参加してみました。ありがとうございました!』
『アツい主張』を声に出すことは出来ない小淋は、最後にせめてと思い、ぺこり! 深く一礼してから、再び静かな足取りで降壇しました。
とくん、とくん。耳に聞こえそうなほどの自身の胸の鼓動に、終わってからようやく、小淋は気付きました。
けれど。なんだかそれも、嫌ではなくて……全てをやり切った、その証のようにも思えて。どこか、心地良くもあり……。
思わず小淋は目を細め、しばし、その余韻に聞き入るのでした。
「い、いやだ、絶対出たくない!」
「だから、面白ぇんじゃねぇか」
ぐいぐいぐい、
神嶋 征一郎
は、ごねまくる
霧生 深雪
の腕を引っつかみ、浜辺をずるずると引き摺っていきます。
共に、実行委員から参加を要請された小淋と深雪。小淋のほうは案外と思い切り良く、千里と零葉に付き添われて、一足先に会場へ……が、深雪のほうはと言いますと、なかなかそうもいきません。
女性のそれにも見える名前に、整った中性的な容姿は、彼にとってコンプレックスなのです。人前で出るだけでも遠慮したいところなのに、よりにもよって、水着コンテスト!
指名されれば強制参加、の旨を告げられても、
「死んでも、行くもんかッ!!」
それを、面白がって……いえいえ、親切にも会場へとお運びしてさしあげようというのが、征一郎というわけなのです。
ぐいぐいと抵抗もできずに引き摺られるまま、気付けば既に、周囲は控え室。
付き添いのお兄さんこと
霧生 渚砂
は、大切な家族である深雪が選ばれたことには、素直に喜びつつも。彼がこういうことを一番苦手としているのは、誰よりも分かっています。
「強制らしいから、仕方が無いけど……無理はしない程度にな。冷たい飲み物とタオルを用意しておくから……あ、この炎天下にステージへ出たら、肌が焼けてしまうな。帰ったら、ハーブのお風呂も入れないと!」
心配しながらも、何だかアイドルのマネージャーのような立ち回り。せっかくの機会でもあり、せめて精一杯応援することに決めたようです。
「そろそろ出番か。ここまで来たら腹括れよ、霧生」
「くっそ、覚えてろよ神嶋ーっ!!」
ずるずるずる。深雪は征一郎に、ステージへと押し出された……わけなのですが。
「……あ?」
●エントリーNo.43
霧生 深雪
●エントリーNo.44
神嶋 征一郎
「続いてはこのお二人! エントリーナンバー43番、
霧生 深雪
さんにー、44番!
神嶋 征一郎
さんっ、いらっしゃーいどうぞー!」
「……なんで自分までエントリーされてやがる?」
出場者の指名役を束ねているのが、あのサンマさんということもありまして。ノリの良い実行委員は、いつの間にやら、征一郎のことも出場者リストへと加えてしまっていたようです。
「自分はこいつを出させる為に来ただけで……おい、話を聞けっ」
「……ここまで来たら、腹ぁ括れよ? 神嶋」
道連れが出来たと思っていくらか安心したのか、深雪の浮かべた苦々しい笑みは、征一郎にももはや人事では無いようです。
「Very cute! かーっわいいなーもうっ、女の子みたいよねー霧生さんってば! 深雪ちゃん、のほうが良いかしらん? オリエンタル柄のトランクスに、ネコミミフード付きパーカーがオシャレ! ねえほら霧生さん、その胸元をね、もうちょっとこうね、ちらーっと、がばーっと、ね?」
「くっそ、それ言われるから嫌だったんだ……って、やらねぇよ!?」
ハルさん、深雪の気にしてるところをぐりぐりと攻め込んできますが、まぁ根が正直な人と言いましょうか……悪気は無いんです。
とはいえ深雪、本人的には不本意なところであったものの、
ファッションショーのモデルを務めた
なんて経験もあったりしまして……しかも女装で。
それに比べれば、いくらか気はラクというもの。意外に、足取りは安定しています。
もちろんそれには、
「深雪! いつも通り自然体でな、それが一番、深雪の魅力が伝わるって思うんだ。お兄さん、今日は深雪の応援団長だ! 後悔の無いステージをな!」
ステージ際で、そんな言葉と笑顔を届けてくれる、
霧生 渚砂
の存在も大きかったのでしょう。
一方の、征一郎はといいますと。
「灼熱の太陽に汗濡れた、イイ男っ! ってカンジかしらねー、神嶋さんの何だか妖艶な佇まい! んもーっイケメンなんだから! このクールなマナザシもたまらないっ、見て! お姉さんを見てー!」
