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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●秋の川2
そのとき、
榊 彩斗
と
呉井 陽太
は、流されることも計算した彩斗の案でやや上流から出発するところだった。
「枯れ枝の舟だと? よーたは頭いいな……」
「寮の草刈りしてたから鎌も持ってたしねぇ」
その鎌で枯れ枝を切って作った筏はちゃんと川に浮いた。
手を握り合って筏に乗り込み、彩斗が持っていたモップの柄を櫂にして漕ぎ出す。
さて、作戦がうまく行かなかった渚砂はというと……。
「TAS……これはどんな意味があるのかなあ?」
川の中ほどで胸まで水に浸かっていた。祐の指示だ。
「まあまあ。じゃ、俺がせーのって言ったら頭の上にバリアね。いくぜ、……せーの!」
渚砂は言われた通り頭上にバリアを射出! 祐が跳ぶ!
「うおりゃあ! 渚砂さん覚悟!」
「くっ……!」
バリアは今度は祐の蹴りを弾き、それによって祐の<瞬★速>が発動!
祐はぐんっと飛距離を伸ばし、向こう岸へとたどり着く。
「10点!」
バッとポーズを決めると渚砂に向かってVサイン。渚砂も思わず拍手する。
「おおーやった! でもどうして今度は大丈夫だったんだ?」
「渚砂さん言ったでしょ、物理攻撃じゃないとダメかもって。てことは、物理攻撃ならいいわけだ。
だから俺、渚砂さんに蹴り攻撃をしたってわけ」
「そうか! 賢いなーTAS!」
これを見ていた
七音 侑
が渚砂に向かって叫んだ。
「ねーねー、お兄さんを足場にしていいの?」
侑のろっこんを使えば、空中でも地面の上のように跳躍できる。しかし無限に跳べるわけではない。川を渡り切るには足場が必要だと思っていた矢先のことで、まさに渡りに舟。
「いいぞー!」
渚砂の合図で、つま先で2度地面を叩き、<エアホッパー>を発動!
水切りみたいにぴょんぴょんぴょんと水面近くを蹴って跳ぶ。
「お兄さんに攻撃するつもりで来いー!」
「わかった! えいっ!」
ちょうどいいタイミングでバリアを足場に<エアホッパー>を再発動!
向こう岸で待っていた祐に受け止められ無事川を渡り切る。
「空中で跳躍できるのか。気持ちよさそうだな」
「うん! とっても気持ちいいにー!」
侑がニカッと笑ったそのとき、上流でうわあと叫び声がした。
筏に乗っていた陽太がバランスを崩して川に落ちたのだ。
「あやとー、後頼んだー」
陽太の声は呑気だったが、彩斗は大慌てだった。
「よ、よーたー! お花があってもよーたがいないと駄目だ……!」
川に飛び込んだ彩斗はばしゃばしゃ泳いで陽太を抱きしめる。
「安心しろ! よーたは俺が守る!」
「ありがとあやと。でもふたりで流されてるなぁ」
するとぐんぐん近づいてくる魚影がある。
それはざばっとひと跳ねし、彩斗と陽太を岸へと押し始めた。
「しっかり、掴まってください……大丈夫、ですから」
ふたりを助けたのは<Merman>――ろっこんで下半身が魚になった勘助だ。
鳴も駆け付け、彩斗と陽太を導くのに一役買う。
「人魚? 不思議ね。……そういうのあたしには何もないからちょっとうらやましいな」
自らがもれいびだと知らない鳴は、勘助の姿にそんな感想を漏らす。
その後勘助は、川の中にいた渚砂も助けて向こう岸まで送り届けた。
一方、橋作りをしていた直、時子、遙、茂の四人も、太めの枝を蔦で繋ぎ合わせて、なんとか1メートルを超える棒を作り終えたところだった。
「さて問題は、だ」と遙。
「どうやって川にかけるか、だね」直も腕組みをする。
「四人で運びましょうか……」
そう提案した時子だったが、うまく行くのか自信がない。
そのときふいに、時代劇の主題歌の口笛が聞こえてきた。
神の御業ともいうべき奇跡が起こったのは、まさに次の瞬間。
「これを運べばいいでござるか?」
頭上からの声。急に射す影。ぬっと大きな手が現れて、四人が作った橋をむんずと掴む。
見上げればそこには、時代劇から抜け出してきたかのような恰好をした、巨大な武士!
「ござるさんおねがいします~!」
日々野 結衣香
の声に武士は「うむ」と答え、あっという間に橋をかける。ちょうど遙の目印の場所だ。
「無用な手出しだったらごめんなさい。困ってそうだったから……」
「い、いや、助かった」遙が気を取り直す。「しかし、この巨大な御仁は?」
すると結衣香ははにかんで答える。
「私のろっこんで召喚した方で、ござるさんと呼んでるんです。
あの、私はござるさんに川向こうまで運んでもらおうと思いますが、一緒にいかがですか?」
四人は顔を見合わせたが、直が代表してこういった。
「私たちは橋を渡るよ。せっかく作ったからね。また向こう岸で会おう」
こうして、全員が無事、川を渡ることができた。
陽太の鎌と時子が持っていた剪定ばさみでキキョウを摘む。
帰りはみんなで橋を渡った。ござるさんも自分の世界に帰っていった。
「キキョウの花言葉は、『変わらぬ愛』『気品』『誠実』『優しい愛情』『清楚』などでしょうか……。
美しい花にぴったりですね……」
時子の言うとおりだ。摘んだキキョウの美しさと、仕事を終えた達成感に、みんなは顔を綻ばせた。
~ Mission Completed ! ~
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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