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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●夏の泥の池2
「まあ……!」
誉たちが落ちた様子を沼の反対側から見ていた
ゼシカ・ホーエンハイム
は胸に手を当て十字を切った。修道服が良く似合う金髪のシスターの傍には、小柄で愛らしい
岡野 丸美
と、まるで舞台の男役のように凛々しい
神野 マキナ
がいる。手を組むことにした三人は、マキナが持っていた猫型クッキーで糖分補給をしつつ作戦会議をしていたところであった。
「蓮の葉は20キロ、大きなものなら100キロの重さに耐えられると本で読みました。
素早く渡れば花に辿り着けると思いますわ」
「いいと思う」
ゼシカの案に丸美が賛成する。マキナも頷いた。
「ぼくはふたりのサポートをするよ。ただ、最初の葉っぱまで若干距離があるのが気になるな」
すると丸美は頭に乗せた木の葉を、<葉っぱ紙>で分厚い防水紙に変え、池に浮かべた。
「これ、足場にならないかな?」
「うんいいね。行けそうだ」
しかし和やかな雰囲気は、突然の高笑いによって破られた。華蓮と華菜子、そして華蓮の誘いにうっかり乗ってしまったエレナである。華蓮は丸美たちより先に防水紙を渡るとこういった。
「私のために道を作ってくださったのね。礼を言いますわ!」
「違うよー!」
丸美の否定に華蓮はまた高笑いを返すと、突然こんな提案をした。
「ねえ、折角ですから競争しませんこと?」
「いいですわ」
ゼシカは即答し、丸美とマキナに向かって茶目っ気たっぷりにウィンクしてみせる。
「だって、ちょっと悔しいじゃありませんか」
こうして華蓮チームとゼシカチームは、ハスの花争奪戦を行うことになってしまったのだ。
「よーい、どん!」
池の中央に咲く薄紅色の花をめざし、両チームは同時にスタート。
華蓮チームは華菜子の策だ。
「ハスの葉を舟に見立てて、棒を竿にして一寸法師みたいに進むアルよ!」
すると華蓮は葉の真ん中にどっかと座って命令した。
「さあ、畑中さん、剣崎さん、漕ぐのです! 私は女王だから働きませんわ!」
エレナは笑顔のまま怒りを露わにする。
「あなたの臣下になった覚えはないわね、スープカレーさん」
「だれがスープカレーですのっ!」
「あら褒め言葉よ? 夏はスープカレーが美味しいでしょう?」
「喧嘩しないでアルー」
「「喧嘩じゃないわ!」」
華蓮とエレナは声を揃え、ぷいっと互いにそっぽを向く。仲がいいやら悪いやら。
「あれはなんだい? 仲間割れ?」
ハスの葉を渡りながら、マキナは首を傾げた。まあいい。この隙に進めばいいのだから。
先行するマキナが差し出す手を取りながら、丸美もぴょんと葉っぱの間を渡る。
「葉っぱ渡りって面白そうに見えたんだけど、意外と難しいね。揺れるし、落ちたら大変」
運動はそんなに得意ではないが、マキナのサポートが上手い。
「きゃっ」
ゼシカが躓き悲鳴を上げた。もうダメと目を瞑った瞬間!
「大丈夫かい?」
「え……あ、はい……」
浮遊感に目をあけたゼシカはお姫様だっこされていた。
目の前にはキラキラと王子様のようなマキナの顔。
その凛々しさは罪作りだ。神に仕えるシスターさえもときめかせてしまうのだから。
そうこうするうち、先に花の傍までやってきたのは華蓮チームだった。しかし。
「あとちょっとで届きませんわね……ここは剣崎さんにお願いしましょう!」
そういうと華蓮は、エレナを踏み台にすべく泥の中に投げ飛ばした!
エレナは呻き声もなく泥の中に倒れ込む。
「オーッホッホッホ! これで私が解決ですわー! ……って、あら?」
エレナの背中を踏み、花へ向かってジャンプした華蓮だったが、しかし届かず手前で落ちる。
「ちょ! 沈みますわ! 畑中さん!」
「はいアルよー!」
華菜子は泥の中でもがく華蓮の目配せに、わかった、と大きく頷くと。
ぴょんとエレナの背中を踏み! 「むぎゃ!」
ぴょんと華蓮の頭を踏んで! 「ぴぎゃ!」
「到着アルー!」
ひどい。ひどすぎるチームワーク。
「やったアルー! ……ってあれ? さっきまでここに咲いてた花は?」
「……8分22秒。少々遅かったですね」
筏の上で、ストップウォッチを止めた香苗が静かに笑った。ハスの花に一番乗りしたのは、華蓮チームでもゼシカチームでもなく、粛々と事を進めていた昴と香苗だったのだ。
◇
華蓮とエレナは、助けに来た市橋兄弟によって無事に引き上げられた。
みんなは協力し合い、昴たちの筏で、白い折り紙の二艘舟に乗せたハスの花を曳航した。丸美の<葉っぱ紙>で木の葉を折り紙に変え、折ったのだ。
ゼシカチームと華蓮チームは仲直りした。
「雨降って地固まる……ではないですが、楽しかったです」
ゼシカはそういうと、神に感謝した。そして、マキナと丸美にこういった。
「久しぶりに運動してお腹が空きましたね。帰ったら冷えたレモネードでお茶会しましょうね」
~ Mission Completed ! ~
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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