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◆
夏川 茜
はおじいちゃん、おばあちゃんとの三人暮らしである。
その家は、いい感じに年季の入った木造住宅。。
そして、そんなお家にクーラーなんて便利なものが存在するかといったら、するわけがなくて。
だから夏休みの間は、図書館で勉強するのが習慣になっていた。
「いってきまーす!」
日差しに負けない元気な挨拶。図書館へ。
母親の営むクリーニング店の手伝いもなし。かといって、誰かに会う約束もなし。
つまり今日という日は、一切の予定がない。
完全なるフリー。フリーダム俺。
そんなフリーダム
廻 春告
は、とりあえず勉強することにした。予定がないからって、遊んでばかりいるわけにもいかない。
賢くなるのも親孝行の一つ、なんて。
涼をとりつつ勉強するだけなら自宅でもできるのだが、今日はいつもと気分を変えて図書館ですることにした。
「じゃあ行ってくるよ、母さん」
◆
図書館へ向かう道すがら。
春告の目に留まったのは、前を行く小柄な後ろ姿。
明るい茶色のボブカットを揺らして歩いているその人は――
「……もしかして、夏川先輩?」
他に人も居なければ、車も通らない夏の道。他に音といえば、暑さを増させるセミの鳴き声くらい。
それも、彼の声を遮るほどのものではなくて。
名前を呼ぶ声に、茜は振り返った。呼んだのが誰かを認めるや、驚きに目を丸くする。確かめるような口調で、
「わ、廻くん……だよね?」
春告が答えるよりも先に、茜はたたっと彼の方へと駆け寄る。
「うわあ、本当に会えた! あの、不思議な空間で会ったの……覚えててくれたんだ!」
こんなにすぐ再会できるなんて、と茜は驚きつつも嬉しそうな様子。
「ええまあ。あの時はろくに挨拶もできずに別れちゃったから、改めて挨拶しなきゃなって思ってたんですよ」
「あの時はね、一瞬目を離したら居なくなっちゃってて」
まあ、二人があの時出会ったのは不思議な世界でのことだ。前触れなく別れることになったのも、誰が悪いとい話でもない。
「そういえば、先輩も図書館です?」
ふと思い出したように、春告が言う。
「うん。私の家クーラーないから、夏休みは図書館で勉強するのが習慣なの」
クーラー無しの生活を想像してしまい、春告は想像上の暑さだけで一瞬げんなり。それを頭から追い払い、
「俺も今日は図書館で勉強しようかと思って。よかったら、一緒に勉強しません?」
こんなところで再会したのも、きっと何かの縁。丁度いいし提案してみる。
それに、迷惑じゃないようなら頼りたいというのもあったり。
「もちろん! せっかくだもん、勉強教えてあげるねっ!」
ノータイムで、笑顔と共に茜は応えた。
◆
図書館の片隅。窓に近いテーブルの辺りに春告と茜は陣取った。
「それで、廻くん苦手な科目とかはある?」
周りの席に人は居ないけど、場所柄自然と声のトーンは落ちて、小さなものになる。
「実は、数学があんまわからなくて」
頭をかきながら答える春告に、そっかと小さく頷く。ぐっと拳を握り、
「これでも授業の内容についていけるぐらいには勉強してるから、問題無く教えられる……はずっ」
……最後の方は、若干声が小さくなっていた。
「……」
不意に、茜は春告をじっと見た。二人の身長差は、数字にすれば30センチほど。だから、自然と見上げる形に。
背も低くて童顔な彼女に比べると、春告はかなり大人っぽく見える。
「……先輩?」
「あ、ううん、なんでもないよっ」
自分より背が高くても、自分より大人っぽくても、後輩には変わりない。そう、先輩なんだから大丈夫!
「先輩にお任せだよっ」
どこか開き直った様子で、茜は胸を張った。
(……うん。そう。先輩、なんだよな)
その姿に、まるで自分に言い聞かせるようにそんな事を考えてしまう春告。
なんと言えばいいか。身長というか、見た目がというか。
……小さいから、同級生もしくは年下のようについつい思ってしまうのだけれど。
彼女はれっきとした先輩なのだ。
しっかりしてそうな雰囲気は、春告も感じているのだが、うん。
「……やっぱ小さいから」
ぽそっと、漏れてしまった。
瞬間、茜の背中から凄まじいオーラのようなものが立ち昇る。少なくとも、春告にはそんな風に見えた。
「――何か言った?」
「ナンデモナイデススイマセン、ヨロシクオネガイシマスセンパイ」
謎の迫力に、ついカタコトになってしまった。
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担当ゲームマスター
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月29日
参加申し込みの期限
2014年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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