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ネコミュージックフェスティバル in SUMMER!
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クラウンギアの五人はステージを降りた。
短い演奏時間だったが、両肩にはずっしりとした疲労があった。
しかしそれ以上に、胸には充実感がひろがっている。背中から翼が生えて、飛んで行ってしまいそうなほど。
だから、運営クルーに撮ってもらった五人の記念写真は、どの顔も笑っていた。
「譲さん剛さん! まずは、ありがとうっ!」
祐は二人の頭をゴリゴリっと撫でて、
「よし! 他のバンド観ながらプチ打ち上げといこうぜ」
「あいたた! そんな感謝の仕方があるかいな!」
剛は非難するが楽しそうだ。ステージに上がるまでは、大舞台への不安があった。瞳の色のコンプレックスもあった。失敗したらどうしよう、そんな風に悩んだりもした。
けれどベースを鳴らしているうち、そんなことはどうでもよくなった。楽しんだもん勝ち、そんな、当然と言えば当然のことを思いだしたからだろうか。
「そうだね。ドリンクでも買って、他のバンドの演奏を楽しみながら呑みたいな」
譲が応じると、ここで、示し合わせたかのように、
「よし! じゃあ出発!」
祐は剛の右手を、
「ゴー!」
譲は剛の左手を、
それぞれつかんで引っ張ったのである。
ところが剛は引っ張られる瞬間まで事態を理解せず、
「みゆちゃん! 俺、結構良くなかった? 褒めたって……」
などと深雪に話しかけようとしたのだが、それは成立しない。
「え、諸星と伊予の兄ちゃんがた? なんで俺を捕まえ……アッー!」
と謎な奇声を発しながら、祐、譲の両名に引きずられていったからだ。
「ってか、なにすんねん! 自分らおっさんて呼んだろか-!」
「俺たちがオッサンならお前は空気読めないクソガキだろーが」
「剛さんは俺たちと遊ぼうよ」
言いながら譲は振り向き、深雪と渚砂に、
「深雪さんと渚砂さんは2人で楽しんできてねー♪」
と手を振った。ダブルで剛を連行(?)しつつ、
「俺アルコール欲しいなぁ……買いに行こうか」
「やっぱライブ観るなら酒だよな! 呑んでパアッといこうぜ!」
などと成人男子ふたりは会話するのだが、未成年剛としてはこう言うほかはない。
「って、酒呑むんかい! やっぱおっさんやん……!」
「まあまあ、剛さん、ジュースおごるからそうむくれないむくれない。じゃあ道々、次回のライブの計画について話そうか」
「え? 次回!?」
剛は心のウサ耳を、ぴょんと両方まっすぐ立てた。
「まあ仮定の話だが、今度はフルサイズでやってみてぇな」
祐もニヤリとこれに応じる。
彼らの夏は、まだまだ続く。
やや遅れて着替えを済ませた渚砂は、ぐるりと首を巡らせた。
「あれ、TASJOGOの三人はどこかへ……」
「他のバンドを観に行くってさ」
渚砂を待っていたのは深雪だけだったのである。
「なんだー、みんな薄情だなー!」
「まあ俺らもそうするとするか。会場内でまた会えるだろ」
「そっか」
にぱっと渚砂は笑った。なんだか嬉しくてたまらないように、
「よし、深雪! 一緒にまわるか!」
深雪のほうは通常モードである。
「そうしよう」
ふたりはならんで歩き出す。
「実はすっごく今日楽しみだったんだ、マラソン以来の行事だぞ、自分が初めて島の一員としての行事だぞ! 一体になるって感じですごく演奏楽しかった!」
興奮気味の渚砂の声だ。ライブが成功したことにはしゃいでいるのか、深雪と一緒なのにはしゃいでいるのか、いや、きっとそのその両方だろう。
このときぽつりと深雪が言った。
「ああ、そういえば、渚砂にご褒美だったな」
「え?」
「まあ頭撫でるくらいだけど……撫でやすいように屈め!」
ところがこの発言をどう誤解したのか、
「屈めって……演奏下手くそだったからか!? 土下座か! わかった!」
なんて言っていそいそと渚砂は膝を折ったのだが、その頭に深雪の手を感じて、動きを止めた。
頭を下げているので渚砂には深雪の顔は見えない。
でも表情は、わかる。
きっと、微笑んでいるのだろう。
「今日はありがとな。おかげで楽しい時間がすごせたよ」
「えへへ、ありがとう深雪……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
阿瀬春
笈地 行
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
91人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月09日
参加申し込みの期限
2014年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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