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風のように。通りすがる生徒の脇をすり抜け、呼び止める知人の声も彼方に置き去りにして。
後木 真央
は、校舎の中を駆け抜けていきます。
「……待っててくださいねまゆ先生。今日もあなたの竜司が、お側に参りますよー……っと、後木じゃん」
「ぶふぉあっ、竜ちゃんセンパイ!?」
前方から、何やらにやにやとしながらやってきた
冴木 竜司
の横を、足を止めずに通り抜け。
「あれ、どこ行くんだ? 確か、今日は国語の補習とか言って……」
「仕方ないのだこれはもうやってられないのだ真央ちゃんは逃げるのだ~~~!」
すたたたたっ。
ふと通りがかった教室では、今まさに、国語の補習が行われているところ。
「あー美和ちゃん先生、これはまた絶好調なのだこれじゃあ真央ちゃんが受けても仕方ないのだ勉強にならないのだ……あっ! 可愛い子発見なのだお友達になりたいのだ~」
真面目に授業を受けている、
プリティヴィ・プラサード
に目が止まったところで、
「あ、ちょっと真央ちゃん、あなたも補習受けるはずでしょ、何やってるの! 早く入って座りなさ……あっちょっと、どこ行くのよー、こらー!」
「うえっ! 美和ちゃん先生ごめんなのだカンベンしてほしいのだ、だってだってこれは……」
手を振り上げる美和先生の、吊り上がった眉に背を向けて。
「これは……これは、そう! 自由への転進なのだ~~~っ!!」
ずどどどどっ。賑やかに撤退していく真央の背中に、プリティヴィも、思わずくすりと笑みを浮かべました。
容赦の無い寝子島の夏の暑さ。部活の練習。そして、予期せず受けることになってしまった、国語の補習。無慈悲な3連コンボに、どうやら真央ちゃんの脳みそは、考えることを投げ出してしまったようなのです。
真央は、ひたすらに走ります。この、長い長いロードを。自由へと続く、辛く険しき道のりを!
……まぁ、校舎の外に出るとあっついし、部活の練習もちょびっとはしておきたいなー、なんて。ほとぼりが冷めるまで、学校の中をぐるぐるぐる、回り続けるというだけなのですが。
「ふおっ、この匂いは何なのだイイ匂いなのだどこから漂ってくるのだ……?」
ふいに鼻腔をくすぐる香り。鼻はひくひく、ふらふらと吸い寄せられるように歩いていきますと、たどりついたその先には、家庭科室がありました。
【家庭科室のふたり】
真央の逃走劇から遡ること、数十分前。
「あおいちゃんっ、大丈夫!? ケガとかヤケドとか、してないっ?」
飛び込んできた
綾辻 綾花
の剣幕に、
七夜 あおい
は、きょとん。
あおいの手元を見てみれば、そこには……ええと。何だか、こう、あえてそれを言葉で表現してみせるなら、地獄の窯のようにぐつぐつと沸き立った、お鍋がありました。
ほうっと、綾花はひとつ、安堵の息を吐きます。
家庭科室から漂う、異臭。焦げ臭いような、えもいわれぬニオイ。その真っ只中で、友人のあおいが家庭科同好会の活動をしているのを、綾花は知っていました。
あおいに何かあったのでは……!? と、彼女がもう矢も盾もたまらず、飛び込んでみれば。
「綾花ちゃん……? どうしたの、急に?」
「えっと……あおいちゃん、料理をしてたんだね」
「うんっ、今日は、お弁当のレパートリーを増やそうと思って。新作メニューを開発中なんだ」
ほっと一安心した綾花。さりげなーく窓を開け、こもったニオイを外へと解放してやりながら言うと、あおいは、実に楽しげな表情を浮かべました。
もちろん、綾花は知っています。あおいの、あの、どうにも形容しがたい創作物の数々。彼女の料理の腕前、その本当のところを。
「そうだ、ちょっと試食してくれないかな? 少し、塩加減が足りないような気がするんだけどね」
「えっ、あ、うん」
とはいえ綾花は、そのことをあけすけに指摘したりはしません。そっと手を差し伸べて、彼女の背を押してあげるのみです。
スプーンにひとすくい、その……ええと。あえてそれを言葉で表現してみせるなら、地獄の川からすくい上げたような粘性のナニカを、綾花は意を決し、ぱくりと一口。
口の中で顔を出す、これは……あ、うずらの卵のようです。
「うずらの卵の水煮、なんだけど……どうかな?」
「うん、確かにちょっと……塩加減、足りないかも」
「あ、やっぱり!」
薄い、というか、味が無い。こんなにも前衛的な見た目ですのに……! と言いますか、うずらの水煮って、鍋料理でしたっけ……?
綾花はちょっぴり、口元に手を当てて、んーっと思案した後。
「……ねえあおいちゃん、少し、調味料を足してみてもいいかな?」
「あ、うん、お願い! 綾花ちゃんに手伝ってもらえたら、きっとばっちりだと思うな」
エプロンを身につけ、綾花はあおいと並んでお鍋の前に立ちまして、さっそく、お料理開始です。
大の仲良し。友達のあおいと、一緒に何かをする……そんな、何気ない一時ではありますけれど。
こういう時間が、何だか綾花は、いいな。なんて思うのです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月07日
参加申し込みの期限
2014年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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