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寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
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【祭りの後】
太陽は沈みながら赤く染まっていき、じりじりとした暑さは徐々に和らぎ。砂浜の波音が、人々のざわめきによってかき消えないまま、耳に届くようになった頃。
未だ忙しく立ち回っているのは、後片付けに追われる実行委員と、それに、『報道』の腕章を付けた学生たちです。
「先輩ー! こっちは優勝者さんの取材、終わりましたー」
「ああ、お疲れさん。こちらも、受賞者のインタビューはほぼ終えたところだ」
鍋島 奈々美
に、
八神 修
。寝子中及び寝子高新聞部は、互いに連携や情報交換など交えつつ活動し、今日一日の締めとして、各受賞者たちへのインタビューを行っておりました。
その作業も、あらかた終わりに近づき……と、修はふと怪訝な顔で、奈々美の後ろを指し示し、
「ところで、赤羽だったな、彼は大丈夫なのか?」
そこには、だらだらだら。再び熱き血潮を大盤振る舞いで大放出している、
赤羽 勇樹
くんがおりました。
「まったくもー、ほんまむっつりなんやから……」
「こ、これは正義のために……ぐっ、思い出したらまた、鼻血が……!」
34代目寝子ヶ浜ビーチ☆スターへの優勝インタビューを行うにあたり、間近で彼女へ接した勇樹でしたが……案の定。そのオーラやら色気やらに、すっかり当てられてしまったようです。
「だ、大丈夫ですか? これを……」
そっと取り出したティッシュの束を勇樹へ手渡したのは、
遠矢 護
です。
修に付いて回りながらの、密度の濃い取材経験。それは彼に心地良い疲労感と、確かな手応えを感じさせているようです。朝方に比べて、その表情にはいくらか、自信が増したようにも見えました。
「今日は、部長に頼りっきりで……ごめんなさい。でも、鍋島さんや赤羽さんとも一緒に、良い取材が出来て。すっごく楽しかったです」
お疲れ様でした! と頭を下げると、奈々美と勇樹も、ぺこり。
「いやいやー、うちらのほうこそ、お世話になりました! おかげさんで、いろいろ勉強になりましたし。先輩方、これからもよろしゅうに!」
ニャハハ! と笑う奈々美。寝子中新聞部としては、こうして高校の先輩方とのコネが出来たことも、大きな収穫だったりするのでした。
「さっ、それじゃーそろそろ、撤収しよか。帰るでー勇樹……って、あんた鼻血出しすぎやろ、少しは我慢せいや」
「う、うっせーぞ奈々美……ほらっ、帰るぞ!」
勇樹は先輩たちへもう一つ会釈をしてから、ぱ、と奈々美の手を取り、帰途へつきました。
幼馴染な二人、仲良く? 手を繋いだまま去っていく後輩たちの背中を、先輩二人は、微笑ましく見送ってから。
「さて、取材終了だな。俺たちも帰ろう。遠矢、疲れたか? 帰りに、何か食べて行こうか」
「あっ、じゃあ僕、寝子島丼が食べたいです!」
「悪く無いな、俺も同じものを食べるとしよう。今日は良くやってくれたからな、奢ってやるよ」
「いいんですか!? やった……♪」
修と護もまた、機材を片付け、浜辺の海の家へと向かいました。
取材お疲れさまでした、良い記事が出来上がると良いですね!
リッカルド町長は未だ、ステージの解体作業の指揮を。白沢先生は、晩御飯の支度のため一足お先に帰宅。
「良い仕事っぷりだったぜ、お疲れさん! また機会があったら、よろしく頼むぜっ!」
実行委員、特にアルバイトたちを集めてのサンマさんの最後の挨拶を聞いてから。
如月 庚
、
深縹 露草
、
恵御納 夏朝
、
千鳥 雅人
……四人のお仕事は、終了となりました。
彼らは本当に良く働いて、忙しく動き回り、コンテストの盛り上がりを裏から支えてくれた功労者たちです。イベントが終わってからも、最後の最後まで、後片付けにゴミ拾いに、スタッフたちへの差し入れにと、大した休みも取らずに頑張ってくれました。
本当に、御疲れさま!
