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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●第三の道:蛇4
一方、奥へ奥へと進んでいった
笹森 清真
は、地下水脈に行きあたった。
別の道、鍾乳洞を流れていた水脈の支流だろうか。地の裂け目をゆく流れは、先の方でごうごうと鳴っている。どうやら滝になっているらしい。
「巻物はどこだ?」
ここより奥、水脈の先ということになると、自分一人で行くのは躊躇われる。清真が焦る気持ちであたりを見回すと、水の手前の岩棚に祭壇のようなものが設えられており、細長く黒い箱が置いてあった。
「……あれか! よし……『届け!』」
清真は<セツナトリップ>で小箱の前に瞬間移動し、両手を掛ける。
「そこまでです」
凛とした静かな声が清真を貫いた。次の瞬間、清真はやわらかいものに激突され、地面へと転げる。
ぶつかってきたのは、猫のがおー!
その衝撃で小箱は宙を舞い、
後木 真央
の手の中に!
「ごめんなのだ!」
次の瞬間、
エレノア・エインズワース
がボトルに入っていた水を清真の身体めがけて撒く。
「すみません。あなたに恨みはありませんが、私たちの目的をじっくり説明している時間がないので、手段を選ばずこうすることを許してください」
エレノアが微笑む。
「何を、……っ!」
濡れた身体が、地面に張り付いて動かなくなった。
エレノアのろっこん<ネヴァー・パーツ・ラヴァーズ>の効果だ。
その隙に真央が小箱を開け、くるくると丸められた帯状のものを取り出す。
「えっ!? これが巻物なのだ?」
それは――。
かさかさと白く半透明の、長い蛇の皮だった。
幅を揃えて断たれた皮は細かな濃淡が美しく、一枚だけ朱に染まった鱗がある。
開いた大きさはおそらく現実世界の竹ものさしほどではないかと思われた。
「偽物?」
維都月 茉菜
の不安げな眼差しに、エレノアは超然と答える。
「それにしては人工的な香りがしますね。私は本物だと判断します。よしんば本物じゃないとしても、伝えられたとおりの場所にお宝めかして置かれていた……その事実だけで我々には充分ですよ」
足音。鬼火のように揺れる黄色いランタンの灯り。闇の中に照らし出されたのは
骨削 瓢
だ。
「おやぁ、いいところを逃しちまったかい?」
「いいえ。これからですよ」
エレノアはくすっと笑う。
「何をする気だ!」
這いつくばった姿勢のまま動けぬ清真が吼えると、彼らはみな同様に、三日月のような細い笑みを浮かべて清真を見た。
「まずは撮影しちゃうよ」
茉菜はスマホで、瓢は
屑利 執
からくすねたデジカメで、それぞれ巻物を撮影する。
「さあてお次は」
瓢は真央から巻物を受け取ると、茉菜が持っていた松明の火に翳した。奇しくもそれは、清真が皆に持たせたものであった。
「くくく、らっかみの記録ねぇ。
三つ揃わないと意味がわからないって事ぁ、一つ処分してしまえば謎は謎のまま葬れるってわけだね」
「おい! まさかッ!」
「アハハハハハハハ!」
瓢は嗤う。巻物の裾にじゅっと火がつく。
「やめろッ!」
清真の静止も虚しく、火は導火線を伝うようにみるみる皮を黒く染め、燃え広がる。
クスクス。ケラケラ。アハハハ!
笑い声がこだまする。
――三枚目の巻物は、こうして灰になった。
~ Mission failed ~
人影はひとつ、またひとつと去ってゆく。
清真はがっくりと頭を垂れている。いまはエレノアのろっこんの効果が切れるのを待つしかない。
そこに、
浅山 小淋
と
花菱 朱音
が駆けつけた。
小淋の<神様の手帳>が『闇の奥、立てぬ仲間』と清真のことを綴ったのだ。
回復を待ちながら清真の話を聞き、小淋は愕然とした。
(……なんてことでしょう……)
闇に眠りし長きものを、赤き炎が焼き尽くす……あのとき紡いだ未来は、このことだったのか、と。
◇
そのころ、地に伏した巨大な蛇と沼田さんが残した混乱で、戦場はひどい有様だった。それはもう、がおーが通り抜けても誰も気づかないくらいに。
蛇は傷つき、口元から血の混じった涎が垂れている。辛うじて生きてはいるようだが、戦意はもう見えない。
しかしこちらの被害も甚大で、安全地帯で身体を横たえたり、かすり傷の手当をしあっている。
そんななか、いち早く復活したのが
天馬 ひびき
と
メルヒオール・ハルトマン
である。
「ゲームでもさ、狩った後はハギトリタイムじゃん」
「そうだ。尻尾を斬って剣が出てこないか確かめなければ。それから革を剥ごう」
再び構えられる雷光剣と村正。
ふたりは同時に跳ぶ!
「「革よこせぇぇッッ!」」
「やめたげて~!」
ふたりの進路上に、
美崎 岬
が割って入った。
メル達は急ブレーキをかける。岬を攻撃するわけにはいかない。
岬はよろよろと蛇の方へ歩を進め、蛇に涙目で訴えかける。
「そうよね……貴方はここで狩りをしているだけなのよね。生きるためには仕方のないことだわ。
でもこんな寂しいところでじっとしているなんて勿体ないわ?
貴方に知ってほしいの。愛されるっていう事を。
貴方にあげたいの。私の目一杯の愛を」
岬は蛇の頬をやさしくなでた。
「……ねえ、私と外に出てみない?」
蛇は、岬の愛を受け入れたのかもしれない。
くい、と岬を頭に乗せると傷ついた胴体を引きずって洞穴の奥へと消え……やがて、どぼんと水音がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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