「……ったく、何で自分まで……」
かしましい司会者を一瞥しつつ。ここまで来てしまったからには、今さら深雪を置いて引っ込んでしまうというのも、気が引けたのでしょうか。ちょっとつまらなさそうな表情を浮かべながらも、深雪に並んで歩きます。
そんな、なかなかに美形な彼らが揃って壇上を行くのですから、きゃー! なんて、会場の女性客たちの盛り上がりはかなりのもの。当人たちの思惑はともかく、続くパフォーマンスタイムへ、その期待度は上がりっぱなしです。
音楽を専攻する二人、もとより、自己表現に躊躇するタイプでもありません。
「こうなりゃ、もうヤケだ。一緒にやるぞ、神嶋! お前が連れてきたんだからな!」
「ちっ……乗りかかった船ってやつか。仕方ねぇな、付き合ってやるよ」
流れ出すのは、明るく軽快なメロディ。それは、誰もが一度は耳にしたことがある、国民的少年アイドルグループのポップでロックなナンバー。誰でもノリノリにノレる、名曲中の名曲。
つまりは。歌い始めれば……怒涛のように湧き上がるステージ!!
深雪の才能の一つ、彼は一度聴いた曲、見た振り付けは忘れずコピーしてしまえるという、得意ワザを持っていたりします。野外用のスピーカーから響くリズムに合わせ、いつか見た本物のそれと寸分違わず、身体全体を使っての、ステップ! ターン! 時にはジャンプ!
メインボーカルは深雪に任せ、征一郎は随所に相方の歌へハモりを入れつつ、彼の横でダンス。その振り付けは、時に彼が周囲へと感じさせる冷たさ、荒々しさ、そして内に秘めた静かな優しさ……それらがない交ぜとなって、情熱的! 熱狂的!
二人はそれぞれのダンスを踊りつつ、サビの盛り上がりには、ピタリ! 即興で息の合ったシンメトリーな振りなども披露。
曲のフィニッシュには、深雪がパーカーを思い切り良く脱ぎ去り、観客席へと投入!
何だかんだで全力のステージを演じきった二人に、女性客たちは黄色い声を。男性客たちは、惜しみない賛辞を投げかけたのでした。
最後に、二人の『アツい主張』を……と言いつつも、特に何も考えていなかったらしい彼ら。
「え、えーっと……そうだ。身長170cm、越えたい! 今年に入って、まだ1cmも伸びてないなんて……俺は、認めねぇぞっ!」
と、165cmの深雪は叫びましたが。会場の反応は概ね、ちょっとそれは難しいんじゃないかな派と、そのままのアナタでいて派が半々くらいだった模様。
ぜいぜい、荒い息に振り向けば。息を切らした征一郎が、派手に肩を上下させています。
「あん、アツい主張……? んなもん、ねぇよっ!」
専門はヴァイオリン、アイドルもかくやといった歌って踊っての大舞台は、少々キツかったのかも。
それでも、二人。ステージを下りるその時には、彼らの背中を、盛大な拍手が見送ってくれました。
「浅山さんと、霧生さん&神嶋さんのコンビにご登場いただきましたー。さてさて、リッカルド町長とサンマさんに、お言葉をいただきましょうかっ」
「
浅山 小淋
さん。淑やかで清楚な女性が身につける、大胆な水着……そして、学生服。とても意外性がありましたね。時として、一見ミスマッチなギャップが、何かを惹きたてて見せることがあります。ことに女性のファッションについては、私も華麗なる変身ぶりに意表を突かれた、などという経験は幾度もありまして……」
「
霧生 深雪
に
神嶋 征一郎
、いやぁ、アツいステージだったな! 音楽ってのは良いもんだ、あの会場中が一体になる感じ! 実に良いもんだ! 俺たち審査員も、思い切り堪能させてもらったぜ。ありがとよ!」
「ひとたびステージに立てば、誰もが天上の星のごとく輝ける! ビーチ☆スターズコンテストとはかくあるべきと、お姉さんは思うわけなのです。さぁー次にまばゆく光り輝くのは、一体誰かしらっ?」
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シナリオデータ
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墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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