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ネコミュージックフェスティバル in SUMMER!
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さあアイドル攻勢は止まらない。
DOG110とバトンタッチしたのは、週末アイドルと呼ばれるグループ、
桃色シロウサギZ
だ。
DOGが爆発的に盛り上げた直後だけに、桃色シロウサギZ(略して『ももシロ』)にかかってくるプレッシャーは相当なものに違いない。メンバーは今、笑顔の影にすさまじい緊張を隠していることだろう。
それは本日、スペシャルゲストとしてももシロと共演予定の
風鳥院 鷲羽
としても同じことだ。鷲羽は舞台袖にいて、一足先に登場してステージングを披露しているももシロの姿を、苦いとわかっている薬を飲む直前のような顔で眺めていた。
ふと鷲羽は視線を落とした。
「それにしても……この衣装……」
金魚をモチーフにした改造ミニスカ浴衣、というかなり無茶なコンセプトの衣装だが、問題はコンセプトそのものよりもそのスカートにあった。
先日の海開きミニライブのときよりさらにスカートが短くなっているような気がする。ゆえにヒラヒラ感も当社比2倍くらいのイメージだ。
気のせいだと思いたいのだが、振り返ると暗がりからマネージャーがドヤ顔でサムズアップしているのが見えたので、どうやらそういうことはなさそうだ。
だがむしろ、そのことが鷲羽の度胸を高めた。
「ええーい、もうなるようになれー!」
心境を言葉にすると、ももシロからのコールを受けて鷲羽は輝くステージに駆け出していった。
スカートの中はどうせ見せるための下着だ!
女性用だが見せるためなのだ!
「因幡眠兎、推して参りますっ!!」
ステージの上に立てば、鷲羽はたちまち風鳥院鷲羽ではなく、アキバの兎姫『因幡眠兎』となる。
女装男子ではなくアイドル女子だ。
鷲羽自身も……いや、眠兎自身もそう信じ込んでいる。ためらいほど、アイドル活動の邪魔になるものはない。
まずかかるのは新曲、『泡沫プリンセス‐キンギョヒメ‐』だが、すでにこの楽曲は世間に浸透しているようで、いきなり大きな反応が返ってきた。
イントロの時点ですでに手拍子が満ち、歌いだせば客席も総出、地鳴りのように輪唱する。
ももシロの少女たちは見事な歌唱とダンスを繰り広げている。百花繚乱その健康的美よ。
眠兎だって遅れは取らない。夏休みに入り頑張って練習した成果もあって、ダンスのぎこちなさは消えていた。なにより眠兎が心から、脚光と注目と声援のすべてを浴びて歌い踊ることを楽しんでいる。
開放的なステージのせいか、自然と声もいつも以上に出ているような気がした。
高まる高まるエナジーが高まる。間を開けずに某人気ゲームの主題歌『待宵ロマンティカ』のイントロが流れ出した途端、客席のフィーバーは最高潮に達した。
ここで眠兎のライブにおける『お約束』が炸裂した。
観客の高まりを見て、
「頭がたかーい!!」
とコールする。
すると最前列を占めるダイハードなファンたちが、平伏すような腰を落とした動きの独特なダンス(いわゆるオタ芸)へと瞬時に移行したのだ。一斉に動くだけにマスゲーム的な整然としたところがあった。まさに一見さんお断りな排他性の高いアクションだが、さっそく見よう見まねで模倣する子どもたちの姿もあったりする。それだけビジュアルイメージインパクトの高い瞬間であった。
右肩上がりの勢いで曲が終わると、眠兎は小さく頭を下げてあいさつしたのである。
「今日はありがとうございましたっ! これからも眠兎の歌を聞いて下さいね♪……眠兎のお願いは?」
すると信者たちがこれまた一斉に、
「ぜったーい!!!」
とレスポンスしたのだった。
ももシロはライバルであり強敵(とも)、共演しながらも虎視眈々と、機会があればもっていく、それが眠兎の流儀である。
夢見るようなひとときだった。
十文字 若菜
はしばし、アイドルオンステージの余韻にひたっていた。
やっぱり芸能人の人達って可愛いし綺麗だなぁ。
こればっかりは、否定できない。
あっ、そういえば、とこのとき、若菜が思い出したことがあった。
それは友人の
浅沼 柳司
のこと。たしか、旧市街地のほうでストリートパフォーマンスをしているはずだ。今から行けば、まだ間に合うかもしれない。
慌てて若菜は動き出した。
柳司はどんな演奏をしているのだろう、そのことを考えるだけで、若菜の胸はドキドキと鳴る。
「すごいもんだな、アイドルってのも」
葛西 一義
は額の汗を拭っていた。
アイドルを妨害する(?)テロリスト(??)あり、DOG110のダンス大会あり、そしてももシロと風鳥院鷲羽の共演あり……と、短い時間ながらめまぐるしい展開であった。
色々と、アイドル業界の底力を見た気がする。
「お、あの少年は?」
一義はすぐ近くに、見覚えのある少年を見つけていた。たしか、DOG110のステージでシャープなダンスを繰り広げていた少年だ。
なんとなく看過できなくて、つい一義は本田誠也を呼び止めている。
「お疲れ」
「え? 自分っすか?」
「そうそう。ダンスすごいねお前さん。客席で見てたんだ」
「褒められて光栄っす。でも自分、素人っすから……ところで、どこかで会ったことあるっすか?」
「あるようなないような。俺シーサイドタウンでゲーセンやってるもんだけどさ……」
「自分は寝子高生っす。ゲーセン? 行ったことあるかもっす」
これをきっかけに二人の会話は弾んで、数分後、屋台で一義が誠也におでんをおごる光景が見られた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
阿瀬春
笈地 行
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
91人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月09日
参加申し込みの期限
2014年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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