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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●冬の崖1
隠れ里の北方はまるで冬で、うっすらと雪が積もっていた。
鈴野 海斗
が妹の
鈴野 加代
とともに雪遊びに興じている。東北の田舎出身だから、雪はなじみ深い。
ひとしきり雪だるまを作ったり雪投げをしたりして遊んだふたりは、ばったりと雪の上に大の字になった。
「昔こうやってよく遊んだっちゃねー」
「懐かしいですね。兄さんが寝子島に行ってそれっきりでしたし、私が入学しても学科が違いましたし」
それに私は寮暮らしですから、と加代は付け加える。兄妹とはいえ、なかなか接点がないものだ。
妹の横顔を見ていた海斗はおもむろに加代の手を取った。
「手が冷たくなってるべ。寒くなっただか、加代」
「いえ、……その、少し」
「このジャケット羽織っとくだ」
海斗は着ていたジャケットを脱いで加代の肩に掛ける。兄のやさしさは妹にはすこし照れくさい。
「おーい、そこのおふたりさん! かまくら一級建築士のオイラが作ったかまくらで暖を取らないか!」
呼んだのは
琴櫻 輝之助
だった。その後ろには彼の自信作――やや形は不格好なものの三人入ってなお余裕がありそうなほど立派なかまくらがある。
「おおー! ひとりで作ったんだか? すごいっちゃ!」
少し休ませてもらおうと言いかけたそのときだ。ドスドスと雪煙をあげてどんくさそうな白黒猫が走ってきたかと思うと、輝之助が作ったかまくらに突進し踏みつぶした!
「ほわぁぁあ!? お、お前っ……何してくれてんだよコノヤロー!」
輝之助は涙目で雪玉をポスポス!
猫はようやく自分のしたことに気づいたのか、ごめんというように輝之助にすり寄る。
「残念でしたね」
加代がなぐさめると、輝之助は猫の腹にうずもれながら答えた。
「うん。でも……猫、暖かいや。かまくらは破壊されたけど……まぁ、いっかー!」
幸せそうな輝之助を見ながら、海斗は凍える加代の肩を抱く。
「おんぶしてやるから春の丘に帰るべ」
加代は兄の背に身を預けた。
いま遠慮したら後悔するかもしれないから。
――兄の背中は、思った以上に力強くて温かい。
◇
「<求めよ、されば与えられん>」
吹きすさぶ風に
英 モニカ
の赤金の髪が靡く。
白銀の雪が積もる崖の上に彼らの姿はあった。突き出した雪庇の下は垂直の断崖。ボス猫に捧げる4つ目の花、可憐な白い待雪草は、崖上から約10メートルほど下ったところにある狭い岩棚に咲いている。
「なにニヤニヤしてるんですか」
荒井 景貴
はバツが悪かった。偶然出会った友人、
ジニー・劉
は可愛い
鹿嶋 洋美
連れ。こちらも可愛い
紅林 柳霞
連れ。彼女どうしは仲良く挨拶しあったりしてダブルデートな雰囲気になっている。タンクトップにホットパンツで寒そうな柳霞が、景貴のエプロンをショールみたいに羽織っているのを見たジニーは、景貴を小突いた。
「隅におけねぇな」
「そちらも人のこと言えないでしょう……」
女たちに聞こえないようにこそこそやり合う男たち。
ともあれこの状況なら、大切な人を守りたい、と奮起するのが男というものではないだろうか。
そして、そんな男がもう一人いた。
「君は崖の上で待機していてくれ」
五十士 柊斗
は
エリューシア・セリアン
に言い含める。自分は花を摘む人たちを手伝ってくる、と。
「わかりました。では私は柊斗様と共に崖を下りる方々の手助けを」
「<求めよ、されば与えられん>」
モニカはそんな彼らに順に触れて唱える。モニカのろっこんは触れた相手のろっこんを強化するサポート系だ。使うのははじめてだが、なんとなく使い方はわかる。
「これくらいしかできないけど……無事を祈るわ」
そういいながらモニカは、作戦に当たるほぼ全員に加護を贈った。
そのとき遠くを見ていた
伊織 源一
が声をあげた。
「カラスだ」
ポツリポツリと見える黒い影は、クローネか、部下か、あるいはただのカラスなのか。
いずれにせよ良くない兆候だ。
「……ぐずぐずしていては事を仕損じる……行くぞ」
源一はよく鍛えられた肉体のみで崖を下りはじめる。源一にとっては良い鍛錬だ。
「俺も行く」
立ち上がった
篠崎 響也
を
シダ 美穂戸
が引き止める。シダは響也の弾くバイオリンの音が好きだった。素敵な音を奏でる素敵な手が傷ついたらいやだ。
「シダ サオラになって のせて おりよう――チアントイ(変身)!」
掛け声とともにシダは鹿にも似た<ベトナムユニコーン>――サオラに変身した。変身しただけなので、大きさは小さいままだ。響也を乗せるのにはちょうどいい。
「山岳地帯に 住む サオラの 腕の……ゴン 脚の みせどころだな」
響也はポケットの中の小石を確かめてからシダにまたがると、その首筋を撫でた。
「よろしく頼む」
作戦が決まった。
崖下に降りるのは、シダと響也、ジニー、景貴、柊斗、そしてすでに崖を下りはじめている源一。
モニカ、洋美、柳霞、エリューシア、
串田 美弥子
が崖上で待機。
カラスたちの攻撃に備えて、飛行系ろっこんを持つ飛行部隊の
マリナ・M・マディソン
、
鴇波 羽衣
、
澪乃 澄佳
が空中からの援護に当たる。
「じゃあ いこう! チュックマイマン!(幸運を!)」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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