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【ネコミケ】萌えろ!2日目の幻想バトルロイヤル!
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【閉鎖空間:東の青龍】
<1>
灯 斗南
は転戦を繰り返し、今は東ブース付近で戦闘を繰り返していた。
マスカレイダーたちとの戦いは壮絶を極めた。
それはなんやかんやあって、なんやかんやだったのだ、うん。
「勝った……、遂に僕が勝ったんだ……。ヒーローが他人の評価なんて一々考えるな……」
ただ1人、マスカレイダーの骸の山の上で膝を付く。
骸の山の上で俯瞰する。
会場内は未だに戦乱が蔓延っている。
灯は仮面越しに唇を歪めた。
「馬鹿者たちがまだいるのか……。僕の仕事はまだ終わっていない……」
骸の山から飛び降ると、戦いの激しい場所へ向かおうとする。
そんな彼を呼び止めるものがいた。
「待て! お前、この人たちをどうした?」
風雲児 轟
こと、ザ・ストレイト見参。
声に反応した灯が振り返った。
「……見れば分かるだろ、聞き分けのない奴らだった」
「お前……、自分のしたことが分かってるのか?」
白と青のヒーロースーツに身を包んだ男が、怒りで拳を震わせて叫んだ。
「今やることは、この戦いを止めることじゃないのか?」
「……止めたよ、力尽くでね」
灯は仮面越しに冷徹な目付きを男に寄越した。
「君もさ、そんなコスプレして暴れていたんじゃないの?」
その問い掛けに、男は首を振った。
「俺は倒そうとして拳を振り上げたんじゃない。俺は守るため、止めるために戦ったんだ」
「欺瞞だね。……暴力を振るったことには変わりはない」
非常に冷めた目付きを灯は男に向けると、気怠そうに振り返った。
ヒーローは必死に言葉を投げ掛けていく。
「今はヒーロー同士が戦ってる場合じゃないんだ。まだ共通の敵がいるんだ!」
「へぇ、それはどこのどいつかな……?」
「それは……」
ヒーローは顔を俯いて狼狽する。
「それは、まだこない! きっと暴れている四天王を倒したとき、大ボスが現れるんだ!」
「くだらない……」
その口調に嫌悪感を露骨に含ませる灯。
そんなやり取りを行っている間に、骸の山から1人、また1人と意識を取り戻すマスカレイダーたち。
灯は彼らに諭す。
「……そんなに力を示したいのなら、この異変を解決すれば自分の実力を示せるんじゃないか?」
彼らは顔を見合わせる。
ザ・ストレイトもホッと肩をなで下ろした。
「……一応は事件解決のことを考えていたんだな」
だが、次の灯の言葉で眉をひそめる。
「だから……、一緒に各地で暴れているなりきりキャラを叩いて潰して回るんだ」
「おい、そうじゃないだろう!?」
灯の言い分に、真っ向からザ・ストレイトは反論する。
彼がこの騒動に巻き込まれて、真っ先に案じたのは、他でもない寝子島の住民たち(特に子供たち)の安否だった。
「俺はこの戦いを止める! 俺たちはこの島の仲間だろ! 潰して回るなんて、怪人と一緒だ!」
「な……!?」
灯は「心の伴わないヒーローは怪人と同じ」と言っていた。
その言葉が、見事に自分の身へ跳ね返ってきた。
「……僕が怪人といっしょ、か。どうせ、僕は『裁かれるべき側の人間』だ」
だけど、と灯は言葉を続ける。
「暴力を正当化するより、マシだと思う」
灯は挑発するようにザ・ストレイトをけしかける。
「……僕を止めてみろ、ヒーロー」
「やめろ、俺は、むやみに戦いたくない……! 寝子島の人間は、守るべき存在なんだ!」
「君が殴ったコスプレヒーローの中にも、寝子島の人間がいたかもしれないのに?」
「必要以上に殴っていないし、話し合ってわかるのなら、それに越したことはない!」
「甘いね、君は!」
灯の掌から、紅蓮の炎が燃え上がる!
