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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
【ホワイトシナリオ】VSクローネ
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●クローネ来る
白く乾いた枯れ木の向こう、曖昧な色をした空にぽつりと黒い点が見えた。
点はどんどん大きくなりこちらに近づいてくる。
「あ……」
大天使 天吏
は顔を綻ばせる。表向きは救助隊員として待機しつつ、洞穴の前でこのときを待っていたのだ。クローネは友達だ、と天吏は信じていた。友達に何かしてあげたかった。それに、猫はキライだ。その猫を信じきっている人間も。
同じく外の見張りを買って出ていた
鉄 衛守
は、天吏のそんな事情を知らなかった。
読んでいた歴史書を閉じ、この儚げな少女を守ろうと前に出る。
「クローネ……やはり来たか。あんた、奥に隠れて……」
しかし天吏は懐かしい友人に向けるような無垢な笑顔で、クローネへ向かって大きく手を振った。
「クローネさん!」
クローネの羽ばたきが聞こえる。天吏を見つけこちらに舞い降りようとしている。
だが、そのとき!
「ルーくん、お願い! クローネを止めて!」
可愛らしい少女の声がしたかと思うと、低木の影から一羽の立派な鷲が羽音も勇ましく飛び立った。
その背には、<とりのおうさま>でルーくんを召喚した
高尾 日菜
と
雨寺 凛
の姿がある。
日菜は、地面に鷲の絵を描きこの瞬間に備えていた。ゆえに、最高のタイミングでの発動!
ルーくんの羽ばたく姿を見るや
雨崎 荒太郎
も<コノオオゾラニー>で飛びあがる。
「あらぁん、なによぉ……偽ののこじゃないの」
クローネは凛を見咎め、気だるげに旋回した。
「また会ったね、クローネ! ここから先には行かせないよ!
音楽の力を暴走させたこと
に加えて、こないだの
イリュージョンランドの時
もよくもやってくれたね!」
「それはこっちのセリフでしょ……っと」
クローネはルーくん目掛けてひゅんっと羽根を放つ。しかし!
「ルーくんあぶない!」
日菜が瞬時に指示を出し避ける。羽を突き刺されるとろっこんが暴走してしまうと凛に聞いていた。
二投目の前に荒太郎が仕掛けた。黒のステッチ糸の端に括りつけた軽石を重力のまま空に垂らすと、糸を繰り出しながらクローネの傍をわざと掠めるように飛ぶ。二度、三度! クローネは易々と躱す。
「当たってないわよぉ~?」
「くそー!」
悔しそうに歯噛みしてみせた荒太郎だったが。
「なんてねー! かかったな! 寝子島書房『古今東西トラップ大全』より! 実はでたらめに飛びながらも、石をおもしにして、気付かれないようクローネの首に糸を巻き、やがて石が遠心力でその首を締め上げていくという罠だったのだー!」
荒太郎は最後に軽石を勢いよく投げた!
「ぼくがフツウを守りたいってのは義務でも命令でもない、僕の“いし”だよクローネ! てやー!」
「こしゃくな子ね!」
石が届くより速く、クローネは鋭く聳える枯れ木に向かって凄まじい勢いで飛んだ。小枝を回って急停止すると首に巻きつくはずだった糸が枝に巻きつく。これこそがクローネの狙いだった。嘴で糸を噛み千切り軽石を落とす。首に巻きついた糸も振り払う。
――その瞬間こそ、チャンスだった。荒太郎はそれを見逃さなかった!
「今だよ!」
上空で機を狙っていたルーくんが一気に降下する! 黒い翼に最接近! 凛が跳ぶ!
「いっけえええ!」
なんとかクローネの頭にとりついた凛はすかさず自分の右耳に触れる!
「今日という今日は観念してもらうよ!」
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎいぎぎぎぎっぎぎぎぎぎいぎィィィ!!
<虚偽声楽(フェイク・ショウ)>によって凛の口から溢れたのは、大音量の黒板を引っ掻く音!
これにはクローネも堪らず、「やめてぇぇぇ!」とよろめく。
その瞬間を狙って、日菜がルーくんに突撃命令を出した!
「これでも……食らえ!」
「くっ……!」
ルーくんの強烈な一撃で、クローネは地面に向かって錐もみするように不安定に飛んだ。
天吏が堪らず声を張り上げる。
「クローネさん! 私のろっこんを暴走させて! 片っ端から言葉を先に発して、あなたに対する妨害策をみんな聞きだしてあげる!」
この声が聞こえたのだろう、クローネはにやりと笑うと天吏へ羽根を放つ!
「そうよ。私の事なんて、盾にでも駒にでもしてもいいわ……」
天吏は安らかな気持ちで目を閉じ、大きく腕を開いてそれを受け入れようとした。
(だめっ……!)
「暴走はさせないよ!」
葉の影から
小山内 海
と
桜庭 円
が飛び出す。
円は脱いだジャケットを、海は木の葉を盾代わりに掲げ。
刀の伝達が間に合ったのだ。
彼女たちの動きから、クローネの羽根が刺さるとまずいようだと悟った衛守は、咄嗟に右手袋を脱ぎ捨て、天吏の額に触れる。<invisible hammer>が発動し、天吏の身体をバリアが包む。
木の葉とジャケットで勢いを殺された羽根は、バリアによって完全に弾かれぽとりと地に落ちた。
「何をするの!」
「俺の役目は守ること。君が暴走するのを見逃すわけにはいかない」
天吏は、よろめきながら、ハ、ハ……と乾いた笑いを上げる。
「貴方も、貴方も、貴方も、テオの味方? 人間はなんて愚かなの!
未だに一方的な命令しかしないテオを盲信するなんて!!」
「御免……」
衛守は無念の表情で天吏のみぞおちを打った。次の瞬間、天吏はがくりと衛守の手の中に崩れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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