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- 00月00日生 00歳
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【ネコミケ】萌えろ！２日目の幻想バトルロイヤル！
<４>
横嶋 下心は張り切っていた。
何故ならPEC隊員たちがネコミケに参加しているからだ。
「隊員達が心血注いで描いた同人誌、これは買わなきゃ損だね！ 待ってて、今行くよ！」
エロを追求するのが日課の横嶋にとって、同胞が描いた18禁エロ本の中身をチェックしないなんて言語道断。
勿論、道中のサークルが販売しているえっちぃ同人誌も手を付けていく万全ぶり。
「いやぁ、このお洒落な格好で来てよかったよ！ どのサークルでもウケがいいからね！」
エロくなければ、彼はただのイケメンだった。
偶然にも、某現代版怪盗アニメの主人公の衣装にそっくりだったこともあり、どこでも横嶋は声を掛けられっぱなし。
「なんか俺って人気者だね！ 悪い気はしないけど、早くみんなのところへ行かなきゃ……はっ！ あれはあのゲームの巨乳お姉さんの本だ！」
エロくなければ、仲間思いのイケメンなのに、この生き様よ。
横嶋の足が止まったのは、『樹海の迷宮』というダンジョンRPGの同人誌を扱うサークル。
彼は宿屋の女将、和服巨乳美人のユカリのしっぽり同人誌を食い入るように見ていた。
「す、すごい……！ まさかフルカラーでこんなリアルな細部にこだわった逸品に出会えるとは思ってなかった……！」
横島のアンテナ（15cm）が過敏な反応を示す。
「どうですか？ ユカリさん夜這い本『イヤよイヤよもユカリ好き♪』は？ 26ページフルカラー！」
サークル主の男性がサムズアップする。
「はい、いいですね！ これだからネコミケは侮れない！」
ユカリ本の購入を決める横嶋。
「おいくらですか？」
「500円です」
「……買った！」
ページ数に対してちょっと割高な気もしたが、横嶋はクオリティを考慮して500円を出す。
他にもグッズを購入して、再び仲間のもとへ向かう彼。
その後もあちこち気になるエロ同人チェックを欠かさず、気が付けば両手は紙袋で塞がっていた。
「いつの間にかこんなに沢山買っちゃったよ、早く皆の所へ行かないと」
横嶋が急ごうとしたその時、突如、空の色が青から玉虫色へ変貌する。
「えっなになに？ 何事？」
どうやら横嶋、ひと なのに巻き込まれてしまったようだ。
様変わりしたネコミケ会場を彷徨う横嶋は、ある結論にたどり着いた。
「何か訳の分からない事が起きたけども、大丈夫だ問題ない。ただ全力でエロい事すればいいんだから！」
つまり、平常運行である。
「おっ、可愛い女の子を発見！ 何か知ってるかも？」
横嶋は赤い髪のツン、とした雰囲気の少女に声を掛けた。
「すいませーん、そのギャルな君、おっぱい大きいね！ ところで今、何が起こっているか教えてください！ ついでにスカートめくらせてパンツ拝ませてくだ、アバーッ！？」
突如、横嶋の身体が爆発四散ッ！
少女がいきなり強烈なカラテパンチを横嶋の鼻っ柱にブチ当てたからだ。
神魂により、カラテは最強の格闘技となったのだ。
「キメェんだよ、この痴漢ッ！ ……って、急に爆発したけど死んでないよね？」
少女――夜乃 理沙は、恐る恐る葉っぱ１枚で転がる横嶋の脈を取る。
そして、強ばった顔で横嶋から数歩離れた。
「う、うそ……！ 死亡、確認……！ 僕はただ正拳突きしただけじゃん！？ なんで爆発するのっ？」
夜乃は混乱した。それもその筈、彼女も横嶋同様、ひと なのだ。
「っていうかどう考えてもおかしい……。スタッフが居なくなってるし、ビーム撃ってる奴いるし、ロボ動いてるし、空手ヤバイし。まさか、こないだクラスメイトが言ってた異世界に飛ばされたり、変なことが起こるっていう……。なんだっけ、とにかく、ヤバイやつに巻き込まれた？」
巻き込まれた上に図らずして変態を爆散させたことに動揺を隠せない。
「っていうかこいつにキモいから近付きたくないけど……、葉っぱ１枚って何？ 馬鹿なの？ 死ぬの？ って僕が殺したァ！？ うわあああああああ」
恐慌状態になる夜乃。その目の光が徐々に失われていく……。
そのとき、彼女の脳内に声が響く。
（聞こえていますか……？ いま、君の脳内に語り掛けているよ……）
「誰！？」
夜乃は辺りを見回す。しかし、それらしき人物はいない。
（ここだよ、足元を見るんだ……）
夜乃は言われるがまま目線を落とした。
（ありがとう！ このベストアングルが拝めたのなら、俺はあと100年戦える！ これが噂の逆さ富士……！ あ、もう少し進めばパンツが……）
横嶋がいつの間にか復活していた。
「やぁ、俺の名前は横嶋 下心！ PECの隊長いてててててて！？」
足元から夜乃のたわわな胸元の厚さを鑑賞している横嶋の顔を、彼女は即座に踏んづけた。
「生きてるじゃねーかッ！ 寄るな変態！ キモい！」
夜乃はミニスカートの裾を抑えながら西のブースへ逃げていった。
「エロは不滅さ、何度でも蘇るよ！ いつの間にかPECスーツに着替えてるし、よく分からないけど……」
立ち上がった横嶋は、東の方角にただならぬエロハプニングを感知！
「エロいことが、俺を呼んでいる!! よーし、PEC隊長、横嶋、いきまーす！」
PEC隊長は走り出した。
走れエロス。
横嶋 下心は張り切っていた。