彼のろっこん『イグニッションハート(点火する心)』が発動したのだ。
呆然としているマスカレイダーたちに、炎を近付けて灯は凄む。
「……いこうか。僕たちが暴れている奴らを始末するんだ」
「やめろ!」
ザ・ストレイトは灯の肩を掴む。
灯は反射的に炎をザ・ストレイトへ放った!
だが、ヒーローは炎を躱して一歩引くと、躊躇いがちに構える。
「俺の名前は、ザ・ストレイト。未来の寝子島ローカルヒーローだ」
「……僕はマスカレイダー焔(ほむら)とでも名乗っておくよ。邪魔するなら、……容赦しないけど?」
「戦うしか、ないのか!」
ザ・ストレイトは震脚を行い、拳に力を溜め込む。
数秒の睨み合いの後、2人の拳は互いの仮面を的確に捉えた!
破片が宙を舞う!
「ぐっ……! お、お前は!?」
「き、君は……!」
仮面の隙間から覗く2人の素顔を互いに見た。
彼らは面識があった。
「そうか……、お前、
あの時
の!」
「……君は、
異世界で僕の邪魔をした人
か……」
灯はあの時、人名救助とはいえ、あまり褒められない手段を採った。
ザ・ストレイト――風雲児たちの手によって、灯は救出されたものの、その後の顛末は一口に幸福とは言えないものであった。
風雲児は訴える。
「同じヒーローを目指す者同士、愛する者同士、手を取り合って皆を助けよう!」
灯は首を振る。
「わからないな、君は何故そこまで愚直に進める?」
風雲児は当たり前のように返す。
「俺にとって、寝子島のみんなの笑顔が守るべき大切な宝物だからな!」
これに灯は、ますます嫌悪感を露わにする。
「君は……正義を行うことで人媚びているのか? 見返りを得ようとしているのか?」
「媚びる? どういう事だ? 俺はこの島の秩序を守りたいだけで、好きで……」
「好きでやっているなら! 一々見返りなんて求めるな。……そんな奴、人として終わってるだろ」
灯の目付きは、嫌悪感から憤怒へと変わっていた。
完全に2人の立ち位置が分かれた瞬間である。
風雲児は再度、構えを取った。
「今、俺は理解した。お前を行かせるわけにはいかない。ここで倒す!」
「ほら、結局君だって暴れたいだけじゃないか!」
灯は寝転がっているマスカレイダーの仮面を剥ぎ取り、割れた仮面と交換する。
「君に炎は使わない。穢れるからね。それにヒーローは誰かに見返りを求めてはいけないんだ」
「この島の人々やチビッ子たちの笑顔のために戦うことが、どうしていけないんだ!?」
風雲児の根底にある『正義論』は、特撮から織り交ぜて構成した独自理論である。
ヒーローは夢を与え、平和を守る強い存在であるべきなのだ。
それを否定するような言動を行う奴は、彼は許せなかった。
「お前は絶対許せねぇ! この手で裁いてみせる!」
「なら裁いてくれ。もっとも、裁かれるの君のほうだ!」
再び2人の距離が急速に縮まる!
「震脚からの、ストレイト・スマッシャー!」
「マスカレイダー・ナックル!」
2人の渾身の一撃が、またもやクロスカウンターで炸裂した!
「……くっ、埒が明かないようだ。君ばかりに構っているわけにはいかないからね」
「待て、逃げるのか!?」
風雲児の言葉に、灯は刺すような目付きのまま答えた。
「逃げるものか……。いずれ決着をつける。……ヒーローは、見返りを求めちゃいけないんだ……」
灯はそのまま乱戦の中へ身を紛れ込ませ、2度と風雲児の目の前に現れることはなかった。
「お前の拳から伝わってきたぜ。お前も“正義”を目指しているんだな! だが、俺とは真逆だった。決着、か……」
風雲児は痺れる拳の感触を記憶するかのように、自分の胸元にその拳を押し当てるのだった。
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担当ゲームマスター
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月02日
参加申し込みの期限
2014年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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