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羽根が生えるまで
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眼鏡を外し、ハンドタオルで顔を拭う。ついでに汗塗れの短い髪もごしごしと擦って、
芽守 健作
は熱湯の中に居るかのような真昼の気温に息を吐く。黒縁眼鏡を掛け直し、路地の突き当たりに揺れる陽炎に視線を伸ばして、
「……おや」
夏の陽に眩しく揺らぐ景色のその中、見知った立ち姿を見つけた。
「景貴じゃないか」
焼き鳥の美味そうな煙が吐き出される店の前、健作の声に
荒井 景貴
は振り返る。
「健作」
「昼間に外で会うなんて珍しいね」
「店がお休みでね」
「ああ、休みなんだね」
健作は頷き、柔らかな笑みを浮かべる景貴の傍らに立つ女性へと眼を向ける。艶やかな黒髪と色っぽい黒い瞳に、見覚えがあった。
「蒼澄さん、……だよね?」
「久しぶりね、芽守君」
懐かしげに目を細めて微笑む
蒼澄 永姫
に、久し振り、と健作は笑む。
「今は何やってるのかな?」
「看護師よ」
深夜勤務明け、仮眠室で短い睡眠を取っただけの眼になるべく疲れを見せず、永姫は微笑む。
折角の休みに真直ぐ帰宅するのも、と思い、行きつけの焼き鳥屋に立ち寄ろうとして、
(まさかこんな所で高校の同級生に会うなんてね)
それも、荒井君と芽守君、二人も。
仮眠室で見たいつもの悪い夢の残滓が懐かしさに吹き飛ぶ。
気分転換にと此処まで来て良かった。
「ね、同窓会、しない?」
久し振りに顔を会わせた嬉しさのまま、永姫は提案する。懐かしいあの頃に戻ったように、楽しみたい。
「今から同窓会?」
健作が眼鏡越しの目を瞬かせ、
「うん、いいね」
景貴が楽しげに大きく頷く。
「じゃあ……」
健作が懐から携帯電話を取り出す。
「誰か捕まりそう?」
「賑やかな方がいいものね」
「藤谷、確か今日は来れるんじゃないかな」
この時間に捕まえられそうな同級生のアドレスを探し出す。
「藤谷さんね」
「ああ、美鶴さん」
永姫と景貴が顔を見合わせて頷き合う。健作は
藤谷 美鶴
に連絡を取る。
手短に場所と用件を伝えれば、
『いいね、行くよ』
電話の向こう、明るい声で二つ返事が返って来た。
『寝子高校OGと言えば……真衣にも声を掛けてみるね』
高校時代と変わらない声に、そう言えば藤谷さんと三ッ川さんは親友だった、と思い出す。
「うん、待ってるね」
『暑いから熱中症に気をつけてね。先に店に入っていて』
「そうさせてもらうよ」
通話を終わらせ、頭上から照りつける太陽を手庇で仰ぐ。何処からか、蝉のけたたましい声が聞こえる。
「藤谷さんと三ッ川さんが来てくれそうだよ」
先に中に入っていよう、と二人を促し、店の扉を開ける。
「今日は、……おや」
戸を開けた途端に雪崩寄せる冷風と焼き鳥の匂いに眼鏡越しの目を細めて、健作は奥の席に神無組の面々を見つけた。随分と酒の回ったらしい文貴と松崎の隣には、もう一組、褐色美女と頑丈そうな男性の二人連れ。隣り合わせた縁なのか、元々の知り合いなのか、宴もたけなわに盛り上がっている。
「文貴さん、暖簾さん。イヴさんと柘榴さんも」
健作に続いて店に入った景貴が丁寧に頭を下げる。
「……ん?」
椅子の背にもたれる格好で寝こけていた暖簾がぱちりと目を開けた。ぐうっと伸びをし、椅子に掛けた帽子やスーツを手早く纏う。
「よ、ケーキ屋」
「四代目、鹿黒さんも目を覚ましやしたし、そろそろお暇いたしやしょう」
松崎の控えめな申し出に、散々飲んだ文貴はけれどそうとは感じさせない足取りで立ち上がった。
「ありがとよ、美味かったぜ」
旧市街に長く居を構える任侠らしい気前と引き際の良さを見せ、
「じゃあな」
景貴と健作に短い挨拶を投げ、ついでに永姫に流し目をくれて店を出る。
「ごちそうさん」
「ありがとうごぜえやした」
暖簾と松崎が組長に続き、
「俺達もそろそろ帰るか」
「そうネ! また来るヨ!」
毒島夫婦もお勘定を済ませる。
「イヴ、足元気をつけろ」
「うん、ありがとネ」
「毎度ありがとう、お大事にねえ」
仲睦まじく店を出て行く夫婦を見送り、割烹着姿の女将は腕まくりをする。
「ちょっとだけ待っててね。片付けちゃうから」
「あ、後からもう二人来ます」
健作の言葉に、女将は嬉しげに頷いた。手早くカウンター席を片付け、お冷とおしぼりを人数分並べる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月03日
参加申し込みの期限
2014年06月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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