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【何だかんだで大試食会】
「やあ、お邪魔するよー」
「あら? 二人も、試食に協力してくれるの?」
新井 すばる
と
神野 美野梨
が家庭科室へ乱入すると……笑顔で出迎えた
七夜 あおい
が手にしているのは、ちょっぴりおコゲがついてはおりましたが、なかなか美味しそうなだし巻き卵。
テーブルをぐるりと眺めて見れば、ウィンナーに鳥の唐揚げ、きんぴらゴボウ、ポテトサラダ。ミートソースにナポリタン、チャーハンに、そぼろと炒り卵とほうれん草の三色ごはんなどなど……ずらり並んだ、実に様々なお弁当メニューの数々。それらは定番でありながら、それぞれに、何かしらの一工夫が加えられているようです。
こじんまりと始まった試食会は、いつのまにやら、ちょっとした料理大会のような様相を呈していたりするのでした。
すばるがその中で、真っ先に目を付けましたのは、例のお鍋。
「ははあ。どうやらこれが、謎の臭いの原因のようだよ、神野さん。あらら、これはひどいねー」
「なるほどね……何鍋なのかしら、これ」
「ああ、そいつはちょっと……立井と綾辻でも、手の施しようが無くてな」
八神 修
が苦笑いしながら、くいっと親指で示して見せた先では、あおいの料理の腕前をフォローすべく、日頃から料理を嗜む
綾辻 綾花
と
立井 駒鳥
の二人が、万全の体制でがっちりとサポート。テーブルに並ぶあおい作の料理たちも、彼らの手が加わったことで、なかなかどうして食べられるものへと変わって……はいるのですが。異臭の原因となってしまったぐつぐつ鍋の中身だけは、どうしても手遅れだったようです。
「ただ、あおいには言わないでおいてやってくれるか? いたずらに彼女を傷付けたくはないからな」
なんて、申し訳なさげに頼み込んだ修。すばると美野梨も、そんな彼の想いについては、とっくに察していたようでして。
「そういうことなら。ミス研としては、謎が解明されれば良いわけだし……ね、新井君」
「うん、これにて謎解明、だね。いつものやつ、いっとく?」
うなずく美野梨と共に、せーの……、
「「『Q.E.Dー!!』」」
ぱちん! 小気味のいい音で決まった、ミステリ研恒例のハイタッチ。すばるは、カメラ目線(?)でのウィンクまでばっちりなのでした。
試食会は、しばらく続きました。
「ふふふ、こんなこともあろうかと、山ほどちくわを持って来たんだ。お役に立ちますかな?」
「あ、ちくわも定番のおかずですよね。みそ和えに、磯辺焼きに、炒め物もいいかも……あおいちゃん、レシピに纏めてあげるね」
「ほんと? ありがとう、綾花ちゃん!」
すばるの持ち込み食材、魚屋『魚新』特製の上質なちくわの大量投入に、綾花は俄然、張り切ります。
「これなら、七夜も作りやすいかも知れんの。修、ほれ、七夜の手伝いをしてやったらどうじゃ?」
頼れる友人、駒鳥のナイスパスで、修はあおいのお手伝い。自身はあまり料理はしないという彼ですが、あおいのためとあらば、包丁だって握ります。
「……そうだ、あおい。良かったら後で、射撃部の練習を見学に来ないか?」
並んでキッチンへ立ちながら、修はそう言ってあおいを誘いました。
「射撃部かあ……でも、私にできるかな。難しくない? 危なくない?」
「ビームライフルと言ってな、誰でも気軽にできるものなんだ。危険は無いよ。ちゃんと俺が手解きするから、心配ない」
「そうなんだ。じゃあ、お願いしてみようかな? ちょっとだけ、興味があったの」
「ああ、ぜひ!」
にっこりまぶしい、あおいの笑顔。それを目にするたび、彼女の存在をこうして近くに感じるたび。修は、胸に、じんわりとした暖かさを感じるのです。
……と、二人がそんな会話をかわしていた、その時でした。
唐突に扉が、がららららっ!
「いー匂いなのだもー真央ちゃん我慢できないのだー!」
ばばーん! 乱入してきたのは、まだまだ自由へ向かって逃走中、
後木 真央
ちゃんでありました。
あのぐつぐつ鍋は、あおいを除く全員が目を白黒させて悶絶しながらも、どうにかこうにか、皆で食べ切ってしまいまして。代わりに、並んだ料理たちの良い匂いが、周囲にはほんのりと漂っておりました。真央は、そんな匂いに釣られてやってきたようです。
目移りしそうな料理の数々を見つけると、真央がどこからともなく取り出しましたのは、お箸が一膳。
「お腹が減ったのだ栄養補給なのだ、これも武士の情け……同郷のよしみ? どっちも違うかもだけど、見逃してくれなのだー! いただきま~~~す!」
目にも止まらぬスピードで、どががががっ! と、器用に一品ずつ口の中へと放り込んで行きまして。
やがて全ての品を一通り味わうと、
「ごちそうさまでした~なのだ~~~!」
ずどどどど! まさに、一陣の風のように走り去っていってしまいました。
一同しばし、ぽかん。
「……ははは! いつも元気だね、彼女は。うちのちくわをあんなにも美味しそうに食べてくれて、嬉しいよ」
満足そうに言ったすばるの一言で、家庭科室は、弾けるような笑い声に包まれました。
たのしい一時も、やがて過ぎ去り。料理を乗せた皿は、すっかりからっぽ。
試食会は終わり、修と駒鳥は射撃部の練習へと向かい、無事に謎を解明したすばると美野梨もまた、ミステリ研の部室へと戻っていきました。
綾花はあおいと一緒に、ぴかぴかに洗った食器類を、戸棚に納めています。
ふと綾花は、んーっと背伸びをして小皿を棚へ上げているあおいに、言いました。
「ねえ、あおいちゃん。私ね……家庭科同好会に入るつもりなんだ」
「えっ、ほんと?」
あおいの顔が、ぱっ、と輝きます。
「うん。前にも活動を見学させてもらって、すごく楽しそうな場所なあって思ってて……今日だって、とっても楽しかったの」
本当は、それだけではなく……ちょっぴり。あおいのことが心配だから、というのも、あったりするのですけれど。
近くにいて、見守ってあげられたら。そっと彼女の背を押してあげることができたなら。友達想いの綾花は、そんな風に考えていたのでした。
「そっかー、綾花ちゃんと一緒に活動ができるなら、私も嬉しいな。大歓迎!」
「ありがとう、あおいちゃん。ふふ……これからも、よろしくねっ」
仲の良い友達同士。料理が繋いだ絆は、これからも、ずっとずっと続いていくことでしょう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月07日
参加申し込みの期限
2014年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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