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夜の女帝号、洋上の宴
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●ショーの開幕:
双葉 仄
の視点2
暗くなった大広間。
それまでのムードのある曲から、テンポのいい音楽に代わる。
ステージを照らす眩しいスポットライト。
まず現れたのは
ナタリア・シシロヴァ
。
クールな表情で、ちょっと固いがモデルウォークもそつなくこなす。
次に現れたのは
葛城 璃人
だった。
明るい水色のドレス。ふわっふわの裾を楽しむように、跳ねながら花道を歩いてくる。
緊張なんて、これっぽっちもしているように見えない。
花道の端まで来ると、璃人はくるくるっと回って、ステージの下に向かって片手を伸ばした。
「言嗣さん! りぃのエスコート、もちろんしてくれますよねっ?」
「なっ」
「ほら、早く早く!」
璃人は観客として見守っていた言嗣を花道に引っ張り上げる。そして腕を組んで、うきうきとステージへ。
「まったく……葛城君らしいな……」
言嗣はといえば、戸惑いが見えたのは一瞬。
ハプニングにも堂々と応じて、璃人とのウォークを楽しんでいるようだ。
続く紫のドレスの
添木 牡丹
が、そんな二人を見てひどく羨ましそうな表情を浮かべた。
エスコート役のモデルはいない。たったひとりで、緊張した面持ちで、花道を歩き出す。
「牡丹せんぱいっ」
声が掛かったのはそのときだった。
牡丹の顔がぱっと明るくなる。
ステージ下から、小柄な給仕服の少年――
戌井 創
が飛び入り参加した。
「戌井君っ!」
「せんぱいのエスコートなら、僕がするよっ!」
創が牡丹の腕を取る。
会場に、大きな拍手と囃すような口笛が響いた。
創が顔を真っ赤にしながら、それでも精一杯牡丹を支えている。微笑ましかった。
花道の端まで来る。一番観客に近い場所で、牡丹はドレスの裾を摘まみ、上品にお辞儀をしてみせる。
次の瞬間だった。
「きゃっ」
小さな悲鳴が上がった。
創が牡丹をお姫様だっこで抱き上げたのだ。
「い、戌井君、おろして、重いよ……」
「重く……なあーい! 綺麗なせんぱいを、見てもらうんだからーっ」
そうしてくるりと一回転。
さらに大きな拍手。
ステージの上だということを忘れてしまったのだろうか、見つめ合う二人。
――しかし私は気づいていた。
創が牡丹のドレスに、さりげなく何かを挟み込んでいたのに。
次に歩いてきたのは
逆巻 天野
にエスコートされた
岩国 ソワカ
。
ソワカは、ふたりの世界に入っている創と牡丹を容赦なく引き離して、自分の見せ場を作る。
そこでまた、笑いと拍手が上がった。
ファッションショーというより喜劇のようだった。
それから幾人ものモデルが現れては消え――舞台にとうとう、<巨大な月の指輪>を身に付けた、純白のウエディングドレスのモデルが現れた。
◇
音楽がまた変わった。
まるで、結婚式のような、しっとりとしたクラシック。
その音楽に合わせて、花嫁のようにしずしずとモデルは花道を歩いてくる。
やがてモデルは花道の尖端で立ち止まり、ゆっくりと一回転した。
<巨大な月の指輪>を紹介するアナウンスが流れる。
モデルは、左手に嵌めた<巨大な月の指輪>を観客に高く掲げて見せる。
水を打ったように会場が静まる。
緊張しているのだ。
シーノが仕掛けてくるならこの時だろうと皆が思っている。
静寂は怖れ。そして、それ以上の、期待。
「ダウトです!」
高らかに声を上げたのは、車椅子の
氷雨 潤一
だった!
スポットライトが、彼を照らした。
彼が指差していたのは――花道の尖端! ウエディング姿のモデル!
「嘘吐きさんはわかるんです。その人は、嘘をついている!」
そのとき静寂を破るように、なぜか、のんきな、携帯の着信音が響いた。
静けさの中に響く着信音はどこか不気味で、会場中に動揺が広がる。
そのときステージ上には、歩き終えたすべてのモデルが横一列に並んでいた。
「え? え? あれ……?」
慌てた様子なのは、ステージに並んでいた牡丹だ。
きょろきょろとあちこち探すと、ドレスのリボンの隙間から携帯電話を取り出した。
「ど、どうして……?」
動かないウエディング姿のモデル。
とうとう誰かが、誰もが思っていたことを口にした!
「シーノの仕業か!?」
その声をきっかけにしたかのように悲鳴が上がった。
「来ないで!」
これも誰か、少女の声!
そして、次の瞬間!
ぶわりと観客の間から、黒い影が立ち上がった!
「霧生さん!」
それはシブカワの叫び。
モデルの中から、ナタリアが飛び出す。訓練された軍人のような機敏な動き。花道の尖端へと駆ける!
舌打ちして、ウエディングドレスのモデルがヴェールをはぎ取った。
女顔だったからずっと気づかなかった。
トリを務めたウエディングドレスのモデルは、男――
霧生 深雪
だったのだ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月17日
参加申し込みの期限
2013年07月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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