「イベントの裏方は初めてでしたが。なかなか楽しかったデースね!」
「ホントだね~♪ お客さんや参加者さんにも、楽しんでもらえたかなー」
露草の言葉に同意しながら、雅人はビーチをきょろきょろ。そろそろ日も暮れてきて、人波もまばらになってきた頃合ですが……心なしか。行き交う人々の表情には、いつにも増して、笑顔が浮かんでいるように見えてきます。
そんな光景に、少しばかり、目を細めた夏朝。
「うん……きっと、大丈夫。皆、あんなに盛り上がってたもの」
舞台できらめく、出場者たちのアツい想い。それらに一喜一憂し、賞賛の声や拍手を贈った観客たち。スタッフの一人として眺めた彼らの顔は、夏朝には皆、輝いて見えました。
そしてそんな笑顔が生まれるのには、アルバイトたちの頑張りだって、もちろん大いにお役に立っているはずなのです。
「ま、面倒なトラブルの類が無くて、何よりってとこか」
ふうっ、と息を吐いた庚。ちょっとした事件があったりもしましたものの、トラブルテイカーたる彼が、その本領を全力で発揮するような緊迫した事態が起こらなかったのは、返って幸いと言えました。
ふと、きゅるるっ、と庚のお腹が鳴り、彼はようやくにして、自分が空腹であることに気付きました。
「腹が減ったな……よォ、そこらで何か食ってかないか?」
「あ、賛成~! 俺、気になってた店がたくさんあるんだー」
「でしたら、私が案内しましょう。屋台や海の家の情報は、全て把握してマースからね!」
露草の事前の下調べや心配りが、裏方たちのお仕事を強力にバックアップしていたことは、もはや疑いようもありません。
歩き出した一行……と、ふいに雅人がそれに気付き、夏朝に尋ねました。
「ねえ、ところで夏朝ちゃん。それ、いいの?」
「それって?」
きょとん、と首を傾げた夏朝の頭とお尻には……ぴこぴこネコミミ。ネコシッポ!
「!? は、外すの忘れてた……!」
慌ててぱちりとそれを外し、スタッフルームへ返しに駆けていく夏朝を見送りながら。彼らの間にもまた、明るい笑いが満ちているのでした。
……こうして、『第34回 寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト』は、ここに幕を閉じました。
全てが終わると、充実感の中に、ほんの少しの寂寥感。
けれど巡る季節は、いずれまたこの寝子島へと、再びこんなアツい夏を運んでくるのでしょう。
今は、しばしのお別れ。
また、来年の夏……次のビーチ☆スターズコンテストで、お会いしましょう!!!!
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。
お待たせいたしました! 『寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!』のリアクションをお届けいたします~。
まずは皆様、今回は本当にたくさんの方にご参加いただきまして、ありがとうございました!
墨谷としては未知の領域、なかなかに大規模なシナリオとなりまして、執筆にも相応の時間がかかってしまいましたけれど。
皆さんの楽しいアクション、素晴らしいイラストにも大変パワーをいただきまして、最後まで楽しく執筆をさせていただきました。
さて、今回はコンテスト形式ということで、いただいたアクションの内容やイラスト、そして応援メッセージによる投票などを加味し、総合的に判断して受賞者の方を選定させていただきました。いただいた応援を全てリアクション中に反映させていただくことはできなかったのですが、票としてはきちんと数えておりますので、ご安心を。
本文中でリッカルド町長も少し仰ってましたけれど、墨谷の心情としましては、本当に全ての出場者さんに何かしらの賞を差し上げてしまいたい! くらいのものでして……。
当初はフィーリングで特別賞を新設しまくっておりましたら、あまりにも増えすぎてしまい、これではコンテストとしては成り立たぬ……と、それこそ涙を呑んで削りに削り、最終的な結果を導き出したという次第です。
受賞された方も、今回は惜しくもされなかった方にも。応援や裏方に頑張ってくださった方々にも。
私から、皆様お一人おひとりに、心のビーチ☆スター賞! を贈らせていただきたいと思います。
改めまして、今回は本当に、ご参加ありがとうございました!
このコンテストが一夏の思い出として、皆様の心に残るものとなっておりましたら、幸いです。
それでは、またの機会にお目にかかれますことを、心よりお待ちしております。
お疲れさまでした!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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