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ひまわりと『向日葵』
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◆
テキトーに散歩していたら、ひまわり畑を見つけた
廻 春告
。
今年の春に寝子島へ引っ越す前は都会に住んでいたのだけれど、そこでは当然こんな景色は見た事が無くて。
だから、そう。
春告の好奇心が刺激されてしまうのも、それは仕方のない事なのだ。
考えてみてほしい。
3メートルはある巨大なひまわりに、一面覆い尽くされた畑。
これはもう、立派なダンジョンだ。
誰がなんと言おうとダンジョンだ。
少なくとも、春告の中二眼にはダンジョンにしか見えない。
だから仕方ないのだ。
つい衝動に任せて、突撃してしまったとしても。
それは避けようのないこの世の摂理。
しょうがないことなのだ。
結果的に、ひまわり畑の中で迷ってしまったとしても。
俺は悪くない。
とはいえ、だ。
「……さて、困ったぞ。どうしたもんか」
この右も左も分からないひまわりダンジョン。どうやったら帰れるのか。
来た時と同じくテキトーに歩いていたら、運良く誰かに出くわして。
でもってそのお導きで帰れたりとか、そういうご都合主義が発生したりしないだろうか。
とか思いながら歩いていたら、だ。
なんということだろう。
以前、不思議な世界で出会った雪と、再会することになろうとは。
◆
あの日以来、
雪 莉沙
はたまに寝子島を見て回るようになった。
ネットで紹介されていたこのひまわり畑にやって来たのも、そんな気まぐれのうち。
暑いのは嫌だし、せめて気温が少しでも下がった夕方に――と思って来たのだけれど。
ネットの紹介写真は、皆昼間の青空の下の写真だった。
青い空に白い雲、それに鮮やか黄色い花弁のコントラストは、確かに綺麗ではあったけど。
こうして見てみれば、夕日に照らされたひまわりというのも悪くない。
ノスタルジックな光景、とでも言えばいいのだろうか。
ともかく、昼間の鮮烈さとはまた違う印象だ。
そんなことを思いながら歩いていたら、だ。
なんということだろう。
以前、霧の先の不思議な道で出会った中二病眼帯男と、再会することになろうとは。
正直、ビックリした。
「あんた現実にいたのね。夢か幻だと思ってたわ」
口をついて出た言葉。
それは、半分嘘だった。
そっと耳に触れれば、そこにはピアスの感触。
それはあの時貰ってきた、ミルク色のピアス。
あの日からほぼ毎日、莉沙はそれをつけていたのだから。
◆
「……なるほど。つまり俺の迷子劇に幕を引いてくれるデウスエクスマキナは彼女という事か」
すごいさらっと、完全に無意識のうちにそんな中二発言をかます春告。
莉沙の顔に、呆れの色が浮かぶ。
デウス・エクス・マキナ――『機械仕掛けから出てくる神』とか『機械仕掛けの神』という意味だったろうか。
そんな言葉がポンと出てくる辺り、
「やっぱりあんた厨二病じゃない」
容赦無い言の刃が刺さったのか、それとも我に返ったのか。
「忘れてくれ」
春告は赤面した。
「何恥ずかしがってんの、かっこ悪いだけよ」
情けも慈悲もあったもんじゃねえ。
「っていうか何、迷子劇って。あんたもしかして……迷ったの?」
「恥を忍んで打ち明けるとな、実はそうなんだ。……すまん、畑の外へ連れていってもらえないか?」
相手はビシバシ物を言う系女子。
何を言われるかはわかったもんじゃないが、今はそれどころじゃない。
あと、きっとお願いを聞いてくれそうな気がする。はず。多分。メイビー。
莉沙が小さくため息をつく。
「あんた本当にバカね。子供じゃないんだから」
「返す言葉もない……」
もう一度、ため息。それから、春告の方を見る。
「……まぁいいわ。通った道なら覚えてるし、太陽が出てるから方向も分かるし。連れてってあげる」
「頼んます。今度何か奢るから」
「……せいぜい期待しとくわ」
かくして莉沙というナビゲーターを得て、春告はダンジョンからの脱出を目指すのである。
「……ねえ」
「どうした?」
「そういや、あんたどのクラスなの?」
「俺? 普通科の1組。雪は?」
「普通科の5組」
「ああ、じゃあ科は一緒なのか」
そんなちょっとした会話をしながら、ひまわり畑を外へ外へと歩いて行く。
「そういえば、雪はなんでひまわり畑に来てたんだ?」
「ちょっとした気まぐれよ。あんたこそ、なんでひまわり畑で迷子なんかなってたのよ」
前を行く莉沙にはわからなかったが、その時春告は「墓穴掘った」という顔をしていた。
「それはアレだよ、ほら。散歩?」
まさかダンジョンアタック気分で突撃したとは、口が裂けても言えなかった。
「散歩ねえ……。あ、ちょっとストップ」
莉沙が春告を手で制し、立ち止まる。
「おう? おう」
「……こっちね」
そしてまた、すたすたと先を行く。
耳を澄ませば、向こうから声が聞こえる。
そう、莉沙はひまわり畑の外から聞こえる声の方向を目指していたのだ。
「廻、あの声の主にも感謝しときなさいよ?」
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月03日
参加申し込みの期限
2014年07月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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