何故ならPEC隊員たちがネコミケに参加しているからだ。
「隊員達が心血注いで描いた同人誌、これは買わなきゃ損だね！ 待ってて、今行くよ！」
エロを追求するのが日課の横嶋にとって、同胞が描いた18禁エロ本の中身をチェックしないなんて言語道断。
勿論、道中のサークルが販売しているえっちぃ同人誌も手を付けていく万全ぶり。
「いやぁ、このお洒落な格好で来てよかったよ！ どのサークルでもウケがいいからね！」
エロくなければ、彼はただのイケメンだった。
偶然にも、某現代版怪盗アニメの主人公の衣装にそっくりだったこともあり、どこでも横嶋は声を掛けられっぱなし。
「なんか俺って人気者だね！ 悪い気はしないけど、早くみんなのところへ行かなきゃ……はっ！ あれはあのゲームの巨乳お姉さんの本だ！」
エロくなければ、仲間思いのイケメンなのに、この生き様よ。
横嶋の足が止まったのは、『樹海の迷宮』というダンジョンRPGの同人誌を扱うサークル。
彼は宿屋の女将、和服巨乳美人のユカリのしっぽり同人誌を食い入るように見ていた。
「す、すごい……！ まさかフルカラーでこんなリアルな細部にこだわった逸品に出会えるとは思ってなかった……！」
横島のアンテナ（15cm）が過敏な反応を示す。
「どうですか？ ユカリさん夜這い本『イヤよイヤよもユカリ好き♪』は？ 26ページフルカラー！」
サークル主の男性がサムズアップする。
「はい、いいですね！ これだからネコミケは侮れない！」
ユカリ本の購入を決める横嶋。
「おいくらですか？」
「500円です」
「……買った！」
ページ数に対してちょっと割高な気もしたが、横嶋はクオリティを考慮して500円を出す。
他にもグッズを購入して、再び仲間のもとへ向かう彼。
その後もあちこち気になるエロ同人チェックを欠かさず、気が付けば両手は紙袋で塞がっていた。
「いつの間にかこんなに沢山買っちゃったよ、早く皆の所へ行かないと」
横嶋が急ごうとしたその時、突如、空の色が青から玉虫色へ変貌する。
「えっなになに？ 何事？」
どうやら横嶋、ひと なのに巻き込まれてしまったようだ。
様変わりしたネコミケ会場を彷徨う横嶋は、ある結論にたどり着いた。
「何か訳の分からない事が起きたけども、大丈夫だ問題ない。ただ全力でエロい事すればいいんだから！」
つまり、平常運行である。
「おっ、可愛い女の子を発見！ 何か知ってるかも？」
横嶋は赤い髪のツン、とした雰囲気の少女に声を掛けた。
「すいませーん、そのギャルな君、おっぱい大きいね！ ところで今、何が起こっているか教えてください！ ついでにスカートめくらせてパンツ拝ませてくだ、アバーッ！？」
突如、横嶋の身体が爆発四散ッ！
少女がいきなり強烈なカラテパンチを横嶋の鼻っ柱にブチ当てたからだ。
神魂により、カラテは最強の格闘技となったのだ。
「キメェんだよ、この痴漢ッ！ ……って、急に爆発したけど死んでないよね？」
少女――夜乃 理沙は、恐る恐る葉っぱ１枚で転がる横嶋の脈を取る。
そして、強ばった顔で横嶋から数歩離れた。
「う、うそ……！ 死亡、確認……！ 僕はただ正拳突きしただけじゃん！？ なんで爆発するのっ？」
夜乃は混乱した。それもその筈、彼女も横嶋同様、ひと なのだ。
「っていうかどう考えてもおかしい……。スタッフが居なくなってるし、ビーム撃ってる奴いるし、ロボ動いてるし、空手ヤバイし。まさか、こないだクラスメイトが言ってた異世界に飛ばされたり、変なことが起こるっていう……。なんだっけ、とにかく、ヤバイやつに巻き込まれた？」
巻き込まれた上に図らずして変態を爆散させたことに動揺を隠せない。
「っていうかこいつにキモいから近付きたくないけど……、葉っぱ１枚って何？ 馬鹿なの？ 死ぬの？ って僕が殺したァ！？ うわあああああああ」
恐慌状態になる夜乃。その目の光が徐々に失われていく……。
そのとき、彼女の脳内に声が響く。
（聞こえていますか……？ いま、君の脳内に語り掛けているよ……）
「誰！？」
夜乃は辺りを見回す。しかし、それらしき人物はいない。
（ここだよ、足元を見るんだ……）
夜乃は言われるがまま目線を落とした。
（ありがとう！ このベストアングルが拝めたのなら、俺はあと100年戦える！ これが噂の逆さ富士……！ あ、もう少し進めばパンツが……）
横嶋がいつの間にか復活していた。
「やぁ、俺の名前は横嶋 下心！ PECの隊長いてててててて！？」
足元から夜乃のたわわな胸元の厚さを鑑賞している横嶋の顔を、彼女は即座に踏んづけた。
「生きてるじゃねーかッ！ 寄るな変態！ キモい！」
夜乃はミニスカートの裾を抑えながら西のブースへ逃げていった。
「エロは不滅さ、何度でも蘇るよ！ いつの間にかPECスーツに着替えてるし、よく分からないけど……」
立ち上がった横嶋は、東の方角にただならぬエロハプニングを感知！
「エロいことが、俺を呼んでいる!! よーし、PEC隊長、横嶋、いきまーす！」
PEC隊長は走り出した。
走れエロス。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2014年08月02日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年08月09日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2014年08月09日 11時00分
